育休終了!

 本日をもちまして、一年間の育児休業が終了しました。明日の新入生向けオリエンテーションから復職です。
 とはいっても、息子の保育園の入園式は今週末ですし、来週月曜の保育開始後も「ならし保育」のためしばらくは午前中に帰ってきたり、お昼を食べ終えた頃に迎えに行かなければなりません。そんなわけで、しばらくは妻と交代で家で待機し、保育園を終えた後の息子の世話です。
 育児休業を終えた感想ですが、長かった・・・というのが率直なところ。息子が乳飲み子だったころは僕も父親初心者だったので、泣き叫ぶ赤ちゃんにどう対処してよいか分からず、とにかく抱っこし続けながらテンパっていました。仕事から帰ってきた妻に息子を預けて、近所のTSUTAYAスターバックスに逃げ込んだのも一度や二度ではありません。
 息子の泣き止ませ方、オムツの変え方、ミルクのあげ方等々、赤ちゃんの対処法に慣れてきたあとは、社会からの隔絶感がしんどかったですね。ズリ這いを覚えてからの息子は常に世話人の関心を惹いていたいので、こちらが新聞を読んだり、スマホをいじったりしていると、それを奪いにやってきて、外界の情報に触れさせてくれません。本などもってのほかで、仕事なんかは子供の起きてる時間にやるのは無理。。。0歳児と一緒の手前、教育テレビの子供向け番組以外をつけっぱなしにするわけにもいきませんし、毎日言葉を解さない赤ちゃんとずっと一緒というのは苦行です。これを何年も続ける専業主婦という存在は驚愕の対象でしかない。
 他方、凄い勢いで成長する子供と毎日向き合うことができたことも事実。仕事をして、毎朝の少しの時間か週末しか一緒に居られないならば、きっと初めての寝返りなどを目撃することなどできなかったでしょう。ずっと一緒にいたおかげで子どもが自分に懐いたかどうかははなはだ疑問ですが(五日ほど離れただけで息子は僕のことを忘れました・・・)、彼の少しずつの成長を見守り続けることができました。また、赤ちゃんとずっと一緒にいるという経験をした結果、子供がいくら泣いても動じない心を獲得することができました。悟りの境地です。
 今後は、保育園通いが始まれば病気も頻繁となり、息子はまだまだ親の手間を取らせることでしょう。これまで我が家の核家族に隔離されていたので免疫が付いてないですし。ただ、明日から息子のことを保育園や妻にお任せして、自分の仕事に戻るという面も確かにあります。アクセル全開で仕事のできないことを同僚や関係先にお詫びしつつ、子供のことだけにかまけていられない自分を妻に悪いなと思いながら、明日から少しずつ職業生活に戻ることにします。
 明日から子育てが終わるわけでは全くないですが、これが一区切りというのも事実。僕の育児休業日記はこれでお終いとさせていただきます。一年間のご愛読をありがとうございました。

信用金庫

 四月から入所する保育園の保育料引き落とし用の口座を作りに、駅前の銀行に行ってきました。正確に言うと、信用金庫ですが。認可保育所なので、保育料は市役所に納め、そこから親の支払う保育料にかかわらず、措置費が市役所から保育園に支払われるという流れです。そして、市役所への支払のため、口座引き落としは郵便局か地元の金融機関しか認められていません(これは水道料金も同じ)。我が家のメインバンクであるメガバンクの一つでは駄目なんですね。支払票で毎回払いに行くのも面倒なので、地場の信用金庫に口座を作ることにしました。
 信用金庫の窓口で口座を作りたい旨を告げると、中年の男性が応対してくれました。ベビーカーを押して父一人子一人やってきたので、「今日はお仕事お休みですか?」と尋ねてきました。僕が「いえ、育児休業中なんです」と答えると、「大変ですね〜」と応じてくれました。子育てを少しでも経験していると「育児休業で一日中子供の面倒 → 大変」とう思考回路が働くようです。これが、子育てをしたことのない人だと、男女問わず、「育児休業で仕事しなくてよい → 羨ましい」という反応になりがちです。人間、やってみないと分からないことって多いんですよね。
 さて、金融機関に口座を作るというのもいろいろと手続きが多くて、信金のカウンターでしばらく説明を聞きながら書類に記入していました。ベビーカーの上で暇を持て余す息子は、ずーーーっと何かを喋り続けていました(喃語なので意味不明)。あんまり喋るので、応対してくれた男性職員に「ボク、ほんま、よう喋るなーーー」と感心されてしまいました(!?)。これできちんとした日本語を覚えたら、どれほどうるさいか心配です。
 書類を書き終えると審査があるようで、しばらく待たされました。もう飽きの来ている息子をカウンターで待たすのは限界だったので、ちょうど待合スペースに設置されたプレイグランドで遊ばせることに。自分の身体の大きさほどあるクマのプーさんのぬいぐるみや、ひらがなの書いてある積み木など、面白いもの満載の遊び場だったので、息子は興奮してやりたい放題。「キー!!」と叫んで他のお客さんに睨まれないかヒヤヒヤしながら一緒に遊んでいました。そんなこんなで、ようやく口座を作ることができたのでした。


やっぱりお母さんが好き!

 やはり、男の子にとって母親というのは特別な存在のようで、最近、息子による妻と僕との間の扱いに大きな差ができてきました。最近、実験に忙しい妻と一緒に遊べる時間が減っているというのもあると思いますが、家族でスーパーなどに買い物に行くと、ベビーカーに載せられるのはかなり不満らしく、妻の抱っこを泣いて求めます。僕と息子の二人で買い物に行くときは、そういうことはありません。買い物している間ずっと抱っこを求めるので、腕が疲れた妻は僕と抱っこを交代するのですが、僕が抱っこすると身を乗り出し、腕を伸ばして妻を求めます。
 赤ちゃんだったころは、抱っこによる身体的安心感を提供してくれるなら誰でも良かったと思うのですが、自我が発達してきたいま、自分のお気に入りの人(=お母さん)しかお気に召さないようです。どんだけ甘えん坊なんだと思いますが、これが普通なんでしょうねぇ。

観葉植物

 息子の風邪は咳もおさまりほぼ快復したものの、まだ鼻水がのこっている感じです。こちらも鼻水と咳少々なのですが、これは風邪の名残ではなくて花粉症のせいかもしれず、風邪の方は全快かも。そう考えると、息子の鼻水も花粉症という可能性もなきにしもあらず。幼児の花粉症というのもあるそうですので。(乳幼児は症状を言葉にできないのでなかなか気づかれないのだとか)

幼い子どもの花粉症

 さて、身体が本調子になって凄味が増してきているのが息子のイタズラです。先日、寝付かせのため部屋を暗くしてベッドで添い寝していたところ、まだ遊び足りなかった息子は自分でベッドを降りて寝室をパトロール。「まあ、危ないものも置いてないし、洗濯バサミをばらまくぐらいだろう・・・」と楽観していた僕は、睡眠不足もあって、ベッドでほんの少しの間、うたた寝してしまいました。
 そして、次に「ガタン!」という音で目を覚ますと、寝室に置いた衣装キャビネットの中段に息子が立ち、息子の手の届かないようにキャビネットの上に置いていた観葉植物の鉢をひっくり返して、その中の土を引き出しに入れて遊んでいました!どうやら、下から二段目の引き出しを引き出してその中のタオル類をすべて外に出し、次にその段になんとかよじ登って引き出しの上に立ち、鉢に手を伸ばしたようなのです。
 「うわっ!何やってるの!!」と叱りつけてから、隣の部屋に閉じ込め、その間に掃除機で床とキャビネットの引き出しを掃除して寝室を再び寝られる状態にしましたが、閉じ込められた部屋で息子は僕の衣装キャビネットの引き出しを開けて何かを物色していました。まったく反省の色が見られません。

家族全員ダウン

 息子の風邪は火曜日頃に熱も下がり小康状態となったものの、木曜日ごろから鼻水とセキがひどくなってきました。それはもちろん可哀そうなのですが、セキ・鼻水・くしゃみにより病原菌を家中にまき散らした結果、両親ともにダウン。
 まず、苦しくて夜中にうなる息子の面倒を看ていた妻が発熱。のどの痛みと鼻水がひどく、息子とほとんど同じ症状です。そして、↓のような器具で息子の鼻水をすすったり、抱っこされながら顔で鼻水をなすりつけられたりした結果、僕ものどの痛み・くしゃみ・鼻水・倦怠感という結果。

 そろそろ最初に風邪をもらってきた息子が快復して元気になってきたので、グロッキーな両親は相手をするのがなかなか大変。まあ、保育園に子供を入れた経験のある人に聞くと、最初の半年や一年は、子供が風邪をもらう→看病する両親に伝染る→子供元気になる、という繰り返しのようなので、その洗礼を浴びたというところですね。


初めての発熱

 予防接種の副反応か、保育園でうつされたのか、はたまた小児科でもらってきたのか、変数が多すぎて特定できませんが、息子が日曜日から熱を出して寝込みました。熱を出して寝込むのは初めてです。
 日曜日の日中に面倒を看ていた妻によると、目は開いているのに布団の上で寝ながら親指をチュパチュパやって動こうとしないので熱を測ってみると38度台後半の発熱だったとのこと。相当だるかったのでしょう。
 熱だけではなくて、鼻水がひどかったです。寝ている間に出てくる鼻水が苦しいのでシーツに顔でこすり付け、それが顔にくっつくので、月曜日の朝に起きてきたときは顔がカピカピ。とにかく具合が悪くて機嫌が悪いので、それを濡れタオルで取ってあげるのも一苦労でした。また、発熱中は食欲がなく、お粥はおろか、大好きだったはずのバナナも手で「いらない!」と押しやる始末。すりおろしたリンゴを食べて過ごしていました。
 結局、熱は日曜日と月曜日に38度台で高止まりしていましたが、火曜日には下がりました。火曜日の夜には鼻水もだいぶ収まって機嫌も良くなり、元気に部屋中を駈けずり回ってました。
 夜中に苦しくて起きる息子の相手をしていた妻もかなりヘバッていたので、これから保育園に通うようになって病気をもらってくることを考えると先が思いやられます。




具合が悪くて撮影拒否する息子。

予防接種

 息子も1歳を越したので、麻疹・風疹・水疱瘡の予防接種を受けてきました。保育園に行って伝染されて、長期登園停止処分になったら困りますし。
 さて、受付で予診表を渡して予防接種専用の待合室に入ると息子は突然大泣き。どうやら、最近知恵のついてきた息子は、これから自分の身に降りかかる災難に気づいてしまったようなのです。なんとか抱っこしてなだめたものの、診察室に呼び込まれたらもうダメ。男の医師の顔を見た途端に火を噴いたように泣き出してしまいました。暴れる息子を抱きかかえながら服を脱がせ、胸と背中に聴診器を当ててもらい、のどを診てもらいますが、お医者さんも苦笑するぐらいの泣きッぷり。診察結果やワクチンのロット番号などをパソコンに打ち込んでいる時間があり、「あれっ?」と一瞬泣き止む瞬間はありましたが、注射のために腕を出させられると、僕の膝の上で身体を思いっきり反らして抵抗。結局、僕+看護師二人で押さえつけて注射してもらったのでした。

 もう、注射が怖いことは分かってしまったので、これからの予防接種はずっとこんな感じなのでしょう。


予防接種のあと、ケロッとしてスターバックスでくつろぐ様子。