今月の「ゲームラボ」と新ブログのお知らせ

どうも、海月です。
今月も「ゲームラボ」の連載“ニコニコTube”書きました。
お盆ですがそろそろ書店に並ぶと思います。
今回は「iPadiPhone動画特集」です。
ぜひぜひご覧ください。

ゲームラボ 2010年 09月号 [雑誌]

ゲームラボ 2010年 09月号 [雑誌]


それから、仲間と新しいブログを立ち上げました

■デジリ倶楽部 for the electric people
http://digiri.blog135.fc2.com/

iPadiPhoneAndroid等のタッチデバイスを使った電子書籍に関する話題や、お勧めのアプリ、気になるニュースを紹介するブログです。
こちらの更新頻度はバリバリ高いので、ぜひチェックしていただければ幸いです。
まあ、こっちのブログも格闘技ネタとニコニコ動画ネタを中心に更新してきますので、どうぞよろしく。

気づけば、超放置

いやはや、超放置でした。
ちゃんと生きてますです。

ゲームラボ」の連載はもちろんのこと、下記の『ネットで楽しむ生放送 USTREAM&ニコ生ガイド』でも少しお手伝いしました。
よろしくです!

5/2「K-1 WORLD MAX 2010 -63kg Japan Tournament 1st Round」

深夜に放送されていたK-1MAXの63kgトーナメントを見ました。
TV放送的には最初(試合としてはメイン)の上松大輔vsチョン・ジェヒが一番スカッとした試合で、全体的にはけっこうフラストレーションのたまる試合が多かった印象です。
もちろん、スピーディーで見応えはあったのですが、首相撲制限のルールに戸惑っている選手がいたり、勝ちきれずに判定にもつれてしまう試合が多かったので、ちょっと感動が鈍ってしまったという感じ。
全体的に華々しさとか爆発力に欠けていたように思います。


これはヘビー級のような派手なKOが少ないからではありません。
原因は、僕が思うに二つです。
ひとつは、多くの選手がK-1という舞台でいつものパフォーマンスを発揮しきれなかったのではないかということ。
谷川EPも総括で「全体的にちょとみんな硬かった」とコメントしてますが、どうも本来の実力以下の内容だと感じる試合が多かった。
日頃は後楽園ホールあたりを主戦場にしている選手たちがJCBホールの観客数で萎縮するというのはおかしな話なので、やはりK-1というブランド(あるいは地上波放送にでられるというメジャーの重み)が歯車を狂わせたのでしょう。


もうひとつの原因は、これが「勝ってもトーナメント出場が保証されない試合」だったからではないでしょうか?
トーナメント本戦には8名しか出場できないのに63kg級が11試合も組まれているという興行で、最初から「本戦出場選手は試合内容を考慮して選出」という曖昧な条件になっていたわけです。
極端な話、例え負けても試合内容と印象がよければチャンスはある、と解釈できます(まあ、これで本当にファイヤー原田を選出したら、とんだ茶番だと思いますが……)。
やっぱりこれでは選手たちはモチベーションを100%にはできても“120%”にはできないと思います。
「勝てば本戦出場決定、負ければ終わり」とはっきり提示されていたら、勝負のキワのところでもっと違うモノが見られた可能性はあります。
本戦出場条件の曖昧さが、大会全体の熱気、情熱みたいなものを削いでしまったのではないでしょうか。


というわけで、僕としては「63kg級はやや不安な立ち上がり」という評価です。
もちろん、まだまだこの先には期待はしています。
日本人トーナメントもそうですが、どんな外国人勢が出てくるかがブレイクの肝になるでしょう。
MAXもクラウスやサワーやブアカーオがいてこそ、今の人気があるわけですし、どれだけ魅力的な「日本vs世界」の構図を作れるかに注目です。

「ゲームラボ」5月号は“ニコニコtube”第二回

前回からニコニコ動画の連載コーナーがパワーアップして“ニコニコtube”というコーナーにリニューアルしました。
現在発売中の「ゲームラボ」5月号では「メタルギアソリッド動画」を特集しています!
PSPの新作もでましたしね!
ゲームの動画だけでなく、実写系も紹介しています。

そんなこんなで、リニューアルしたのは4月号からなのに、今月号から新連載のマンガも始まっている不思議!
絶賛発売中の「ゲームラボ」ぜひチェックしてね!

ゲームラボ 2010年 05月号 [雑誌]

ゲームラボ 2010年 05月号 [雑誌]

シュートボクシング『維新-ISHIN-其の弐』梅野vsボーウィー

さて、昨日の前フリ通り、後楽園ホールシュートボクシング『維新-ISHIN-其の弐』の話題です。
K-1甲子園で知られる日下部竜也が参戦した55kg級のトーナメントや、渡辺久江の復帰戦、宍戸大樹vs鈴木悟など、みどころはたくさんあったはずなのですが、もうメインの梅野孝明vsボーウィー・ソーウドムソン戦があまりに凄すぎて、冷静な感想を書けません。
本当に“火の出るような撃ち合い”というものを目の当たりにしました。
しかも殴り合いながら、二人とも笑ってるんですよ。
「こんな試合をできる相手とついに巡り会った!」と全身で表現するかのように、喜びに満ちた殴り合いでした。


逆転、逆転の撃ち合いで観客は総立ち。
後楽園ホールの床が抜けるんじゃないかと思ったほどです。
本当に見ていて身体が震えました。
試合内容としてはお互いにダウンを二つづつ取り合いながらも、梅野のTKO負け。
勝ちが決まった瞬間、ボーウィーは雄叫びをあげて喜びを爆発させていました。


確かに無敗のエース梅野の初敗北という結果は残念ではあります。
しかし、これは早くも今年のベストバウトというような凄まじい試合でした。
そして、ボーウィーという素晴らしい選手を呼んでくれたことにも感謝です。
本来は梅野を応援しに来ている観客も、勝利のアピールをするボーウィーにスタンディングオベーションでした。
勝ち負けを超えて、とにかく試合そのものに感動したからこその拍手でしょう。
今夜は格闘技の醍醐味を久々に生で味わってしまいました。
梅野孝明とボーウィー・ソウドムソン、この二人の試合は、きっと私の中で忘れがたいものになることでしょう。

シュートボクシング『維新-ISHIN-其の弐』前夜

明日はシュートボクシング後楽園ホール大会です。
メインは梅野孝明vsボーウィー・ソーウドムソン。
梅野孝明はデビュー以来無敗の12戦全勝、直近4試合はKO勝ちという、シュートボクシングの新エース。
いよいよメインイベンターとしてフル稼働しつつあります。
大学時代には日本拳法の大会で優勝した経歴もあり、その打撃の破壊力は70kg級でもトップクラスでしょう
日本拳法をバックボーンに持つ選手といえば長島☆自演乙☆雄一郎が一躍有名になりましたね。
しかし、個人的には「今年のレベルのK-1MAX日本代表トーナメントなら、もし梅野孝明が出ていたら……」という思いがあります。
今年はシュートボクシングの「S-cup」に焦点を定めている梅野ですが、「来年こそMAX出撃?」と期待が高まります。


ところが、今回の相手ボーウィー・ソーウドムソンは凄まじい難敵です。
首相撲やロングレンジのミドルキックに頼らない攻撃的ムエタイ戦士で、“壊し屋”の異名は伊達ではありません。
“元・ラジャダムナンスタジアム・フライ級王者”という肩書きですが、まだ26歳。
よくある旬の過ぎた元王者を連れてくるパターンではなく、現役ばりばりのトップ選手です。
昨年はシュートボクシングのエース宍戸大樹を圧倒しています。
ある意味、ボーウィーも必見の選手です。


なお、同大会ではレーナvs渡辺久江という女子格闘技の歴史のターニングポイントになるであろうカードが組まれていましたが、レーナが負傷欠場となってしまいました。
渡辺久江の相手は西日本グローブ空手女子王者・井川恵に変更となり、レーナはお詫びのサイン&握手会を行うそうです。


ともあれ、明日のシュートボクシング、期待大です。
ちなみに、写真は花見で賑わうシュートボクシングのお膝元・隅田川公園と、そこから見える建設中の東京スカイツリーです。


UFC Fight Night FLORIAN vs GOMI

昨夜はテレビ東京で3/31に行われた「UFC Fight Night」が地上波放送になりました。
もちろんニュースで結果は知っていたんですが、しっかりチェック。
メインは大会タイトルにもなった五味隆典VSケニー・フロリアン


うーん、日本からUFCに挑戦する選手はたいてい初戦でつまづいてしまうんですよね。
桜井マッハ速人もそうだし、近藤有己とか宇野薫もそうでしたし。
特に鳴り物入りで参戦する選手ほど、いきなりケージマッチのエキスパートクラスの強豪と試合を組まれるので、より厳しいのかも。


“スカ勝ち”が信条の五味隆典は時々“ポカ負け”するのも特徴で、今回はまさにそんな感じでしたね。
もともとサブミッションに強いタイプではないけど、あの攻防であっさりチョークを取られてしまうとは。
終始ジャブで先手を取られていたし、タックルで試合の流れを変えることもせずやられちゃいましたね。
戦極での戦績が低迷したのはモチベーションの低下があるのかと思っていたけど、UFC初戦の黒星でもう負けられない状況になってきたように思います。
ここで五味ならではの気概で再びのし上がって欲しいところ。


ところで、テレビ東京でのUFC中継の解説は秋山成勲選手でしたが、正直これはいただけない内容でしたね。
「あー!」とか「いけいけ!」とか、普通にテレビ観戦してる人と同じことしか叫んでないという……。
「ああ! ダメだ、ダメだ!」とか、あなたね、『こち亀』第一話で競馬中継聞いてる両さんじゃないんだから。
正直、まったく解説の体をなしていなかったので、次回は人選を考えてほしいものです。
知名度なくても格闘技雑誌の人とか、専門家でよいのでは?
UFCで有名でも日本で知られてない選手ばかりなので、ちゃんとデータを把握して説明してくれる人がベストだと思います。
実際、今回の放送でも「ケンフロは強豪!」って連呼してましたが、どういう選手なのかちゃんと説明してなかったので、なんか「五味が無名に負けた」みたいに考える人もいるんじゃないでしょうか?