アジサイ


 虫、虫、虫。
 血を吸いに来たり、刺しに来たりするのを含め、いまのここは、虫の王国。
 虫の大きさって、どうしてなんだろう。植物の花の大きさとも繋がっているのかも。ぼくらより小さい虫の目に映る環境は、ディテールが増える分、情報のタイプが違っているのかも。
 写真は、アジサイを空に向かって這い上がる虫気分。

群れる馬の中で。


 暑い夏、涼を求めて高原にいく。けれども高原もそれなりに暑く、暑さで活動がさかんな虫たちの攻撃を避けるため、馬たちが群れている。群れの中は風も吹かず、馬の匂いが充満している。暑い。そうした馬群に好きこのんで入っていく男たち。
 こういうふうに馬の群れに囲まれて、しばし非日常を味わう夏っていうのも、新しい余暇としてどうかな?

暑中お見舞い


 東北の遠野も暑いのだから、もっと南の地域はさぞかしかとお察しします。
でも、そんなに長くつづかない北の夏。思い切り満喫する心構えでいたいとは思うものの。暑いものは暑い。で、エアコン普及率が低い北の国で涼をとる雪の写真。

出遭い

 先週、クマにあったけれど、きょうはカモシカだった。カモシカはチビで、うちの大型犬のフウよりは大きいぞ、っていうくらいの仔カモシカ。びしょぬれで、沢から来たみたいだ。アスファルトに横断する形で水滴の滴った跡を落としていって、晴れた朝だったけれど、20分近く再びその道路を通っても、その跡は残っていた。
 朝の6時から7時ごろ、犬たちとジョギングするのだけれど、クマもカモシカもどっちもそのとき走っている道の向こう側に、突然、現れた。
 この時期、道路にみんな来たいのか、ちかごろ、いろんな動物とばったり出会うことが多いような気がする。それともこっちが人間という危険動物っぽくなくなってってきたのか。それともとにかく人間の侵入が迷惑なのか。でも、ここいらは、人は減るばかり、なんだけどなあ。山の使い方の歴史のせいかな、ここ最近の。どれも憶測だ。
 残念のなのは、走るときは、汗で曇って邪魔なので眼鏡をはずしていて、見えている物体の輪郭がてんではっきりしないこと。その性能の悪い視力も、動物との接近遭遇に関係あるかもなあ。
 こっちからすると、もっと観察したいのに。なんだけどね。

寺沢ホースフェスティバル


 ことしで9回目となる寺沢ホースフェスティバル。寺沢高原は、晴れた日の展望がすばらしいところだが、本日は濃い霧のなか。インディアンコスチューム・ライダーもいたりして、日本的な風土から遠い場所にいるような、幻想風景なのだった。