「英語教育の明日はどっちだ!」活用術

過去ログの検索に、はてなブログの検索窓を利用する人は結構いるのだろうと思うのだが、あくせく、じゃなかったアクセス解析を見る限りでは、効率よく検索している人は余り多くないようなので、
How to make the best of “TMRowing at best”
をお届けしておきます。

  • まず、このブログを書いているtmrowingという人がどういう経歴の人なのか、を知りたい、という方は左のアンテナの「プロフィール」か写真をクリックして中に入ると、過去の著作・執筆がリストになっていて概観できます。
  • このtmrowingという人の専門は一応「ライティング・英作文」ということになっていますので、検索窓にキーワードを入れる場合はさらにもうひと言、プロフィール欄にある著作などキーワードを加えた絞り込み検索の方法が確実かと思います。「パラグラフライティング」「sentence level accuracy」「フィードバック」「添削」「タテ糸」「ヨコ糸」などという感じで。
  • 「表現ノート」に関しては、スキャンした生徒のノートの画像をアーカイブに示していますのでそちらをご覧下さい。(http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/200407)
  • 「リーディング」「読解」に関しては、tmrowingさん自身は首尾一貫していると思っているのでしょうが、「和訳」「要約」「パラフレーズ」「top-top」「bottom-bottom」などのキーワードで述べられている内容は、その時は「おおっ」と思うものの相互に関連しているようで今ひとつわからない、というものが多いかも知れません。ただ、「高ため三部作」というのは気になりますね。
  • tmrowingという人は意外に、「リスニング」関連で仕事を頼まれているようですので、その関連の記事も多くなっています。「ディクトグロス」「dictogloss」などの検索ワードが非常に多いようです。関連すると言えば、「対面リピート」や「イカソーメン」などもありますが、普段の授業で頻繁に使っている活動なのであまりピンポイントでは効かないかも知れません。
  • 語源や接頭辞・接尾辞に関してtmrowingさんは一貫して初学者・入門期の学習者には消極的・否定的です。相変わらず "triumph" が検索語上位にあるようですが、そこから辿っても芳しい記述は得られないかと思います。
  • tmrowingさんは文字指導について並々ならぬこだわりを持つようです。Rosemary Sassoonの書体や指導体系に倣うところが多いように思われます。「縦書き」と良く書いていますが、これだって、tmrowingさんのオリジナルではありませんからね。
  • 「英詩」に対してはコンプレックスの裏返しなのか、tmrowingという人は執拗に言及している気がします。体系だった記述はあまりないようです。
  • 権威に対して牙を剥くような物言いが多いように感じます。某知事ネタは結構期待して読んでいますが。
  • 「本業」での実績や活躍にあまりリアリティが感じられないのは、マイナーな競技だからなのでしょうか?「UT」とか「加速」とか、よく分かりません。

第一回はこのあたりまで。

本日は、午前中短縮授業、午後は奉仕活動。
授業は高2で2コマ。
前回の授業では、

  • 1レッスン分の英文をベタ打ちし、ワークシートとして配布。裏返したまま全文をリスニングし、聞き終わってから情報を書き出す。2回。
  • 表にして、私の範読を聞きながら、文字を目で追って最後まで行ったら、裏返し書き足す Flip & Write。
  • テクストタイプの4分類を確認。物語文の特徴を確認し、聞きとるべき大きな流れを実感させる。
  • チャンクごとに改行しセンタリングしたワークシートで範読ガイド付きFlip & Write。書き足すのは最初の紙へ。
  • 指示語・代名詞に着目出来るよう下線と太字を使ってある新たなワークシートで書き足しまで同じ作業。
  • 意味上の主語や分詞構文・付帯状況の動作主を確認できるようにワークシートを使い書き足しまで同じ作業。
  • 書き出した情報から、物語が復元できるか確認。

ここまで終了していたので、そこからの発展・掘り下げ。

  • 動詞の時制・活用形、準動詞に原形を配置し、それを適切な形に直しながら読み進める。
  • 構文のやや難所を中心に下線部訳を8カ所。
  • 主題にからむ内容に関して日本語で答える記述の設問。

を経て、

  • テキストの解答・解説の冊子を読んで、自分の出来不出来とその原因を確認。

二コマ目は、

  • 下線部訳8カ所の「着眼点」「チェックポイント」を指摘。
  • これまでに使った一連のワークシートで次々とRead & Look-up。計4種類。
  • 前置詞・接続詞に着目し、3択から最適な語(句)を選びながら音読のスピードで読み進める。
  • 冠詞 (a/an, the, Φ) の3択から最適なものを選びながら音読のスピードで読み進める。
  • 全体の理解の確認

というところ。自宅に帰っても音源があり、解答・解説も手元に既にある中で、自分一人になった時に何をするのか?何が出来るのか?各自が向き合うべし。

日本テレビが来年3月でプロレス中継を打ち切ることを発表。開局翌年の1954年からの55年間続いた最古参番組に幕。今後はCSのみでの継続か。
『英語青年』(研究社)が来年3月での休刊を発表。1898年創刊から110年の歴史に幕。今後はweb magazineとして存続の模様。一高校教師が二回も原稿を載せてもらったことに感謝。内田樹のブログ記事と併せ読み、暫し沈黙。
放課後は学年会議。
進路ガイダンスの打ち合わせ。
寮の当番を経て帰宅。
『相棒』。
薫ちゃんとのお別れ。輿水&和泉コンビで餞。

本日のBGM: グッドバイから始めよう(佐野元春)