第三十一回文学フリマレポート!(追記あり)

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見事な秋晴れの空。陽射しは暖かく、少し冷たい風が心地良い、出掛けるには最高のお天気。しかし、我々は今、何も考えずに出かけることはできず、人が少ないところならいいかな、やっぱりやめた方がいいかなと、ただ出かけることに躊躇してしまう。そんな最中の文学フリマであります。

 

文学フリマに行ってきましたよレポートを書こうとしているのですが、どういった書き出しで書いていいのか、昔はどうやって書いていたのか全く思い出せず、天気のことなど書いてみました。

 

コロナ禍での開催ということで、まずはおうちで感染対策! cocoaアプリをインストール!

ついついコロナと言ってしまいますが、正式にはウイルスの名前がSARS-Cov-2で、感染してなった病気のことをCOVID-19と呼びますので覚えておかなくてもいいけど頭の片隅においてください。

 

家を出る前に体温測定。よし平熱。開場すぐだと混んでるかと思って、だらだらと15時ちょい前くらいに到着。

会場入り口ではアプリのインストールをお願いするスタッフさん。アプリ確認と体温測定の列。しかし、その前に私は手を洗いに行く。アルコールを過信してはいけない。手を洗ってからアルコールだ! さらに職場からパクってきたちゃんと70%のエタノールを使って万全の体制。

 

いざ入場。アプリを起動して陽性者との接触がないかをスタッフに確認してもらうとステッカーが貰えますので、これを貼ります。

それから改めてアルコールで手指の消毒をして入場です。

 

そしてエリーツのスペースへ!

いるいる。佐藤さん、phaさん、滝本さんの御三方。

 

私「どうも〜」

ユ「あっどうも〜」

おい、18年前の私よく聞け! あの佐藤先生にふわっと顔見知りな感じで挨拶してんぞ!

 

〜回想〜

第一回文学フリマ。周りに行く人いなくて(友達で好きって人は二人いた)、ファンサイトもなくて、当時はブログもTwitterはてなmixiもまだなくて、語れるところは2ちゃんくらいしかありませんでした。でも2ちゃんに書き込む勇気はなかった。「みんな行く?」「てか何時に行く?」とか聞きたかったけど、わかんないし予定があったから開場30分前に到着しました。

特に入場列もなかったので、ふらふら時間潰して開場時間少し過ぎてから中に入って気づく。どこにいんの? 第一回はマップがなかったのです。サークル名も知らなかった。会場の青山ブックセンターは一般的な即売会の会場と違って、セミナールームみたいに部屋が分かれいて、全くどこだかわかりませんでした。

ウロウロしてたら、発見しました。そういや顔もわからない。著者近影は見たような気がするけど覚えていませんでした。どれだ。よく見たら胸に名前を書いたガムテープが貼ってありました。親切。ありがとう。あれが生の佐藤先生か。若い普通のにーちゃんだな。思ったよりフレンドリーでテンション高いな。横にいるごっつい人は誰なんだろう。(ごつくなかった)

 

そういや、このとき誰かが尋ねた(matsuoさんだっけか?)

2ちゃんねる見てるんですか?」

「バリバリ見てます」

これも伝説なんでは。

 

ついでに「ユヤタン」という愛称の由来も書いておきましょう。

 

由来は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)。最初は「佐藤くん」と呼ばれていましたが、どなたかの書評サイトで「友哉たん」と書かれていたことから始まり、「ユウヤたん」が「ユヤたん」になり、「ユヤタン」「ユヤタソ」(当時の2ちゃんではカタカナは半角カナで書く、「ン」を「ソ」と変換して使用する風潮があった)「ユヤタン」と呼ばれるようになりました。当初は少々バカにしたニュアンスで使われていましたが、語呂が良かったせいか、アンチもアンチじゃない人も使い始めました。本人も知っているとわかってからは、普通に愛称になり、ついに公式の場でも使われるようになり今に至ります。

 

さて話を戻します。

早い時間だったのでそこまでの列でもなく購入。前述の佐藤さん好きな友達の分も含め三冊購入。「今日一番の大手ですよ!」と言われました。あとのことは覚えていません。何か言ったかもしれないし、何も言えなかったかもしれない。今、『タンデムローターの方法論』を出してみたらサインが入っていたので、サインは頼めたようです。

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この日は友達の主催する同人誌即売会のスタッフをするために神奈川に向かわなくてはいけなかったので速攻で離脱。

イベント会場行ったら時間ないし、そのあと打ち上げあるから、読む時間がない。幸い、電車がガラガラだったので、端の席でこっそりと読みました。

読み終わって、その次に書いてあった作品の説明の最後に

「ではさようなら」

と書いてあって、それを見た瞬間なんだかとても悲しくなりました。ただの挨拶かもしれないのに。

 

これが佐藤友哉ファンサイトを作ろうと思ったきっかけです。文フリ出なかったら、「さようなら」って書いてなかったら、作らなかったかもしれせん。

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あとせっかくのタイミングだから書くけど、作ったら二年間は何もなくてもサイトを更新し続けると心に誓いました。一年以内に次の本出たら『クリテロ』なんだったんだよってなるし、二年くらいで出るのがベストって勝手に思っていました。『飛ぶ教室』がちょうど二年でよしよしと思いましたね。これだけ人気が出たなら次は本編! と思ったのにまさか未だに本編が読めていないとは思いませんでしたね!(『ラストオーダー』は心の葛藤により購入しておりません)

 

〜回想終わり〜

 

佐藤さんは胸に名札を付けていて、第一回目を思い出します。

ユ「じゃあ、これとこれと〜」

『ELITES vol.1』から全部手に取り出す。

私「持ってますからね!」ツッコむ私。

 

私「ふぁあ〜! 鏡家ですよ〜鏡家ですよ〜」なんか変な声出た。

ユ「今日はみんなそんな反応です」

 

ライブのチケットも買いました。

ユ「13番! 縁起悪い!」

私「イエス!」

むしろ面白くてよい。

 

あとphaさんにも「Twitterで見たことがある」と言われました。3曲なのにセトリまとめた人ですよ。

 

ユ「ウリオさんにクマちゃん描かないと〜、もうマイメロじゃなくね」

幅広くアピールしてためのクマちゃんらしい。ワールドワイドですね(昭和感)。マスに向けて。マスクって書くのかと思ったらマスだった。

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さて、先日。姉と買い物行ってテンション高かったときのこと。

私「12月はユヤタンのライブあるんだよー」

姉「うちわ振る?」

私「振らないよ」

姉「ペンラ振る?」

私「振らないよ。 一応ロックバンドだから」

姉「じゃあ、タオルとリストバンドだね!」

私「それだー(爆笑)」

一回しかやらないのにツアTとか、ひらがなでだっさくマフラータオルに「えりーつ」って書いてあるのどーよ。って謎の盛り上がりをしてしまい、やっぱタオル首に巻いて、リストバンドで留めるっしょー。大爆笑。

そして出来上がったのがこちらになります。

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なかなかいい出来だと思います。

佐藤さんにお渡ししたところ、

「つけるかどうかは善処します!」

(「検討します!」だったような気がしてきました)とのこと。乞うご期待!

言い忘れたけどロゴを無断使用したので、相手取る場合は示談交渉させていただきたい所存でございます。

 

昨日、我慢出来ずに友達に写真送ったら大爆笑してくれたので、ナチュラルキラー細胞が活性化して免疫力が高まったと思います。

 

そんな文学フリマでした!

参加された皆様、スタッフの皆様お疲れ様でした!

 

(追記)

パソコンのデータを漁っていたら、当時の日記を発見しました。まだファンサイトを作ってないときに書いたものです。文章恥ずかしいですが、そのまま載せておきます。

 

文学フリマ佐藤友哉に会ってきた 

文学フリマ佐藤友哉さんが来るとのことでウキウキと行きました。どれくらい人が来るのが想像つかなかったので早めに行きました。30分くらい前に着いたのですがあんまり人がいなかったので、本屋でひまつぶし。10分くらい前に並びました。11時に会場。なんか大塚英志さんの小冊子をくれました。それより会場案内図がほしかった。

中に入ると小部屋に分かれていてどこに行ったらいいかわからずとりあえずちょっと大きめの部屋に。ぐるっと回ったけど違ったようで小部屋の方に行ってみました。

人が並んでいるところがあったので覗いてみるといました!佐藤友哉です!うわっ生生!ゴムなしって感じ!(下ネタ)ご親切にも胸に佐藤友哉って書いて貼ってあったのですぐわかりました。普通の兄ちゃんだ。隣には黒シャツに長髪眼鏡のお兄さん。なんだか楽しげだ。私の想像ではひきこもりの兄ちゃんだったのでかなり予想外だ(笑)

あんまり数を作ってなさそうだったので「あの3冊いいですか?」と聞いたら「今日1番の大手だ」と言われた。会場してから10分もたってねーっつの!ドキドキしながらサインも頼む。金色のペンで3冊とも書いてくれました。1冊目は表紙の裏に書いてました。そして黒服の兄ちゃんに「サインは普通ここに書くんだよ」とつっこまれ(笑)2冊目はめくった次のページに。そして3冊目は「あっ日付先に書いちゃった」と無理矢理日付の上に名前を書いたのでなんだか上によっている。黒服兄ちゃんに「サイン童貞」と言われていました(爆笑)1冊目は見事に表紙ににじんでました。さらにもうひとつ売り物がと編集者太田さんに手紙を出そうセット30円を買いました。よし、手紙を出そう。気が付くと後ろにけっこう列が。

さて本はA4サイズ(でかい)で紙をそのまま束ねたもの。オフにしてくれと同人女は思った。タイトルは「タンデムローターの方法論」。佐藤友哉さんの他に西尾維新さん、太田克史さん、舞城王太郎さん(落書き担当)という豪華メンバー。奥付に佐藤さん(って書くと普通で変だな。でも佐藤先生はなんか違う)と太田さんと西尾さんのサインが入ってました。2冊は普通でしたが1冊は最後の方のやつなのか「さ」「OT」「維」(○囲み文字)。手作り感あふれてていいね。

浮かれた1日だったけど、読んだらへこんだ。マジへこんだ。本気でもう出さないんかなあ…。このまま文章書くとさらにへこみそうだからここで終了。

STEP-4 その他、トリックに関することや、本事件においてあなたが気付いたことをお書きください。

ガラスの宝石は台座以外見分けがつかないと思い、ステムのみすり替えた。茂、紅子、ミドリが偽物を触り本物には付くはずのない指紋が残っていた。そのとき控室にいなかった為、指紋が付いていると知らず、拭き取らなかった。
葵が玲果の部屋を用意したため、都合のいい802を指定することが出来た。
偽物と交換する計画があったのに犯行準備をしていたこと、本物を割ったことから、葵が玲果を殺害した動機はガラスの宝石ではなく、他にあった。玲果は柏原と浮気していた。ガラスの宝石を欲しがったのも柏原が欲しがったため。柏原は葵と結婚しても一つしか手に入らないが、玲果が本物を手に入れれば全て手に入ると考え、偽物の見分け方を玲果に教えていた。また偽物を発注する際、わざと本物と違う部分を頼んだ可能性もある。
玲果は控室で本物のガラスの宝石をもらえる事になったとき、柏原の方を見て笑っていた。メッセージカードを受け取ったとき、柏原の方を見ていたことから、犯人は柏原の名前を使って玲果を呼び出したと考えられる。
またカクラ出版応接室を出たとき送ろうとしていたメールもそのあと柏原が受信していたメールだと思われる。


最後まで悩んだ、「葵と先生が一緒に酒を飲むか?」という問題。メッセージカードで匂わせるだけにしとけばよかったのかー! なるほど。柏原の名前使った場合、すぐ追い出されると思ったから、グラスの一つは氷入れとして使って置いただけとか考えてました。

ちゅーことで、STEP-4で皆さんがどれくらい書いてるかで成績決まりますね。けっこういけてるはず。上位だったら、記念に探偵バッジくれよー。銀バッジくらいはいけてるだろ、これー。

犯人が20:00以降に行なったことを時系列に記載してください。

20:00に919へ移動。手袋をはめる。携帯をソファに置く。内線電話を使えるように戻す。メッセージカードを処分。玲果が倒したサイドテーブルのスツールを戻す。
玲果が手に何か握っていると気付き、手を開く。玲果が青のステムを握っていたため、血痕の付いた青のステムを回収。全てのガラス片を回収することが出来ないと考え、玲果が何を握っていたかわからなくなるよう死体の周りで本物の赤と緑のガラスの宝石を割る。未使用のグラスと自分のグラスを802へ持っていく。
20:10に会場へ戻り、再びアリバイを作る。2回目の演奏時に行こうと考えていたが、遅れると知り、20:15の1回目のコンタルンチャの演奏中に控え室に行って、偽のガラス宝石の入ったアタッシュケースを持ち出す。
802へ行き青のグラスを割り、ステムのみを回収。アタッシュケースは802に残す。919へ行き、偽物の青のステムを床に置く。ラッチボルトのテープを剥がす。20:30に受付に行き、玲果の死亡が発覚するまでアリバイを作る。


これは「青のステム、偽のガラスの宝石を処分する」を書いてない。そういや、802で見つかってないんだから、どうにかしたんだろうなー。

コンタルンチャの演奏が遅れていたことは知らなかったので、偽物を盗んだのは偶然じゃないかとすごく悩みました。でもその場合2回目に部屋を出る際、偽装は完璧にしてテープも剥がずはず。葵が演奏を遅らせるよう茂に言ったか、2回目に出る際、念のためカードキーを盗んで無理だったらあとで戻すなど考えました。結局、2回目の演奏を無理やり入れてみたんだが。運がよかったで済まされてた……。

STEP-3 犯行の手順を推理し、以下の時間帯ごとに記載してください。

当日までに黒沢浩の名前で犯行に都合のいい802を指定して部屋を予約。青酸性の毒を用意。氷がどれくらいで解けるか調べておく。当日または事前に玲果にチェックインを頼む。
当日、玲果から802のカードキーを受け取る。パーティーが始まる18時前に802で毒入りの氷を作るか、用意してきた毒入りの氷を冷凍庫へ入れておく。メッセージカードをフロントに置く。
会場で玲果がメッセージカードを受け取ったのを確認し、802へ移動。
手袋をはめるか指紋のつかないようにし、802から毒入り氷の入ったグラスとシェリー酒を玲果の部屋に届ける。
毒を飲んだあと助けを呼ばれると死亡時刻がわかってしまうため、内線電話を借りるふりなどして内線電話を使えなくし、携帯を盗む。急用が出来たふりをして、すぐに部屋を出る。部屋を出る際、ラッチボルトにテープを貼り、ドアが締まらないようにする。
会場に戻り、アリバイを作る。19:38に携帯に遺書を書き保存する。919に再び向かうまでは会場でアリバイを作る。


これパーフェクトじゃね? ガムテープって書かなかったけど。ビニールテープでもいけるかなって思っちゃったのでわかんなくなった。

STEP-2 被害者玲果が犯人を指し示すために残したと思われるダイイングメッセージは何ですか?また、それが分かるのはどうしてですか?

青のガラスの宝石を割り、ステムを握って葵が犯人だと示した。犯人のアリバイよりバロンが見たのは偽装ではなく、また手の傷から玲果が死亡時にガラス片を握っていた事がわかる。血痕の付いたガラス片がみつかっていない事、青のステムに複数名の指紋が付いていた事から、犯人がステムをすり替えたとわかる。


文章微妙? 青が葵を示すってことを書いてないっちゃあ、書いてないな。最初は書いてたんだけど。あとステムを「隠すように」ってのも消しちゃった。「バロンが見た時点のは偽装ではない」ってことを無理やりいれたけど、無駄だった。