うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

もりあがれ!タイダーン

 

表紙から裏表紙まで、すみずみヨシタケシンスケさんの世界。

『もりあがれ!タイダーン』の出現によって盛り上がった?対談は多方面に渡る。

本の匠たちの濃すぎるエピソードは読みごたえがあった。

かこさとしさん、岸本佐和子さん、junaidaさん、鈴木のりたけさんが特に印象に残った。

 

ちゃんんと大人になった人

ちゃんと大人になれなかった人

ちゃんと大人のフリができる人

 

この分類のどれに自分があてはまるか

考えてみると面白い

小日向でお茶を

 

中島京子さんのエッセイ(2018.10~2022.9)前半は海外での話題、中盤から後半にかけてはコロナ禍での日常。ほんの数年前のことなのにもうずいぶん月日がたったように思えてしまう。食と健康の話は一貫して面白かった。

 

『小さいおうち』『かたづの!』『長いお別れ』『夢見る図書館』『やさしい猫』

巻末にあげられた著作のすべてを読んでいた。

私は中島京子さんのファンだったのかもしれない!

↑ 本のタイトルと作者名がなかなかおぼえられない人

かわらばん屋の娘

 

時代は江戸末期、天災、疫病、侵略の危機。不穏な時代は何故か現代の世界と重なる。

主人公の吟は父の奔走によって幼い弟と二人きりになってしまうが、家業の瓦版屋を続けることで日々のたつきを守ろうとする。そんなとき同じ年頃の悠三郎と出会い物語は幕末を背景に波乱に満ちた展開になっていく。

報道の在り方、なにが正義で悪なのか。死とは生とは。いろいろな疑問を主人公を通して感じさせる。最後まで引き込まれた。続編があればと思う。悠三郎が生きていることを信じたい。

なんとかなる本 樹本図書館のコトバ使い①

 

こまったときに現れる赤色の表紙の本。形態は受け取る子供たちによって違うようだ。樹本図書館と本の樹という設定が面白い。

なんとかして、とう気持ちから生まれた本が成長すると<こちらの世界の人>が喜ぶらしい。今回は五冊の本のうち一冊目が収穫されそうだ。

「コトバの力をかりればたいていのことはなんとかなります」<本文より>

シリーズ化されるようです。

照子と瑠衣

 

照子と瑠衣、二人の生き方がとても自由で爽快だった。といっても70才になるまでの道程は波乱万丈、身につまされるものであるのだけれど。

カッコいい大人の友情と、過去の自分を踏襲しつつ、周りの人々をも巻き込んで幸せになっていく展開に強くひかれた。

「なんか、あたしたちの一生がこの先まだまだたっぷりあるみたいじゃない?」

<本文より>