2007年の冬コミについて
「やおい書店大崎店」は落選してしまいましたが、評論系同人サークルの同志であります「六角橋救国戦線」に新刊を委託させていただくことになりました。
http://red.dip.jp/
12/31(金) 三日目 西地区 よ-19b「六角橋救国戦線」
にて新刊を頒布させていただく予定です。
冬コミで頒布予定の新刊は
・「げんしょけん」(コミック・ライトノベル評論誌)07夏号
・「げんしょけん」(コミック・ライトノベル評論誌)07秋号
・(エロアニメ全作品レビュー本)創刊準備号
の最大三冊となります。
多忙により三冊とも無事発行とはいかないかもしれません。
読者の皆様ごめんなさい。
反・聖戦の系譜
http://www2.pure.cc/~musubino/FE/feindex.htm
このサイトが面白すぎて、最近寝不足です。
ファイアーエムブレムの大きな魅力として、高難易度かつ練りこまれたSRPGであると同時に、単純な勧善懲悪ではないことと、複雑な政治・軍事の権力争いが描かれていることが挙げられます。「聖戦の系譜」という作品も、個々の正義や恋愛模様とは別に大きく俯瞰すれば、グランベル内の各派閥と周辺諸国、そしてロプト教団の権力闘争絵巻となります。また、ゲーム内にてプレイヤー伺い知ることができる範囲に限っても、少なくとも、グランベル帝国皇帝アルヴィスとトラキア国王トラバントの両名に対しては、敵対関係にあっても彼らなりの正義があり単純悪ではないことが推し量ることができます。
本作品において(というかFEシリーズ全般において)主人公サイドは常に正しく、お人よしが過ぎるあまりに災禍に巻き込まれるといった感があります。「聖戦の系譜」を単純にプレイしたユーザーの印象では、キュアン・エルトシャン・クロード・イザーク人をはじめとするシアルフィ一族に関わった人はすべて理想に燃える聖人君子で、ヴェルダンとオ−ガストとドズルは野蛮、アグストリアや北トラキアの諸国は日和見、シレジア王弟とユングヴィは分不相応な野心に燃え、フリージとロプトは狡猾に立ち回っているとのレッテルを貼られているようにみえます。
賛否分かれる大沢版・聖戦の系譜においても、ゲームでは描かれないランゴバルトやレプトールの生き様や哲学は描かれましたが、シアルフィが正義であり、彼らが悪であるという概念はそのままです。
しかし、少しでも現実的に考えると、政治や軍事や人間関係がこのように運ぶわけではないことに気付かされます。前振りが長くなりましたが、上記のサイトは、そんな「聖戦の系譜」を歴史学的考察で徹底的に深読みした、原作以上にリアルな聖戦の系譜演義です。
超絶野心家バイロンとシグルドが思い描く野望の王国実現の為に翻弄されるユグドラル大陸、賢明なるヴェルダン・アグスティ両王家、為政者としての資質が疑われるクルトにエルトシャンにラーナ、生臭坊主クロード、宰相としてグランベルを導くレプトール、イザーク統治に成功していたダナン、水面下で冷たい駆け引きを繰り広げるオイフェとレヴィン…。
全部読むのに一週間も掛かったよ。つまり政治サイコウ。
新入会員歓迎会
告知が遅くなってしまいましたが、明日4/30(祝)夕方に行います。
普通の居酒屋でやっても趣に欠けるので、池袋のクラシックメイド喫茶「Wonder Parlour」にて催します。
http://wonder-parlour.com/reserve.html
予算は三千円。
メンバー以外でも参加希望者は本日中に宏まで、ふるってご応募ください。