クレヨンしんちゃん、商標事件再び!?呆れ果てるっす。中国じゃなく

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/china_economy/?1159603913


で、クレヨンしんちゃんの商標権で、またまた、ヘンテコナ報道や、ネットでの記事が溢れ返ってるわけなんだけど、これってどうよ?

で、この記事は事実関係だけなんだけど「異例の事態」はいらんことだよね。

前に日記でも書いたんだけど、この件で、「中国はなんたらかんたら」って、批判してる報道や論調は、著作権と商標権の関連を髪の毛の先ほども理解できて無いわけで、恥ずかしいのは中国じゃなくって、そんな間抜けな報道を恥ずかしげも無く垂れ流す、日本の方だって言うの、まったく。

http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=10246&pg=20050223

判りにくい方は、上のリンクを参考にして欲しいんだけど、この事で中国を批判するのは、的外れなんだよね。ってことで、じゃ♪

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10月1日0時0分 付記

あ〜あ(ToT)
ネット見ると、もう誤解に基づいた、中国批判ばっかだよ。もちろんちゃんとした記事も、ちょっとはあるけど・・・。

すげー影響力、マスコミって。報道っていうより洗脳?

ちゃんと、今回の流れを見れば、著作権の訴訟を先行せずに、商標権の訴訟をいきなり起こしてるんだけど、商標の手続きには元々錯誤も違法も無いんだから、今回の第一審が敗訴になるのは当たり前な訳で、それでまた、あーだ、こーだ、いってること自体がナンセンスなんだよね、まったく。

ってか、第一審を国家の意思みたいに捉えるって、なんだんねん?

「堤猶二氏」って誰?そして放棄した債権は誰が負担しているのか。

ってことで、昨日はちょっと書き飛ばし気味ですんません。

ちょっと書き忘れちゃったんだけど、今までの日本的な経営環境って言うか、銀行と経営者のありかたについてなんだけど、今日は、元セゾングループ代表の堤清二さんが、コクドの架空名義株は、堤家の財産だってことで

以下引用

兄の堤清二氏も提訴 コクド株の所有権確認求め(Yahoo!news 共同通信 3月5日12時37分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050305-00000080-kyodo-soci

この記事にも出ていて、最近良くTVの画面にも現れている、「堤容疑者の実弟でホテル経営会社社長の堤猶二氏(63)」っていったい何者?って事なんだよね。

堤義明さんの弟で、今回は西武鉄道の関連会社「豊島園」の社長を務めている堤康弘(66)さんと堤猶二さんが、最初に西武鉄道経営改革委員会に、送った書簡が、21日に門前払いを食った報道がなされて、それ以降、色んなコメントをこの二人は出しているんだけど、そっち方面はちょっと割愛して、猶二氏が経営しているホテルって処から、関係を見てみる。

そもそも猶二氏はUCLA出身で西武鉄道グループのプリンスホテル副社長を経て、清二氏の率いる、セゾングループへ移った人なんだよね。そんで、セゾングループのホテルと言えば、鳴り物入りで買って、10年で売り飛ばした、インターコンチネンタルホテルグループ(21億5000万ドル(約2650億円で1988年に買収)を思い出す人は多いと思うけど、最終的に特別清算、ざっぱに言えば、借金を棒引きにしてもらって、消滅させたセゾングループの「西武鉄道的」というか「親会社じゃないコクド&プリンスホテル」というかの、西洋環境開発にぶちこんだ、資金の補填に使われたんだよね。勿論、買収時より大幅に売却時は価格は下がって、大損ぶっこいたのは言うまでもない。

インターコンチと言えば、私の世代だと、みなとみらいに建っている、デザイナーは帆のつもりらしいけど、どう見ても腐った部分を切り取った、りんごの半割りにしか見えない、奇怪な姿のホテルを思い出すんだけど、もう一軒は、竹芝っていう実に中途半端場所に立地する、インターコンチネンタル東京ベイ(1995年開業)って、いっつも、無茶苦茶安いレートで部屋を売っている、へたれたホテルなんだよね。

そして、この二つのホテルは、セゾングループがインターコンチを所有中に計画され、バブルがハジケ、セゾングループもヘロヘロになってからも、実質経営は、セゾングループが継続していたんだよね。そしてヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル は2003年3月に森ビルに売却されて、グループからは離れた。

ホムペで確認していただくと判るんだけど、この残り物の東京ベイを経営するのが、「株式会社 ホスピタリティ・ネットワーク」って言うんだけど、何故か企業概要に社長名も役員名が掲載されていない。って、この社長様が、堤猶二氏、その人だ。そして森ビルへ売却する前の、横浜グランドインターコンチネンタルの社長も、同じだったんだよね。

そして、西洋環境開発のイメージシンボルだった銀座にあるホテル西洋を現在運営する上場企業であるテアトル東京の取締役も勤めている。

これも商法的にはまったくなんの問題もないんだけど、銀行だけじゃなくって、一般債権まで踏み倒して清算したはずの西洋環境開発がらみの資産は、いつのまにかセゾングループ経営資源になっていて、社長も堤家の直系が勤めることが出来るのが、現在の日本的経営って奴なんだよね。

そしてご存知のように、セゾングループの中核企業西武百貨店は、2003年に2300億円の債務放棄を受けているんだけど、そこに至る、子会社との債務債権整理は、産業再生機構で復活したそごうとの実質合併という離れ業っていうか、目晦ましで曖昧になって、それぞれの会社は存続しているんだよね。

翻訳著作や、経営論文も著している堤猶二氏自体が、決して能力の無い人だと思わないけれど、二つの堤グループの中核を歩いてきた氏に、経営責任がまったくないといえないと思う。そして、それでも、役員に選任され、経営者として存在できるのが、この国の企業なんだよね。

ふぅ。

債権放棄、債権放棄って簡単に言うけど、早い話が一般貯金者には一切金利を支払わず、きちんと利息を払っている借り入れ企業や個人から、暴利をむさぼっているから、こんな無茶な債権の放棄をしても、経営が成り立つ銀行っていったいなんなんだよ?それが金融の国際化なの?

そして、放棄された債権で構築された資産で、営業を続ける事業体って、いったい誰のために存在してるんだよまったく。

さ、ガラス窓越しに干しておいたおふとん取り込んで、食事の支度でもしよう。

ってことで、またね。

西武グループはホントに特殊なのか?

って事で、東京地方は思ったより積雪が少なくて、でも、電車は遅れてムカプンのつきなみ♀です。

Newsは西武って言うか、コクドの堤前会長関連一色なんだけど、この報道もなんだかへんてこりんなんだよね。今回逮捕されたのは、証券取引法違反(虚偽記載、インサイダー取引)容疑であって、そこに辿りついた過程が、カリスマ的な支配構造であったり、非常に高圧かつ威圧的な物言いであったりする訳なんだけど、それは別に罪でも犯罪でも無いんだよね、実際には。

先日、自ら命を絶たれた、西武鉄道の小柳前社長の自宅が、繰り返しTVの画面に映し出されるんだけど、大西武の社長の自宅としては、あまりにも庶民的って言うか、豪邸とは程遠い、ちょっと大きめな普通の家だった。

リーク状態の情報なので、真贋は定かではないけれど、今回の虚偽記載についても、堤さんと直接話し合ったどころか、指示を受けたわけでも無いみたいで、親会社コクドの俗に言う“堤側近”の専務を経由して、指示をされていた姿が、浮かび上がってきている。あるいは、堤さんなら、そうだろうなぁ、って思わせる状況があるんだよね。

堤さん本人は「なんで株なんて公開したんだろう?」って本気で思っているだろうし、もし、株を公開していなければ、今回の逮捕って言うか、事件自体が成立しない。

じゃぁ、上場しなかったら、今の西武グループは存在しなかったかと言えば、そんな事は無くって、西武商法の核で膨大な借入金を抱える、コクドもプリンスホテルも、って言うか、西武鉄道伊豆箱根鉄道以外は、すべて非上場なんだよね。

この事件を受けて、法律改正の動きがあるのは、証券取引法の改正だけで、それも、

『親会社の範囲を「上場会社の議決権の過半数を直接、または間接に保有する会社」と定義した上で、親会社が〈1〉株式の所有者別の状況、大株主の状況〈2〉役員の状況〈3〉商法に基づく貸借対照表損益計算書、営業報告書、付属明細書――を開示することを義務づけた。違反者には罰金などを科す』

って、今まで許されていた方がオカシイ部分だけで、本質的な問題に一切踏み込んでいない。

繰り返しで申し訳ないんだけど、日本の企業会計税務会計が主で、つまり税法が変わると会計自体が変化しちゃうんだよね。しかも、法人税が原則、利益に対してだけ発生するので今回のコクドって言うか、西武グループも何度も特別損失を計上して、利益を相殺している。そして、それは今でも別に、違法じゃないんだよね。

17年度から、減損会計の導入とか一部変化はあるんだけど、上場さえしていなければ、西武グループと、規模の大小はあるにしても、オーナーが君臨し、税金はほとんど払わず、従業員を牛馬のように扱って、企業を私物化して経営をしたって、なんの問題も無いんだよね。って言うか、日本の場合、そうじゃない企業を探す方が、難しかったりもする。

勿論、経営者の性格を法律で縛ることは不可能だけど、まず企業会計基準の変更と、法人の定義に手をつけないと、無責任と嘘吐きとサディストみたいな経営者は税金も払わないで、個人的な栄華を極め、例え会社を潰しても、悠々自適の生涯をおくるんだよね、今の法体系だと。

あ、なんか、感情が出てるな、すんません。

今回の西武鉄道事件は、日本の典型的な経営者のあり方を示すもので、もうちょっと狡賢い経営者は、柔和な笑顔の仮面の裏で、おんなじ事をやってるんだよね、実際には。

ホントは、徹底的にケーススタディーを行って、法の盲点を一つずつ潰す、絶好の機会だと思うんだけど、そんなことを調査する機関も、それを元に法案を考える期間もどこにもないんだよね。うにゅん。

今日は、ちょっとしたパーティーに出席するので、この辺で。ってお見合いパーティー(^^;;じゃなくて、知人のお店の移転開店なんだけど。

誤字・誤変換・そして乱文御容赦。

ってことで、またね。

「ユニクロ靴小売に参入」に軽く一言だけ

ってことで、

ユニクロ、靴小売り参入 衣料との相乗効果狙う(yahoo!news (共同通信) - 3月3日16時8分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050303-00000112-kyodo-bus_all

なんだけど、このニュースにちょっと一言。短いので全文引用すると

以下引用

ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは3日、靴小売業ワンゾーン(旧・靴のマルトミ名古屋市)の株式100%を三菱商事など2社から取得して子会社化し、靴小売りに参入すると発表した。
 ユニクロのノウハウを活用して販売力を強化し、主力のカジュアル衣料との相乗効果やグループとしての業務拡大を狙う。ワンゾーンの会長には、ファーストリテイリング柳井正会長が4日付で就任する。
 ワンゾーンは1950年に個人商店「靴のマルトミ」として創業した。

以上引用

ほえぇ?
この記事は、記者が知らないのか、すっとぼけて書いているのかちょっと判断に迷うんだけど、「靴のマルトミ」は2000年12月20日名古屋地裁民事再生手続き開始を申請して、事実上倒産したんだよね。

まぁ、裁判所が認めて、再生手続きが行われたので、そこには突っ込まない事にするけど、ここは旧第一勧業銀行(DKB)がバブル期から無茶な貸し込みを行って、倒産直前には、社長もDKB出身者が勤めていた。

本業は靴屋で、独立郊外型店舗を中心に「靴のマルトミ」「靴流通センター」(東京靴流通センターは千代田靴店@現・チヨダで別物)の屋号で展開し、玩具小売の「BANBAN」ジーンズ小売の「FROM USA」を代表に、業態を10以上も抱えた、泥縄会社で、それでも1990年に名古屋証券取引所2部に上場したんだよね。

それを支えたのは銀行としてはDKBなんだけど、一番の問題は、1987年から開始したオーナーシステムっていうFCで、無茶苦茶な条件で、田舎の農家のぼんぼん達や、訳が判っていない、異業種の経営者を煙に巻いて、急速に店舗を拡大し、儲からない店舗から、色んな名目でお金を吸い上げて、訴訟が続出し、それがきっかけになって、商品を供給していた、ナショナルブランドが距離を置いて、商品の供給がタイトになり、ますます売り上げを落として自滅したんだよね、ざっぱに言えば。

今は、実質、三菱商事が商品を供給している、普通の靴屋さんになってるんだけど、ユニクロが買い取る理由がはっきりしない。

マルトミとユニクロの接点と言えば、郊外型店舗出店の最盛期、物件を持ち込むのも、プレハブの「規格店舗」と呼ばれる、原価がはっきりしない、ペコペコの物件をおったてたのも、ダイワハウスなんだよね。行く道が分かれたのは、ユニクロは直営へシフトしたんで、物件もコストダウンし、マルトミはFCを募集して、業態を増やし店舗を拡大し、物件費用はFCオーナーにおっかぶせて、ダイワハウス躍進の原動力になった。

誤解があるといけないので、付記すると、私はダイワハウスを非難する気持ちは毛頭無い。見積もりを出して、それをアグリーしたのは、マルトミだし、契約上もなんら問題は無い。

ただ、その拡大路線に信用を与え、資金的なバックアップをして、訴訟になるようなFCを拡大し、挙句の果てに社長まで派遣してから潰した、DKBの責任は重いと思うんだよね。

話しを戻すと、ユニクロは過去にも、野菜売ろうとしてずっこけたり、いきなり海外出店を加速して失敗したりと、時々へんてこな戦略に走る。よりによって、なんで、マルトミなんか買うんだろう?

柳井さんは、アパレルのえーかげんかつ、無闇に高い中間マージンに着目して、徹底的なコストカットを行って、ユニクロを育て上げたけど、すっごいワンマン社長だ。つか、ある意味、労務&人事としては、凄いアナクロで、飴もでかいけど、鞭じゃなくて、いきなり首を切るタイプの経営者なんだよね。

今回の事業が上手くいくかどうかは、ちょっとお手並み拝見って感じがする。

ってことで、またね。

平成17年は公認脱税元年

あっけにとられましておめでとうございます。

じゃなくて、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。<=遅っ!

ってことで、脱税を奨励し、まじめに働く人たちからムシリ取る国家政策が続々と発表されいるんだよね。でも、新聞もTVも全然問題視すらしない、ってどういうことやねん、まったく。

まず第一は、「有限責任事業組合」の創設なんだよね。日経新聞では1月4日一面TOP扱いだったんだけど、なぜかweb上に公開されていない。非常に簡単な記事は
yahoo news(2004.11.8産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041108-00000015-san-bus_all

なんだけど、興味のある方は
通産省の「有限責任事業組合制度の創設の提案」(中間とりまとめ)
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/gather/ei0000002/index.html#1
及び
審議会一覧の有限責任事業組合制度(日本版LLP研究会)に関する研究会
http://www.meti.go.jp/policy/economic_industrial/committee/index.html
の議事要旨をご覧頂くと判りやすいと思う。

すごく大雑把に言うと、民法上の組合と株式会社の利点を併せ持つ有限責任事業組合(日本版LLP)とは、出資者が、出資額までしか事業上の責任を負わない「有限責任制」や、組織内部の取り決めを自由にできる「内部自治原則」、法人税は課せられず出資者に直接課税される「構成員課税制度」を持つ事業体を作るってことなんだけど、今回もこれに対応する関連法の整備は行われる予定はなくって、もう既に各政党や団体は、この制度を利用した「節税対策」の案内を始めているんだよね、って脱税指南なんだけど、実態は。

思い出してほしいのは、鳴り物入りで始まったNPO(特定非営利活動)法人は、勿論社会貢献を着実に行っている法人だってあるんだけど、実態は補助金目当ての団体が林立し、ヤクザ絡みの怪しい団体の問題や、対立関係にある事業体潰しのための、法人格取得の問題も顕在化してる。

そもそも、「特定非営利活動」って名前が誤解を生んでいるんだけど、NPOの役員及び構成員は、企業と同じで給料を受け取れる。つまり、生活の糧としてNPOは存在するんだよね。っつうか、実際の活動は企業と何も変わらない。そして多くのNPOは、どこかの政党と密接な関係があったり、政治家さんや秘書さんと関係があるんだよね、政党を問わず。

但しNPOは、原則として企業は参画できない。今回の「有限責任事業組合制度」はある意味、それを補完し、利益を出した場合はお手盛りで山分けにし、損失が出た場合は、公的って言うか、信用保証協会をはじめとする、税金で運営される保障制度や、様々な交付金や事業育成制度でぱくったか金を踏み倒すための制度になっちゃう可能性が、無茶苦茶強いんだよね。

しつこくて申し訳ないんだけど、この流れに議員さんたちがストップをかけることは無い。某政党を除けば、市町村会から国会まで、議員職は世襲がどんどん進んでいるし、親族でない場合でも、地盤の継承はごく当たり前のことになっている。

地盤にまく肥料の構造をしっかり作って、そういうことに関心の薄い会社員からは、取れるものをしっかり取っちゃおうっていうのが、今の日本の流れなんだけど、どうしてマスコミはそれを取り上げないのかなぁ?

って、一般の市民は広告も出さないし、折込を依頼するわけでもないもんね。もともと、新聞なんて売ったって儲からないわけで一般家庭なんか、一部新聞の購買軒数が増える以上の意味は無いんだよね、マスコミにとって。

ふぅ。

さて、今日はまたクライアントさんとの新年会があるんだよね。寄せて上げるブラもつけたし、スカートは短めだし。そのカッコの方が受けがいいのは事実だし。

そして、それが、「企業間の円満な関係」に繋がって、契約が更新され私もお給料がもらえるって現実もあるんだけど、うにゅん。

って、ことでまたね。

「細部に至る事務コストの削減の目玉は格安航空券?」@財務省予算原

って事で、クリスマスイブの予定が決まって嬉しい、つきなみ♀っす。素敵なイブになるよね。って、グループホームのお手伝いなんだよね。前からお友達と二人で行く予定だったんだけど、ちょっと仕事の都合と折り合いが悪くて、未定だったけど、なんとか行けそう。

意外かも知れないけど、フルートは鼓膜を破らない程度に吹けるのと、キーボードとギターは石投げられないくらいは弾けるので、それでホームの方たちと遊ぶんだよね。って、去年も途中から、流しの演歌師みたいに、古い歌謡曲や童謡や民謡・演歌なんかを、楽しそうに歌うみんなの伴奏してたけど(^^;;

それはともかく、「2005年度予算の財務省原案」が発表された。

それ自体の欺瞞にもオドロキ、モモの木、サンショノ木なんだけど、それを報道している新聞やTVのオトボケには、呆れ果てるよね、まったく。指摘しているのは、財務省が「懸案」として発表していることをトレースしているだけで、関連する問題と結びつけてさえいない。つうか、この発表文書自体、全部読んでいるのかさえ疑問だ。、

せめて「2005年度予算の財務省原案のポイント」(PDFなので御注意)くらいは読んでから報道して欲しいんだけど、恐らくまともに読んでいる記者やキャスターは稀だと思う。

なので、普通に情報を受け取っている人達には、今回のとんでもない税法改正や社会保障制度改悪を前提にした予算の問題点が見え難くなっちゃうんだよね。


別件なんだけど、この文書の最後に「細部に至る事務コストの削減」って項目がある。

(以下引用)
歳出の効率化
○事務コストの削減 割引航空券の利用

(以上引用)

はぁ?????

わざわざ、それが発表するようなことなのかい、まったく。

って、ちょっとそこから、話を別の方向に振ると、御存知の方は御存知だと思うけど、国家或いは地方、外郭団体・特殊法人を問わず、お役所関連の航空券は殆ど定価での旅費精算だ。勿論、新幹線や鉄道料金も。そもそも、今時、割り引き航空券を利用していないこと自体が何をかいわんやなんだけど、役所自体で手配するときも、業者経由で定価なんだよね。そして、その業者はいわずと知れた随意契約の指定業者だ。

なんで、随意契約の指定業者が存在するかと言えば、一年間に何百億取引があろうが、入札の対象になるのは「一件あたりの金額」なので、単価が安い出張手配は実質、部課ごとに業者が存在し、美味しい商売をやっている。

じゃ、その業者はどうやって決められるのかと言えば、以前からの手口は管理職級の人の場合
出張が決まる→業者に連絡する→割引運賃&宿泊手配→役所には定価で精算→差額はポケット

で部下の出張は定価手配になって、この時は業者が儲かるんだよね。

虎ノ門から霞ヶ関あたりにやたら多いのは、弁護士と弁理士さんの事務所と旅行代理店だ。それも、路面にお店を構えている大手さんだけじゃなくて、横道のビルの2F以上にもいっぱいあるんだよね。って誰が使ってるの、こんな代理店?って思わないのかなぁ。

定価手配の儲け分をどれだけキックバック出来るかが、業者選定の決め手になるんだけど、ほとんどは、帰省とか家族旅行なんかの個人分を無償で手配する。帳簿上は、入金されたことになっているので、贈収賄はまず立証できない。何故って、企業会計はひとつひとつの仕事の利益に対して課税されることは無いので、でっかい脱税でも見つかって国税が精査しないかぎり、仕入れ値と販売値を引き合わせることはまず無いから、こんな帳簿操作が出来るんだよね。で、おとうさんであるお役人様は家計からそれを現金でもらって、お小遣いにできるしね。

恐らく、今回財務省がこんなとんちきな文言を入れているのは、「そのやり方はそろそろ止めないと、問題になるよ」って、やんわり公務員全体に警告している気がするんだよね。以前は、定価以外の航空券を手に入れるのは難しかったけど、今、一般企業で航空券や新幹線券を定価で買ってるほうが珍しくなってきてるんで、さすがにもう認めないよってことなんだと思うけど。

話を戻すと、所得税と個人住民税の定率減税の半減、フリーターや年金受給者に対する所得課税などで、大騒ぎして千七百億円増税ってとことなんだけど、忘れちゃいけないのは、社会保険庁がNTTデータと結んでいる契約は、委託費だけで年間700億円なんだよね。それって、ほんとに適正なの?そもそも、その後、どうなってるの、って細かい印刷物汚職の方は裁判になってるけど、銀行コード検索もついていないシステムの問題はどうなったんだよ、まったく。そして、来年も700億円と。

新聞やTVが追えないのなら、週刊誌や専門誌が追えばいいんだけど、派手なスキャンダルじゃなくて、基本的に七面倒な記事は売上に繋がらないから掲載されない。それ以前に、NTTグループは、すべてのマスコミにとって、巨大なクライアント様なんだよね。何があっても、当分の間、広告出稿量が減ることは考えられないし。

なんか今日もまとまりが悪いんだけど、今日はスポンサー様との忘年会なんで、この辺で。

じゃ、またね!

「政治絡みの内部告発者は悲惨な末路」法案を自民党作成中

鍾馗か?

っていきなり誤変換ですみません。「正気か?」ですね、ってことのつきなみ♀@クリスマスイブの予定がない(ToT)っす。

それはともかく、鍾馗様って言えば、五月人形のおっかない顔した、おっちゃんなんだけど、「何者?」ってことはあんまり知られていないんだよね。一部では、顔が怖い繋がりで閻魔様と混同されてたりするんだけど、中国で生まれた、比較的新しい神様だ。

伝承は幾つかの系統があるんだけど、一番判り易いのは、『夢渓筆談』(沈括・梅原郁 訳 ISBN:4582804039 平凡社 )にある

以下引用

「唐の開元年間、玄宗皇帝熱病に伏せたまいし時、夢の中に「虚耗」と名乗る小鬼一匹出で来て、楊貴妃の繍香袋と玉笛を盗み去らんとす。
 帝、大声にて人を呼びたまえるに、突如、破帽、藍袍、ひげ面の大男があらわれ、小鬼の目をくじり、躰をやぶりてこれを捨つ。 

 帝、驚きて名を問いたまえば 「臣は終南山の鍾馗なり、我、先帝の砌、武挙の殿試に応じてならず。 恥じて自ら生命を断つに、かたじけなくも帝より、手厚く葬られし御恩を報ぜんがため、かく現れたり」 と答う。   

 帝、夢より覚めたまえば、病即ち癒えたり。 後に、呉道玄なる画家を召して、この鍾馗の姿を描かせたまいし」

以上引用

ってことで、簡単に言えば、玄宗皇帝が熱病に魘されていたときに、夢の中で病魔と思しき鬼を退治してくれたのが鍾馗さんなんだけど、武挙(科挙の武人版)に落ちちゃって、それを恥じて自殺したのに、国が手厚く葬ってくれた恩に報いるためにしたんだよん、って感じなんだよね。

その後、「熱病を治した」って処から、民衆の間では病魔退散の神様になっていくんだよね。それが日本にも伝わって、顔を赤く塗った象は、疱瘡除けの神様としても崇められてきた。

えーっと何の話だっけ?<=おい!

そうそう、内部告発保護の対象独禁法など414本選定ってことなんだよね。

以下引用

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内閣府は16日、内部告発者を解雇などから守る「公益通報者保護法」で、通報対象となる法律の原案をまとめた。国民の生命と身体、財産保護に関係し、刑罰規定を持つ独占禁止法労働基準法など414本を選定。自民党が同日開いた内閣部会・消費者問題に関するプロジェクトチームの合同会議に提示した。
 今月下旬以降、国民から意見を公募し、与党の了解も得た上で、2005年3月に法律を明記した政令閣議決定したい考え。

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以上引用

公益通報者保護法」は2004年6月に成立・公布され2年以内に施行される予定なんだけど、細部は詰まっていなかった。っつうか、条文を読んでいただくと判るんだけどう保護するのかも,何をもって「公益」とするのかも、決まっていないっていう、ヘンテコナ法律だった。

そして、附則を引用すると

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 (施行期日)

第一条 この法律は、公布の日から起算して二年を超えない範囲内において政令で定める日から施行し、この法律の施行後にされた公益通報について適用する。

 (検討)

第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律の施行の状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。

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ってなっていて、「政令」そして「必要な処置」は政府が行うんだよね。そして、当初は30程度と考えられていた、「公益」に関わる法律はなんと414本となり、でも「政治資金規正法」と「法人税法」は対象外にするって、いったいどうなっちょるんじゃ〜〜?

これまでも、政治と銭、そしてそれを支える法人税及び、事業者課税の問題を何度か書いてきたんだけど、ここまで露骨な法律が施行されるって、日本はいったいどこに行こうとしてるんだろう。

つまり、ちょっとでも法律に違反していると、「公益通報者」にチクラレて、御用になる可能性があって、チクッタ通報者は法律で保護される。でも、「うちのシャッチョウさんは、税金ごまかして、議員先生様に献金してまっせ」は、保護されないんだよね、ってそこまで露骨な法律が存在していいの?

そして、それを防ぐためには、「有力者」の方と懇意にして、通報されないように「円満な関係」を業界の方々や「関係各位」と作っておかないと、どこからスパイがもぐりこむか判ったもんじゃない。だから「信用の出来る家庭」のおぼっちゃん、おじょうちゃんを採用しないさいよね、って、システムは急速に完成形に向かってるんだよね。

そして、これだけ凄い方向性が露骨になっているのに、マスコミは現時点でほとんど問題にしていない。っつうか、リンクを貼った該当記事も、すでに一部削除されているんだよね。

正気じゃない気がするよね、こんな法律成立させた議員の皆様、大丈夫か、まったく?

ふう・・・・。

中途半端だけど、そろそろ会社出なくちゃならないから、今日はこの辺で。

ってことで、またね!