ジムニーに4点式シートベルトを装着する
茂原ツインサーキットをジムニーで走るイベント、ジムニースーパーラップ。去年はビギナークラスで参加したが、今年はスーパーラップでエントリーした。スーパーラップはトランスポンダーを積んで公式なタイムが計測される。車両のレギュレーションとして4点式以上のシートベルトの装備が必須となるため、取り付けを行った。
購入したのは Z.S.S. というメーカーの3インチハーネス。スパルコなども比較的安価なモデルがあるが、こちらはベルト幅が2インチ。3インチのベルトは安心感があり、カムロックによる脱着も便利だ。
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Z.S.S. ハーネスのネガティブポイントは2点。
1点目はバックルが右側に残るので重いバックルをドア側に落としやすいこと。
2点目はシートベルトの取り付け部がスナップフックではなくボルト留めが基本であること。
この2点に納得ができれば良い買い物ではないかと思う。
取り付けは腰ベルトについてはクスコのパワーブレースを取り付け、これに小さなシャックルを噛ませて装着した。
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肩ベルトについては後部座席のシートベルトバックルの取り付け部を利用した。中央部はバックルの取り付けボルトで共締め。樹脂製のカバーを取り外し。
右側はもう一つ付いているシートベルトバックルを取り外し、このボルトを流用。
これで問題なく運用することができた。(シートベルトが正しく機能し命が助かった、というような事態にはなっていないが)
投稿時点でZ.S.S. のシートベルトは売り切れとなっているが、またそのうち入荷するのではないかと思う。
Triumph Tiger 900 GT Aragon Edition を注文した
Triumph Tiger 900 GT Aragon Edition を注文した。
去年くらいから Tiger 900 GT の購入を考えていたが、さて買うぞと思って去年一度販売店へ出かけたがその時はタマがなかった。密かにフルモデルチェンジを期待していたがそれは実現せず、代わりに特別仕様車が発売されたので購入を決めた。日本には GT と Rally 各30台ずつの割り当てという話だったが、無事自分の分が確保されたとの連絡を受けている。
https://www.triumphmotorcycles.jp/bikes/adventure/tiger-900-gt/gt-aragon-edition-2024
現在は BMW R1200R Classic を所有しているが、ジムニーを買って以来これまで以上に乗らなくなってしまった。ジムニーで走ることが楽しいのと、いざという時に車中泊ができることからロングツーリングをバイクではなくジムニーで行くようになってしまていた。
BMW は時々動かすと楽しいと思うものの、各挙動に重さを感じるようになってしまったり、ポジションに違和感が残っていた。この車体は名古屋にいた時に DATZ 名古屋で購入したものだが、DATZ には所沢店があったので、定期点検等はここにお願いしていた。ところが DATZ所沢店が閉店してしまた。また、ジムニーの車検とBMWの車検が全く同じタイミングになってしまい、これをなんとかしたいとも思っていた。
Triumph Tiger は前モデルの 800 の頃から気になっていた。Tiger 850 には丹波山で試乗したが好印象だった。MOTO GUZZI V85TT も気になって試乗したが、操作感が少々がさつに感じたのと、以前乗っていた GUZZI の重いフライホイールがブン回る独特の加速感が感じられず候補から外れた。YAMAHA Tracer 900 なども注目してみたがスタイルが好みではなく、結局最後まで欲しいと思えるのは Tiger 900 だけだった。
Tiger 900 はTプレーンクランクという新しい爆発間隔のレイアウトを採用している。1番目の気筒とクランク位置が180度異なる3番目の気筒が配置され、中央の気筒は3番目から270度ずれている。爆発順は1-3-2 なので、180度-270度-270度の爆発間隔となる。
この不等間隔の爆発がトラクションを生みやすく、特にオフロードでは効力があるらしい。エンジン制御は今時のモーターサイクルらしく、モードの選択により出力マップやトラクションコントロール、ABSの特性を変えることができる。トラクションコントロールもABSもバンク角などを考慮したコントロールとなる。GT Pro/Aragon のリアサスペンションは電子制御で特性を変更することができる。またクルーズコントロールが装備され、スマートフォンリンクの機能まである。Aragon Edition は ウェブ上にははっきりとは書かれていないが、Proベースとなる。エンジンガードが標準で付くこととカラーリングが Pro との違いのようだ。既存のカラーリングはどれを選ぶべきか悩ましい感じだったので、少々派手ではあるがちょうど良かった。
Rally か GT かということについては、オフロードを走る頻度は多くないだろうという前提とシート高からGTを選択した。Rally はホイールが21インチのスポークとなり、前後サスペンションも異なる。Aragon Edition なら Rally だろ、という気もするがそこは気にしないことにした。
ラゲッジケースは付けようと思っているが、トライアンフ純正ではなく別のものにしようかと考えている。SW-MOTECH はサイドケースを使用しない時にラックの一部を取り外すことができるのでこれが候補。ドライブレコーダーは購入した。あとはスマートフォン用の電源を用意しないと。2箇所にヘラーソケットが装備されているがイグニッション連動ではないようなので別にソケットを準備したい。
本日時点でトライアンフ仙台に Aragon Edition 入荷というツイートがされていたので納車は案外早いかもしれない。とりあえず住民票取ってこなくちゃ。
ニトリの真空断熱ボトル N-HEATEX を買ったので手持ちのボトルと保温機能を比較してみた
真空断熱ボトルはいくつも持っている。Amazonをはじめ、どこでも安価で買える和平フレイズや定番のサーモス、山に登る人ならヤマセンボトルが定番だし、モンベルも高機能を謳った真空断熱ボトルを販売している。
最初にニトリの真空断熱ボトルを目にした時はでかい! と思って手を出さなかった。が、リニューアルして保温機能が高まっているということで買ってみることにした。この商品の特徴は以下のように謳っている。
- 真空断熱のコップ付きなので、飲みものを注いだ後も徹底保温・保冷
- 5層の断熱効果。内びんに銅メッキ+銅ホイルで保温・保冷効力UP
- 中栓に断熱材入りで、上部から熱を逃さない
- 6時間後も85℃以上/6℃以下をキープ
- 簡単にお手入れできる内面クリーンミラー加工とさびにくいSUS316ステンレス鋼
- 衝撃に強く、落下時に衝撃を吸収し傷付きも軽減します
真空断熱ボトルを山に持って行って湯を沸かさずにカップラーメンを食べたり、コーヒーを入れて行って休憩時に飲んだりすることがあるが、日常的に一番利用しているのは朝、コーヒーメーカーでコーヒーを淹れてこれを日中仕事しながら飲むスタイル。我が家のコーヒーメーカーは一度に約800cc のコーヒを淹れることができるので、この容量のボトルにコーヒーを淹れて会社に持って行くのが定番だった。コロナ禍移行テレワークになったがこのスタイルは基本変わらず、朝タンブラーと500ccほどのボトルに分けて飲んでいく。
早速 N-HEATEX にコーヒーを入れて使用したところ、明確に保温効果が高いと感じた。具体的には入れてから10時間ほど経過した後にコーヒーを飲むときに「熱い」ではないが湯気が出る温かいコーヒーとして飲める。これはなかなかすごいと思い、手持ちの真空断熱ボトルで実験をしてみた。
1つ目は和平フレイズ フォルテック・パーク フェザーマグボトル 500ml
2つ目はモンベル アルパインサーモボトル 0.5L STNLS
そして3つめが N-HEATEX 500ml
あらかじめお湯を入れて予熱したボトルにヤカンのお湯を入れて3時間毎に温度を測定した。沸騰時の計測温度は94度。結果はこのようになった。思ったよりもモンベルアルパインサーモボトルとの差は大きくなかった。
真空断熱のコップが断熱機能に小さくない影響を及ぼしているのではないかと思う。その理由は蓋を開けたときにコップの内部に結露が見られること。また中蓋の外側にゴムのシールが取り付けられていて(画像のグレーの部分)、コップを脱着するときにわずかな抵抗を感じる。
とにかく断熱優先で作られているらしく、入り口の径も小さめだが、この価格でこの性能は素晴らしい。
ジムニースーパーラップ2022@茂原ツインサーキット
普段カスタムでお世話になっているレインボーオートが主催するイベント、ジムニースーパーラップに参加してきた。
ジムニーの走るイベントといえばオフロードが普通だが、これはサーキットを走るイベントだ。本格4輪駆動車で何を好き好んでサーキットを走るのか、と思う人が多いと思うが、世の中には変わった人たちがいるのだ。レインボーオートはその旗手。
自分はリフトアップ仕様でオフを走ることを前提としているが、本来峠のくねくね道を走るのも好きなのでこういうのも大好物。とりあえずビギナークラスで参加することにした。
車両に関するレギュレーションはルーフラック、背面タイヤは取り外すこと。スーパーラップクラスは加えて4点式以上のシートベルトが必須。
装備はヘルメット、グローブ、化繊ではない衣類またはレーシングスーツ。
本気で走る人たちはダウンサスをつけたりトレッドを拡張したりしているが、自分はそこまでお金は掛けられないのでタイヤのみを新調することに。幸い純正アルミを使わずに保管していたためこれを利用した。
タイヤはSHIBATIREを試してみることにした。SHIBATIREはレース用のタイヤを設計し、中国のレイダンというメーカーがOEMで製造している。そして安い。1本1万円前半で買えるのだ。選択したのはTW280というタイヤでサイズは205/55R16。タイヤ径はだいぶ小さくなる。TW280はハイグリップではあるがSタイヤではないため、普段使いが可能なたいやとのこと。実際1ヶ月ほどこのタイヤで過ごしたがなかなか快適だった。
205サイズだと幅がギリギリなので、念のためにゴム製のフェンダーモールを買って取り付けた。
全体の姿はこんな感じ。サスペンションは2インチアップなのにタイヤが小さくなっているのでチョロQ的な雰囲気。しかし走りに違和感はない。
当日の天気は昼頃雨が降るが午前中はなんとかもつという予報だったが、走行開始早々から雨が降り出し、時折雷が鳴る強い降りとなってしまった。結果、3本の走行すべて完全ウェットコンディション。3本目は雨が上がって路面の水もだいぶ少ない状態で一番早いラップが出た。1分09秒5。早い人たちとは10秒くらい差があるが、ビギナークラスの中では速い方だったと思う。
シバタイヤのグリップは雨の中でも全く不安なく、もっとコーナーリングスピードを高くすることができたかもしれない。ブレーキングはすぐにABSが動作してしまい難しかった。ホームストレートで3速から4速に入れて1コーナーで3速に戻すというシフトチェンジだったが、もう少しスピードが高くなると3速ではレブリミットが効いてしまうので4速に入る場所が多くなると思う。
自分の最速だったラップがこれ。1周終わって1コーナーの立ち上がりでインリフトしてしまい焦っているところが見どころ。ちなみに撮影は iPhone14 Pro のアクションモード。車に固定しているのにそういうふうに見えない。
以下撮影していただいた画像。
来年は4点式シートベルトを用意してスーパーラップクラスで走る。
GW四国ツーリングでのアクシデント
ゴールデンウィークはジムニーで四国に出かけた。剣山スーパー林道は昔オートバイでは走ったが、ジムニーで走りたくなったので...
行きは和歌山から徳島へ渡り、帰りは淡路島経由。宿泊は車中泊とキャンプ。四国は無料のキャンプ場がたくさんあってありがたい。お遍路さんを迎える気質と共通するものがあるのかもしれない。
さて、今回はツーリング中のトラブルの話。2日目に剣山スーパー林道を走ったのだが、林道の中でパンクした。釘を拾ったようなパンクであればパンク修理も可能なのだが、今回はサイドウォールをざっくりと切ってしまった。大きな石は避けて走っていたつもりがぎりぎりでかすめて鋭い断面で切ってしまったようだ。ホワイトレターの白いゴムの入り方がよくわかる断面だ。
家ではフロアジャッキを使用するので車載のジャッキを使ったことがなかったが、このジャッキはアームのジャッキポイントに差し込むような作りになっていた。が、アームを交換していてそのジャッキポイントがなく、アームのマウント部分にジャッキをかけた。
ジムニーの背面タイヤは外してのている人も多いが、自分はタイヤとホイールを変えた時に5本同じものを用意していたのでパンク後も問題なくツーリングを続けることができた。ただしその後の走りは慎重になる。ちなみにタイヤはパンク保証により4本新しくなった。
もう一つトラブル。(どこが慎重なのか!!!)
四万十川の河原に降りた時。割と大きめの玉砂利の河原だったが、戻る時に4WDに入らなくなってしまった。4Hにするとインジゲーターが点滅状態。河原からの脱出はルートを変更することでなんとかなったのだが、4WDの問題は解決せず。
前回同じようなトラブルが起きた時はエアロッキングハブのホースに破れがあったのが原因だったが、触ってみる限り問題はなさそうにみえる。GWはディーラーなども一斉休業で見てもらえるところもなく、結局帰ってくるまで前輪を駆動することはできなかった。そのため、天空の林道と言われる中津明神山はあきらめることとなった。
帰宅後ディーラーで見てもうと、原因はエアロッキングハブのホースだった。そもそも4WDインジゲーターの点滅はエアロッキングハブのホースが原因らしい。ホースを外すとドライブシャフト側の口が少し曲がっている。おそらく大きめの石を跳ね上げてぶつけたのではないかと思う。
もう同じトラブルを起こしたくないので、ホースを新たに入手して長めにカットしたものに交換。そして予備のホースを常備することにした。交換はタイヤを外さないとスペース的に難しいし、エアの漏れもわかりにくい。面倒がらずにタイヤを外して点検する必要があった。これをやっていれば今回も現地対応ができたはずだ。
ジムニー(jb64) の ECU書換えとフレックスアーム(改) フロントの装着
昨年末にオーダーしていたフレックスアーム(改) の準備が整ったとのことで、アームの交換を行ってきた。ついでにECU書換え作業も。
これまで使っていたサブコンは、センサーとECUの間に割り込んでセンサー値を騙して過給圧を上げることで出力を向上させるが、ECUの書き換えは過給圧だけでなく、点火系、燃料噴射系のマッピングも変更されるため、あらゆる場面で出力の向上を体感することができる。アクセル開度に対するマッピングも変更されるため、スロコンも必要がない。
実際走ってみると出だしから全く違う。アクセルへの回転の追従がリニアで中速域の伸びも良い。もうノーマルやサブコンには戻れない。公式にはスロコンとの併用不可となっているが、PIVOT のスロコンは悪影響がないとのことで外していない。ただ、だいぶ低めのモードで使っている。
ECU書換えについてはこの先ステージ2 がリリースされるらしいが、ハイオク仕様とのこと。ずっとヨーロッパ車に乗っていてハイオクを入れ続けていたのがジムニーになったやっとレギュラーで良くなったのにまたハイオクに戻るのかと思うと悩む。
元々注文していたのはこちら。フレックスアーム(改) またの名をヒレックスアーム。フレックスアームはホーシング側にリンク機構を持たせているが、このリンク部をピロポール化したものだ。リアから導入して今回はフロントを導入。サスペンションの動きを妨げず、路面への追従性が高まる。ノーマルアーム+ウレタンブッシュからの変更だったためか、横方向の動きがやや大きくなったように感じたがすぐに慣れた。
ついでにフロアマットも導入。純正の防水マットは全体的に短めで靴についた砂などがマットの外にこぼれてしまうが、こちらは縁が高くなっていて安心感が高い。
こちらは購入したものではなく、3Dプリンタで製作したセンターキャップ。
PRT4 は純正とほぼ変わらないセンター穴のサイズだったので純正のキャップが普通に付くが、スタッドレス用に作ったものが良い感じだったので夏タイヤ用にも作ってみた。サイが白いのは後ろから白い板(もちろん3Dプリンタ出力物)を貼り付けたものだ。
売ってしまうと商標権とか著作権とか言われそうだが、自分で楽しむ分には許されるだろう...
ジムニー(jb64)にLEDライトバー/ワークライトを装着する
ジムニーにLEDライトバーを装着した。
4WDの車には定番の装備と言えなくもないが、法規上は作業灯なので走行中に点灯してはいけないことになっている。林道も公道なのでNG。
十分に予算があればIPFなどを選択する訳だが、そんなに大金は掛けられないので中華製を購入した。
サイズは42インチ。配線一式が付属する。540Wと書かれているが、ポータブルバッテリーから電源を取って点灯させたところ、出力値は100Wを示していた。かなり違う値だが、14Vで540Wだとすると40A近い消費電力になるのでそれはそれでまずい気もする。中華製のLEDライトは防水性がイマイチというのが定説なので、両サイドのフタはバラしてバスコークを充填した。
自分のジムニーにはタフレックのルーフラックを装着しているので、ラックの足に穴を開けてワークライトをマウントした。ワークライトは湾曲した形状なので、ステーは外側に広げるようにして曲げた。元々この位置には風切音対策でカーメイトのフェアリングを付けていたがこれを取り外している。
配線は助手席側のフロントウィンドウに沿って這わせ、ボンネット内に引き込んでいる。ピラーとフロントガラスの隙間部分に細く切った両面テープ(車外用)を張って配線を押し込んでいる。ちなみにLEDライトバーと配線は手持ちの防水コネクタを使用して接続し、配線を残したままライトバーとルーフラックを取り外すことができるようにした。
付属する配線は、スイッチに3極のコネクターが使われていたので、追加でコネクタセットを購入。
こんな配線を追加で作成した。これを配線キットとスイッチの間に入れると以下の仕様となる。
1. ACC連動になってイグニッションOFFの時には点灯しなくなる。
2. もう一つスイッチを追加し、両方のスイッチがONの時に点灯する。
オリジナルのスイッチはボンネットの中。
もう一つのスイッチはここに。
追加のコネクタを取り外せば完全に車検適合となる。
なぜかスズキ車用ではなく、トヨタ車用のスイッチが適合する。
夜間の点灯テスト。
ヘッドライトロービームのみ。
ヘッドライトハイビームのみ。
ヘッドライトハイビーム+LEDライトバー。
上の3枚は全て同じ露出で撮影している。爆光という程ではないが、広い範囲を照射して視認性が高まる。照射する角度はもう少し調整の余地があるかもしれない。