有馬記念 vol.2

凱旋門での先行策失敗、JCでの後方待機策成功を考えると、中山の直線を考えてもディープ(というか武豊は)道中は最後方に位置すると思う。逃げるのはアドマイヤメインで間違いない。この時期の古馬G1というのは、斤量差を考えると3歳馬有利。約10日後には同じ斤量で現3歳馬と古馬が一緒に走るのに、人間が勝手に作った「馬齢」のおかげで有馬では2kgも軽い斤量で走れちゃう。
とはいうものの、今年の3歳勢*1菊花賞の後に古馬とのG1を既に一回使っていて、秋4目走目。こういうタイプが結果を残すとは思えない。それどころか、上積みがないだけでなく疲労も心配される。よって、3歳勢3頭に2着以上はないとみます。
ダイワメジャーは距離が長いとはいえ、得意の中山、先行有利の流れ、近走の充実振り+楽な競馬ができていることを考えると打倒ディープの一番手はこの馬と考えるのが自然。

◎ ディープインパクト
○ ダイワメジャー
▲ コスモバルク
△ ポップロック
△ ドリームパスポート

体重が増えたようだし、やはり本命はディープインパクトスイープトウショウが不気味だけど、エリ女の時に書いたようにもう十分走った馬。遠征、鞍乗を考えるとやっぱり買えない。
3連単◎→○→▲△△

有馬記念 vol.1

忙しい師走の時が流れ、やっと落ち着いて競馬が見れる状態になった。JCがホンの2、3日前のことのように感じるのは気のせいだろうか??


クリスマスイヴだというのに楽しみが競馬しかないのは実に寂しい。実際に競馬場へ足を運ぶ方はまだ救いがあるが、テレビとパソコンの前でオッズを確認しながらPATを弄っている自分なんて空し過ぎる。あぁ〜、オトコなんて・・・


無駄話はこの辺で終わりにしよう。


第51回有馬記念
時代の寵児ともいうべき馬のラストラン。
シンザンシンボリルドルフが残した時代を変える走りとハイセイコーオグリキャップが持っていた圧倒的な人気の両方を備えた馬、それがディープインパクト。時代は移り変わるとはいえ、少なくとも無効十年は「ディープを超えろ」が日本競馬の合言葉になるだろう。


凱旋門での敗戦、そして失格でのモヤモヤをJCの勝利で吹き飛ばし、ディープは最高の状態。遠征帰りの疲労やプレッシャーなどから開放され、昨年のリベンジとして臨むはずだった有馬ではライバル・ハーツクライの姿はなく、もはや彼の敵はいない様にみえる。しかし、競馬に絶対はない。中山競馬場、出遅れ、スローペース、仕上げ不足、体重、馬場・・・不安要素がないわけはない!!果たして・・・

阪神JF

基本的に情報が少ない(馬の特徴をつかめていない)2歳戦には投資をしない主義なので、ここでは来年のクラシックを楽しみにしつつテレビの前で静観。今年は阪神改修でまるでレース展開が読めない状況だけに予想も難しい。
よってここでは、馬のことはすっぱり切り捨てて騎手のみで買ってみるのがよろしいのでは?


阪神と同じく関西で外回りのある京都芝マイルの成績を参考にすると...


成績    回数 実力指数 人気指数 勝率 連対率 複勝
7-4-5-5-3-16 40 60 150       .175 .275 .400 武豊
2-2-0-2-1-8 15 110 414       .133 .266 .266  藤田 
8-4-2-3-1-15 33 126 299       .242 .363 .424 岩田
1-3-7-9-2-26 48 48 210       .020 .083 .229  福永
4-5-1-1-1-11 23 266 614       .173 .391 .434  四位
4-5-3-3-3-19 37 107 332      .108 .243 .324  小牧


これに、京都での成績が抜群に良い横典を加えて...

◎ 岩田康成(ハロースピード
○ 四位洋文ウオッカ
▲ 武豊アストンマーチャン
△ 横山典弘ジーニアス)

でもアストンマーチャンが現時点では頭ひとつ抜けていると思うけど...*1

*1:桜花賞では逆転している馬も現れるかもしれないけど...

JC

JCD:アロンダイトが7番人気だったようで、この一戦で今年のマイナスを一気に帳消しに!!あんまりやる気なかったのにね〜。競馬ってホント不思議だ。
JCDと違い、JCの少頭数、外国馬(多数)回避はハーツとディープの海外での活躍が影響していることは確か。こちらは立派な国際GⅠに違いない。


◎ ディープインパクト
○ ドリームパスポート
▲ メイショウサムソン

関東馬ユキノサンロイヤル一頭。同馬もこういう事情を察しての参戦であり、府中にも拘らず関西馬同士の戦い*1。ハーツは有馬で本命。ウィジャボードは欧州年度代表馬といっても、ナッソーSとBSFMはランク的に低いレースなので、本当に評価できるのはプリンスオブウェールズSと愛チャンピオンSの2走。この2レースともT10Fであり、血統的に見ても東京なら2400より2000の馬。BSからのレース間隔を考えても、ここではきるのが妥当(でもこの後の香港には勝つかも)

*1:マイルCSは上位6頭が関東馬だったのに...

マイルCS

ダイワメジャーは、年間全勝を果たした頃のTMオペラオーと何故か印象が被る。何か走る前から結果が分かっているんじゃないか?と疑いたくなるような雰囲気を醸し出す。JC、有馬の結果次第では年度代表馬の可能性さえ残されているのではないか。

JCD

登録時にはインバソール、ジョージワシントンといった豪華メンバーが名を連ねていたものの、出走が確定してみれば国際GⅠがGⅡと疑いたくなるメンバーに早代わり。カネヒキリアジュディミツオータイムパラドックスフラムドパシオンといった日本のトップだけでなくユートピアにもソッポ向かれ、このレースの意味自体を問う必要さえ感じてしまう。


◎ アロンダイト
○ サンライズバッカス
▲ シーキングザダイヤ
△ メイショウバトラー

こうなったらニュースターの誕生に期待するしかないということでエルコンドルパサー産駒アロンダイト。騎手が気になるものの、前走東京2100を勝った勢いをそのままここでも発揮して欲しい。

エリザベス女王杯

降着という結果は非常に残念だ。
競馬を始めたのが90年代後半の自分にとって、メジロマックイーンの一着降着など歴史上の奇談だと思っていただけに事態を飲み込むのにそれ相応の時間が掛かった。幸い?、馬券が外れただけに冷静な判断ができるが馬券が当たっていたらどうなっていたことだろう?


レースの数日前に会長のお話を聞いていたというのに、パンドラを買っていなかったのが悔やまれる。会長自身、良くても2着と思っていたようなのでこの繰上げは予想外だったはず。


アサヒライジングは直線入った時点でもうダメ。あれだけ大逃げしたシェルズレイを交わせていなかったし、挙句の果てに同馬の真後ろに位置して直線の抜け出しがワンテンポ遅れてしまった。やっぱり先生とは相性が悪いようだ。


スイープトウショウはよく頑張ったと思う。でもやっぱり去年のようなパフォーマンスはできていないし、終いの脚も切れがない。有馬に出るかどうかわからないけど、このまま引退するのがベストだと思う。まぁ、最強牝馬の名を継ぐ川上に引導渡されたわけですしね。