でんぱ組.inc

WWDD 初回限定盤(CD+DVD)

WWDD 初回限定盤(CD+DVD)

新作。正直、最近のシングルにあまりときめかなかったんで、このアルバムは期待してなかったんだけど予想外にメチャクチャ楽しい1枚。Perfumeっぽい"ダンス ダンス ダンス"にBiSプライマル感がさく裂の松隈ケンタ曲"ブランニューワールド"、滝清人MOSAIC.WAVが組んだミュージカルなテクノ歌謡傑作"まもなく、でんぱ組.incが離陸致します"など、アルバム新曲がとにかく充実してて、この流れで聞くとシングル曲もすごく輝いて聞こえる。

Literature

Chorus

Chorus

'14年。80年代UKネオアコースティックなキラメキ具合がたまらない米国ギターポップバンド。ジャングルビートの"The Girl, The Gold Watch, and Everything"からラストの"Kites"までひたすら疾走ビートと甘酸っぱい青春メロディーでたたみかける若さあふれる1枚。ちょっとフリッパーズっぽさがある"Tie-Dye (Your Life)"、浮遊感が心地良い"Court/Date"、ヒットパレードを思い出す"Chorus"、サビの歌とギターの絡みが絶妙な"Jimmy"など。

私立恵比寿中学

新作。さらに過激さが増した感じで面白いんだけど、ポップスとしては前作の方が好きかも。とはいえ第一印象でイマイチと感じてもジワジワ好きになる感じの曲が多くて、気が付いたら結構イイ曲多い良盤という印象に。シングル以外の新曲では、業界ノリがちょっと煩いけどオモシロ展開にときめく"金八DANCE MUSIC"とか、疾走感のある美メロ歌謡ロック"テブラデスキー~青春リバティ~"、ブギーなハードロック歌謡"大漁恵比寿節"あたりかなりお気に入り。

Negicco

Rice&Snow

Rice&Snow

新作。前作同様、冒頭のシングル曲連発な構成でいきなり持っていかれる。"トリプル!WONDERLAND"、出た当初はピンとこなかったんだけど、今はどう聞いてもまごうことなき傑作。そして続く"ときめきのヘッドライナー"、これは出た当初からお気に入りの名曲。後半、"BLUE, GREEN, RED AND GONE"、"pace Nekojaracy"、"自由に"と続くちょっと尖ったアルバム新曲がまた最高で、トータルですごく楽しめるアルバム。名盤。

モーニング娘。’14

14章~The message~

14章~The message~

'14年。ほぼ全編EDM歌謡で固められていて、全編ギラギラキラキラしてて楽しい。でも、だからこそ、「笑顔の君は太陽さ / 君の代わりは居やしない / What is LOVE?」と「時空を超え 宇宙を超え / Password is 0」の突出具合を再認識してしまうというか。アルバム新曲も悪くないけどやっぱりあの2枚のシングルには及ばないので。なので、はやくまたハイテンションなシングル聴きたいなあ。

つりビット

フィッシングライフ

フィッシングライフ

'14年。アルバム前半に固められてる魚ネタのノベルティっぽい曲群はなかなか新鮮だったけど、やはり何と言っても名曲"真夏の天体観測"をはじめ怒涛の高品質ガールポップが並ぶ後半が素晴らしい。"踊ろよ、フィッシュ"の最高なカヴァーとそのCWの爽快なギターポップ歌謡"ラムネ色のスケッチ"、キラキラしたクリスマスパワーポップ"キメキメクリスマス"など、キャッチーなメロディーと微妙に無感情な少女ヴォーカルのマッチングにグッとくる。

D’Angelo And The Vanguard

BLACK MESSIAH

BLACK MESSIAH

'14年新作。冒頭"Ain't That Easy"のゴツゴツしたガレージ感とメロウなR&Bの融合がめちゃくちゃ新鮮。そこから"1000 Deaths"、"The Charade"と続くクラウトな反復覚醒ロック風でかつメロウな流れがまたスリリング。以後もジャズにAORと微妙に色合いを変えつつ、イイ曲満載で最後までテンションの落ちない先進的R&B傑作。