疲れた

お見合い系サイトの話を書いたばかりだが、実はメインで活動していたサイトを
2ヶ月ほど前に退会してしまった。


申し込みメールが少ないとか、実際にメール交換したりデートしたり、といった
活動がはかばかしくないから、というのも理由のひとつだが、ネットでのパートナー
探し活動に疲れ果ててしまったから、というのが退会の最大の理由だ。


そのサイトは異性にメールを出したり交際を申し込んだりするのに経費がかからないので、
多少は「まずはメールからでも」という申し込みはやってくるのだが、どのメールも
返事を出す気力がなくなるほど、そっけない内容であることが多いのだ。
明らかに「ダメモトでも、かたっぱしからメールを出してみるか」という態度が
見え見えのメールなのである。


プロフィールは最低限のことしか書いておらず、メールの内容も
「はじめまして。あなたのことに興味をもちました。よかったらメールください」
という申し込みばかりでは、いったいどんな返信をすればいいのだろうか。



もちろん「30代も後半の女に申し込みが来るだけマシ。文句をつけるのは贅沢というもの」
という意見もあるだろう。私も最初のうちは、基本的にメールを出してくれた相手には
律儀に返事を書いていたのだ。しかし、最初につまらない内容のメールを出してきた
相手からは、こちらの書いたメールをきちんと読んでいるのか?と疑いたくなるような
返事ばかりが返ってくるのである。相手のプロフィールを熟読して「○○さんは××が
お好きなのですか?」と話題を振ってみても、「はい、そうです。ところで…」と全く
関係ない話を書いてくるので、会話のキャッチボールができないのだ。


ただでさえ仕事で忙しいなか、睡眠時間を削って一所懸命メールを書いているのに
なかなか報われないし、やはりメールをもらったからには2日以内に返事を書かないと
相手に失礼だし、とほとんど義務のように楽しくもなんともないメール交換を続けている
日々に、あるときからすっかり嫌気がさしてしまったのだ。


相変わらず仕事や他の活動で忙しい日々は変わりがないが、深夜、無理をして
気乗りのしないメールの返事を書かなくてはならない、というプレッシャーからは
解放されて、かなり精神的には落ち着いてきた。


そのサイトでの活動は休止してしまったが、また何らかの形でパートナー探し活動は
再開するつもりはある。それまでは、しばらくお休みということで。

孤独であるということ

30代後半で独身だと言うと、「早く結婚しなよ〜」と言われることは殆どなくなったが、
「老後がさびしくなるよ」とか「孤独死しないように」と言われたことはある。
心配してくれるのはありがたいが、アマノジャクな私は、余計なお世話だ、と思わなくもない。


配偶者がいれば、あるいは、子どもがいれば、年をとってもさびしくなくなる訳ではないだろう。

たとえば、私は高校生のころ、様々な事情で親と一緒に暮らすことのできない子どもたちが
生活している施設にボランティアに行ったことがある。小学生の女の子と一緒に楽しく遊んで
いたときに、ついうっかり自分の親の話をしてしまい、あっ、しまった、と思う間もなく
みるみるうちにその女の子は顔を曇らせて無口になってしまった。あぁ、本当に悪いことを
してしまった、と心から反省した瞬間であった。

また、私の母親は老人専門病院に勤めていたことがある。身近に家族が住んでいるにも
かかわらず、家族からの許可が出ないので、家に帰りたくてもひっそりと病院でお正月を
過ごさなければならなかった老人たちが何人もいた、という話も母から聞いている。

何年も前に私が結婚していたころ、といっても別居寸前のころの話ではあるが、配偶者に
自分の気持ちが全く伝わらずに辛い日々を過ごしたこともある。あの頃は、同じ屋根の下に
二人で住んでいても、ひしひしと孤独を感じていたものだった。

家族がいる=孤独からの解放、ということではないのだ。


少なくとも私は、さびしさから逃れるためだけに結婚したり、子どもを産んだりしたくはない。
それよりもひとりで生きていくことのほうが、辛くても幸せだと思っている。

将来のパートナー探しは現在のところ、暗礁に乗り上げているが、いい相手に出会えなかったと
しても、ずっとひとりで生きていく覚悟はできている。それでも、全くパートナー探しを諦めた
訳ではないので、あせらず道をさぐっていくつもりではあるのだが。

お見合い系サイトとは?

お見合い系サイトの実態について知りたい方はいらっしゃるでしょうか。
それとも、お見合い系サイトって初耳だけど?という方もいるかな。

ということで、私が登録していたお見合い系サイトについて少しお話したいと思います。


お見合い系サイトを簡単に説明すると、「結婚を前提とした男女の出会いをサポートする」サイトかな。
たいていのサイトでは、入会資格として男女とも独身限定であることが必須となっています。
また、正式な会員になるためには運転免許証やパスポート、健康保険証などのコピーの提出が必要です。なので、世間でよく言われる「出会い系サイト」よりは、入会のための敷居が高くなっていて、少しは安心して利用できるようになっています。
場合によっては、戸籍抄本や独身証明書(というものを市町村で発行してくれるらしい!)を提出している方もいらっしゃいますね。

サイトによって違いはありますが、基本的には、年齢や住所(県や市レベルまで)、職業や趣味、年収、学歴、身長、体重、家族構成、結婚相手に対する希望や自己アピールなどを細かく記載して登録します。希望すれば写真を載せることもできます。

お見合い系サイトにアクセス後、希望する条件(たとえば年齢や年収など)で会員検索して、気に入った相手のプロフィールを見つけたら、まずメール(これも通常はそのサイト独自のメールシステムを利用していて、直接メールアドレスが交換できないようになっている)を出すことから全てははじまります。お互い好感をもったら、メールの遣り取りから始まって、携帯電話の番号を教えあったり、実際に二人で会うこともあります。うまくいけばそのまま交際にまでつながりますが、たいていは途中でサヨウナラ、というパターンが多いですね。

おおむね、個人を特定できるような情報を載せないなど、会員のプライバシーに配慮したものになっています。
とはいえ、いくらでも自分の身元をゴマかすことはできるし、ウソのプロフィールを掲載することもできるので、どこまで相手のことを信用するかが問題になるんですけどね。
(つづく?)

病めるときも

「ETVワイド ともに生きる」という番組を見た。
今週のテーマは「働きざかりのがん」。
肉親のひとりをがんで亡くしている私には、決して他人事ではない話題だ。


司会の小堺一機や出演者の洞口依子?ががん患者であることを、寡聞にして知らなかった。
ここ2〜3年、テレビ番組というものをほとんど見ないせいだと思うけれど、これは
かなり有名なことなのだろうか。それとも、たとえ芸能人であっても、がん患者で
あることを公表して仕事を続けていくのは、まだまだ難しいということなのだろうか。



私は『乳ガンなんかに敗けられない』をはじめとする千葉敦子氏の著作のファンであるのだが、
がんという病名の深刻さや病名を告げられるときに宣告と言われることなど、
彼女の闘病当時(昭和60年ごろ?)と、さほど状況は変わっていないのではないか、
と感じられることもあった。


番組中では、何人かのがん闘病中の患者やその家族が出演されていた。
患者も30代から50代の男女と、比較的若い人々だ。
家族や周囲の人々が患者をどう支えていくか、またがん患者の家族へのサポートは
どうすればいいか、治療にかかわる経済的問題はどうするか、と2時間の番組にしては
よくまとまった内容であったように思う。



ときどき、考える。
もし、今の私ががんになってしまったら。もしくは他の死に至る病にかかってしまったら。
今回の番組に出演されていたがん患者たちには、配偶者や子どもなどの家族がいるけれど、
ひとり暮らしですでに両親を亡くしている私には、頼るべき家族がほとんどいない。
パートナーもいないので、心の支えになってくれる人もほとんどいない。


まだかかってもいない将来の病気のことを考えるのは変かもしれないけれど、
切実にパートナーという存在がほしいと思うのは、こういう状況のときだ。
病気のとき。辛い状況のとき。よく言われるような、「嬉しいことは2倍に、
悲しいことは半分に」お互いを支えあえるような存在がいてほしいと思う。

30代独身女性についての考察

ぼちぼち日記を再開するとか書いておきながら、なかなか更新する時間がとれないでいます。


先日、同じように出会いを求めている独身女性の方たちと情報交換してきました。
私が登録していたのと同じネットでのmatching systemを利用していることが縁で
知り合いになった方の集まりです。

彼女達の年齢はだいたい30代、全員が正社員かつ総合職でバリバリ働いている女性ばかりで、
しかも実際に会ってみると「どうしてこんなに綺麗な人に彼氏がいないの!?」と
首をかしげたくなるようなレベルの高い人が多いのです。

しかし、よーく話を聞いていると、その理由がうっすらと理解できる気がしてきました。
彼女たちが男性に求めている条件が非常に厳しいものである、ということが
最大の理由のひとつでしょう。

今回お会いしてきた彼女たち自身が高学歴や高収入で、かつ自己研鑽に励んでいるタイプなので、
男性にも自分たちと同様、もしくは自分たちより上の条件を求めがちなのです。
ファッションセンスもソコソコで、もちろんハゲた男性やデブの男性はダメ。
しかも「頼りがいのある男性」「スマートにエスコートができる男性」でないと即却下!
といった具合で。

私などは「そこまで完成された男性を求めなくても…」と思ってしまうのですが。



自分自身にもいくつもの欠点はあるし、その欠点を認めるのと同じくらい
他者(ここでは対男性)の欠点も認めてあげられる、という寛容さが大切
なのではないかなぁ、なんてことを考えてしまいました。

とはいえ、私自身も男性に対してはかなり厳しい脳内チェックシートを常に
発動させていますので、他人のことはいえないんですけどね。
反省しなくちゃ。

新規開店

書きたいテーマができたので、こちらの日記を復活させることにしました。


2年ちょっとのブランクの間に何をしていたかと言えば、まぁありていに言えば
生涯のパートナー探しです。と言っても活動を始めたのが一昨年末、実質の活動期間は
5ヶ月ちょっとくらいだったでしょうか。

パートナー探しはいわゆるネットでのmatching systemを利用していました。
そこで何人かの独身男性とメールのやりとりをしたり、実際にお会いしたり
してみて感じたことなどを書いていきたいと思います。



私の実感では、30代以上の独身男性の理想の女性像は、

・可愛いもしくは美人
・家庭的であること
・年齢が若いこと。自分より年下

に集約されてしまうことが多いように思います。
要するに、私のように30代後半で、家庭的でなく美人でもない女性はおよびではない、
ということなのです。ま、そういう一面もあるのは仕方ないでしょう。私だって、
若くて好感のもてるルックスの男性とつきあいたいですもん。


とはいえ、それまでノリノリのムードでメールをせっせと寄越してくれた男性が、
お互いに写真交換をしたとたんに、ぷっつりとメールを出してこなくなったり、
初デートのときに明らかに早く帰りたいという気持ちを丸出しにしている男性に
会ったりすると、すっかり気持ちが落ち込んでしまうことも多かったです。
お相手の方は、れっきとした30代40代の男性だというのに!


まぁ、それでも普段の生活ではお目にかかることのない人と交流することで、
いろいろ勉強になりました。

ということで、ぼちぼちと日記を再開していこうと思っています。
どうぞよろしく。