BARRICADE / 1969-1974: Le Rire Des Camisoles

ZNRの前身バンド「BARRICADE」の1969-74年の発掘音源集。コレいつのまに出てたんでしょう?
とりあえず一周聴いた所、ZNR好きな人以外にはオススメできませんけど、個人的にはスゲー面白い。ZNRの片鱗を覗かせつつもアヴァンロックとゆーかレコメンやNo New York辺りの匂いがプンプンします(コンポステラみたいな曲もある)。

どの曲がいつ頃の録音なのかよく分からないのですけど、この時期のフランスでこんな音やってたのかと思うと凄いなぁ。録音もそんなに良くないし、ただのセッションを録っただけみたいなのも多いですけど、とにかくフリーキーでイカレててイカします。ZNRファン必聴ってのは煽りじゃなかったみたい。

ちなみに分厚いライナーが付いているのですが、全部フランス語なので読めません。細かな経緯はLocus Solusのページ ( http://www.locus-solus.co.jp/catalogue/znr.html ) 見ていただいた方が。

archaic @桜木町DOLPHY

こないだの「音あそび」に続いて、また仙道さおりさん。
archaicは仙道さおりさん ( http://www.c-a-s-net.co.jp/saoli/ ) とsalle gaveauとかシャバヒゲとかの鍵盤の林正樹さん ( http://www.c-a-s-net.co.jp/masaki/ ) とのデュオ。

今年の頭くらいにたまたま古本屋でこのarchaicのCDを買って聴いてみたら、一曲目からELPを物凄くシャープにしたよーな演奏にビックリしたので、一回ライブを見てみたかったので。(なんか大宮とかのライブが多くてなかなか行けなかったの)

とはいえこのユニット、基本的には全然プログレではなくて仙道さんの奔放なパーカッションに、林さんの密度高めのピアノが加わる、かなり自由度の高いジャズみたいな音。それが曲によっては現代音楽みたいだったりプログレみたいだったりブラジル音楽みたいだったりするだけで。
相当ややこしそーな事もやってるにも関わらず、凄い構築美ってゆーか。なんかこの辺は最近ハズレ無いなぁ。

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

Nitro+CHiRALのLamentoってゲーム ( http://www.nitrochiral.com/pc/software/lamento/ ) のサントラ2枚組みです。音楽はZIZZ STUDIO ( http://www.zizz-studio.com/ ) って所。サイト見てて思ったのですけど、泉邦宏さん(渋さとか)とか立花泰彦さん(TOYとか)参加してるんですね。
DISC-1の半分とDISC-2のほとんどがアストゥーリアスの大山曜さんの作曲。1曲目からプログレというかアストゥーリアスっぽいですねぇ。
1曲目以外リズムが打ち込みなのがちょっと勿体無い感じもしますけど、エレアス(electric asturias)好きな人には結構というかかなりオススメなのでは、極々一部の人にしか通じないと思うけどアストゥーリアスがキングからアルバム出る前のデモテープを凄くクオリティアップしたよーな。
2-4の「乱舞」って曲のギターが津田治彦さんにのような気がするけど違うのかなぁ?意外な所ではバイオリンで向島ゆり子さんが5曲ほど参加してます。

あ、ちなみに、どんなゲームなのか全く知りません。えーと・・・女性向けゲームなのかな?

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

Lamento O.S.T. -The World Devoid Of Emotion-

Acoustic Asturias / Marching Grass on the Hill

Acoustic編成で復活してからは初のフルアルバム。「今頃買ったのかよって」ツッコミは置いといて(出たのは去年の11月)
流石に昔みたいに20分とかゆー曲は無いのですけど、プログレ色は相変わらずで十分密度の濃いアルバムになってましす。しっかしこんな編成(アコギ+ピアノ+バイオリン+クラリネット)でプログレってのは他で見ないよなぁ、所謂チェンバーロックの音とも違う不思議な音になってます。
こないだ日記で書いたデモンベインってゲームの「神の摂理に挑む者達」のアコアス(acoustic asturias)版が収録。「うわーかっちょええ」って思ったいとうかなこのボーカルバージョンは何かの初回特典だったみたい。「Bloodstained Roses」もデモンベインの曲みたい。他にも何曲かゲームの曲入ってるのかな?2ndアルバムの「Rogus」が収録されます。これがPC98のゲームの曲だったなんて当時は全然知らなかったのですけど。。
ジャケットの正式メンバーではバイオリンが伊藤恭子さんになってますが、この録音では大半が前メンバーの北辻さんが弾いてるみたいです。あとはボーカルでいとうかなこさんと、ハープに坂上真清(元バーミリオンサンズ)なんかも参加。
しかしこの新譜のライナーのプログレらしからぬデザインは何かと思いました。

Marching Grass On The Hill

Marching Grass On The Hill

アストゥーリアス関連の2枚がamazonから届いてました。

アストゥーリアス ( http://www.geocities.jp/gonzo1go/home.html ) ってのは日本のプログレバンドで、1988年〜93年くらいまでに3枚くらいアルバム出してて。自分が高校の頃に結構ハマって聴いていて(当時ライブは見れなかったけど)2003年くらいにアコースティック編成で復活して物凄く嬉しかったりとかそーゆーバンドです。
Mike Oldfieldっぽいとか当時言われてたみたいですけど、そんなに単純に「xxっぽい」って感じでもなくて、当時のプログレ周りの中でもかなり独特な音でした。