地震について思うこと再び

仕事先で同僚が震災を受けて「自分は思い上がっていた」と言ってました。

震災で避難生活をしている人はもちろん、仕事場がなくなって困っている人、部品の供給がストップして困っている人がいかに大変な思いで日々を過ごしているのかメディアを通じて知り、「普通に生きる」ということの難しさが身にしみる思いです。

自分の甘さを痛感させられました。

地震について思うこと

東北地方太平洋沖地震から早2週間。被害に遭われたかたにお見舞い申し上げると同時に犠牲者のご冥福をお祈りします。

私は今回の地震は効率最優先の社会に対して警鐘を鳴らすものだと思えてなりません。
生産拠点を集約した結果いざ大惨事となると全国に対して物流がストップし損害を大きくすることになりました。
首都圏に規模を集中させた結果、集中した電力需要に応えられなくなりやむなく計画停電になったこと。

効率化のおかげで安く物を売ることができるようになったのは事実なのですが、被災地の復興とともに効率化と引き換えに失ったものは何かを検証しなければならないと思います。

山陽・九州直通新幹線は「さくら」=17万通の応募から−JR

 JR西日本JR九州は26日、2011年春に山陽・九州両新幹線で直通運転を開始する新しい車両の名称を「さくら」にすると発表した。
 両社は昨年11月末まで名称を公募。「さくら」は寄せられた約17万通のうち、最多の約8000票で、新車両のコンセプトである「日本の美しさ」に合致することからも選ばれた。
 新車両は青磁を模した車体色や木を多用した内装などが特徴。最高速度は山陽新幹線管内で時速300キロ、九州内は同260キロ。新大阪−鹿児島間を約4時間で直通運転する。 

"つばめ"に並ぶ伝統ある名称ということで、復活を望んだ人が多いということだと思います。ちなみにJR西日本管内には木ノ本駅もあります。ちょっと脱線しましたが。
伝統といえば、寝台特急の富士が間もなく廃止となります。さくらと同時期に選ばれた名称なのでまたどこかで復活することを願います。

教養って何だろう

今日の朝日新聞で教養についての特集記事が組まれていました。
自分が思うに教養を身につけるということは自分で情報を得、それを判断する能力を身につけるということだと思います。
例えば歴史を学ぶことによって現在の民族対立の原因や戦争回避の努力を理解できるようになります。何故そのようになったのかを理解することが大事なわけです。
しかし今日のテレビ朝日の"Qさま"では、反対票を入れる自由も投票に行かない自由も無いという点に触れないで北朝鮮は国政選挙があると放送されていました。朝日が何を考えているのかは分かりませんが。

「もう疲れた」駅員に詰め寄る乗客も 新幹線システム障害

新幹線は運行管理システムが命なので、アキレス腱を突いたトラブルですね。
先日引退した0系から信号や標識を目視する必要が無いようになっていて、電車でGOにも車内に制限速度が表示されている場面があります。
帰省客には申し訳ないんですが、安全を引き換えにできないんじゃないかと思います。

「社会常識欠けた医者多い」=麻生首相が発言、すぐに陳謝

 麻生太郎首相は19日、首相官邸で開かれた全国知事会議で、地方の医師不足問題に関連して「社会的常識がかなり欠落している人(医者)が多い。とにかくものすごく価値判断が違う」などと述べた。首相はその後、記者団に「まともな医者が不快な思いをしたというのであれば申し訳ない」と陳謝したが、医師の資質を批判したとも受け取れる発言で、今後波紋を呼びそうだ。(時事通信)

どんな職業でも優秀な人からダメな人まで分布しています。医師の場合育成に時間もお金もかかるので排除しにくいというのもあると思います。
医療を扱った漫画や小説では名誉や金に汚い医師がよく出てきていますが、現実でありえないとはいえないようです。出世競争から外れれば開業しなければならないようですし。勤務医ならば安泰というわけではないんですね。そこで不正が行われる危険があるわけで。

風呂で生まれた歴史 「小林・益川理論」研究秘話 ノーベル賞受賞

2002年以来のダブル受賞です。
素粒子クォーククイズマジックアカデミー(QMA)でも出題されました。タイプでは「6種類のうち一つ答えなさい」(もちろん手も足も出ませんでした。これを機に全部覚えました)、線結びでは「クォークのうち対になるものを線で結びなさい」(タイプに比べれば簡単でした)という問題を見かけました。そのクォークを6種類だと発見した人だそうです。
それにしても今日受賞した化学賞の下村脩氏も含めて全員が中部地方出身ということにびっくり。

 若手コンビの1本の論文が世界を変えた。素粒子論の歴史を塗り替え、ノーベル物理学賞が贈られた「小林・益川理論」。当時の常識では考えられないほど型破りだったこの理論は、研究生活の疲れを癒やす「風呂」の中で生まれた。

妙案はリラックスした中から生まれるものだとはよく言ったものです。