裁判員法廷

ちょうど、耳かき店員事件の判決があったばかりで再び世の注目を集めている裁判員制度
判例主義である日本の裁判の判決において、今回の判決が今後の裁判員裁判へどれだけの影響を与えるのかがこれからの問題だろう。
ということで、森江春策シリーズにして裁判員制度を扱ったミステリでございます。

裁判員法廷 (文春文庫)

裁判員法廷 (文春文庫)

タイム・マシン

ウエルズの伝説的なSFの名作。
表題作以外にも想像力に溢れた短編が詰まっている。

タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)

タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)

宇宙のみなしご

子供には子供なりの悩みや考えがあるということはとても当たり前のことである。けれども子供と接する時間が少ないと、そんな当たり前のことすら忘れてしまうのである。

宇宙のみなしご (角川文庫)

宇宙のみなしご (角川文庫)

密室キングダム

文庫のくせして1200ページとか…。
京極以来の凶器になる本である。
タイトル通り、密室事件のオンパレードで、シリーズ探偵南美希風が活躍する。
あまりにも頻出する密室事件に気をとられて、メイントリックに全く気付かずに最後でアッと言わされました。
あんなに露骨にヒントがちりばめられてたのに…。

密室キングダム (光文社文庫)

密室キングダム (光文社文庫)

インシテミル

映画化もされた話題作。
閉鎖された空間の中で報酬を目当てに殺し合いをする男女。
そして行われる犯人当てゲーム。
 
だいぶ話題にもなったので粗探しのように取られるかもしれないけれど、
読み終えて腑に落ちなかった点が一つだけある。

ネタばれになりそうなので気をつけながら。

 
 
黒幕的立場であった人たちだって、館にいる以上は切羽詰まった参加者から殺される危険があったのではないだろうか?そうなる危険がある以上、実験の観察者として参加できるものなのだろうか?

インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

月光スイッチ

結婚している男性と不倫をしていて、彼の奥さんが出産で里帰りする。
その間だけ一緒に棲むことにした彼女は、同じマンションの人たちや、周りの様々な人と出会ってゆく。

吸血鬼ドラキュラ

吸血鬼ものの古典。
吸血鬼退治に挑む各人の手記を入れ換わり配置することで3人称小説のような全員の内面描写を成功させている。

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)

吸血鬼ドラキュラ (創元推理文庫)