姪が風邪気味でちょっと目を離すと洟ダラダラになっちゃうからティッシュで鼻のまわり拭いてあげようとするんだけどこれが結構嫌がられるのね。で嫌がるときの手をバタバタさせる仕草にピンと来た僕は彼女にイヤイヤダンスを仕込むのであった。リアル幼女のいる生活はなかなか楽しい。

エウレカセブン」。古川登志夫の説得力に尽きます。どこぞのエコ団体みたいなとこの広報やらせようものなら、俺みたいな単純な奴は全員コロっと騙されて私財投げ打って活動員と化すね。政治家なんかやらせたら 3 日で支持者一万人集めて人間になっちゃいそうださくらちゃんも死なずに済むぞ。ところで声優から政治家に転進した人っていたっけ。ギレン万丈とかバスク郷里とかジャマイカン山田とか池田アズナブルとか榊原カーンとかおなじみの面子集めて「ドキ☆声優だらけの国会中継」とか見たいなあ。

響鬼」。誤解とわかった嬉しさを表現するのにトイレの個室に飛び込んで「っっっよっしゃあー!!!!!」雄たけびあげる明日夢くんがとても良い。いや確かに「うだうだ悩むくらいならはっきりさせろやコラ」とは思ったけどさー、そーかんたんにはいかないよなー、だってオトコノコだもん。光物の扱いは、指輪の段階で性懲りもなくカツオを象った指輪渡すとかもう一度かまして、でも「……まったくしょうがないんだから(はぁと)」で落とすのかと思ったら、日菜佳さんが「本当はお寿司食べたかったんですよね」で落としやがった。読めるかそんなの。

ゾイドジェネシス」。もちろん僕はこの番組が好きだけど、僕がゾイドジェネシスを通して来るべき最良のファイアーエムブレムを幻視しているという事実は最早いかんともしがたいのでそれだけは最初に断っておく。邪道とのそしりは甘んじて受けましょう。つうか箱田真紀はまだ ZG の漫画を描かないのか! いったん解かれた緊張を元に戻すのは困難なんで、 50 日の期限付きとはいえ組織解散はやはりリスキーだと思うのですが、その間の中核メンバーの仕事はシーダ(※エムブレマー間でのスカウトの隠語)ということだし、再起には時間が必要だから一時解散したというのが第一だろうけど、ラ・カンにはふるいをかけるというような腹積もりがあるのかも。負けちまったもんは仕方ないんだからせいぜいその敗戦を有効に生かして組織の新構成しようとか。そのくらいのことは当然考えてるってあのオヤジ。口には絶対出さないだろうけど。長射程ゾイドがいないんで新加入キャラにはパルティア持ちのジョルジュみたいなのを是非(←エムブレマー)。

ヤナギ酷かったなあ。ボランチは中途半端に攻撃好きが多いから役割はっきりさせるにもワンボランチにするのは悪くないと思った。後半は半分寝てたからよう知らん。

ふたご姫」。こういう達者なんだけど別に驚きのないコンテ切ることも多いんだよな佐藤順一は。手を速くしていっぱいコンテ切れば確かにシリーズ総体としてのクオリティは高められるし、プリチュとかカレイドとか自分がやりたいと思う自分から手がけた企画ならば自分でどんどんコンテ切っていっちゃうのは分かるけど、そのぶん一本あたりの衝撃みたいなのが減ってる傾向はあると思う。印象が平べったくなっちゃうと思うんだけどなあ。物語の進行に合わせて(あるいはまったく関係なしに)突出した回が出てきたほうが却って総体としての印象が強まると思うというかそっちのほうが僕は嬉しい。まあふたご姫とかケロロに関しては、このくらいでちょうどいいけど。って全然今回の感想じゃないな。ええと、アルテッサ真のヒロイン化計画順調に進行中? あと黒プーモがかなり萌えます。クロミさまには別にそんな萌えないのになあ。(やっぱり今回の感想じゃない)

銀盤カレイドスコープ」。ええと、川澄 out 中原 in で。いや途中でこれはたとえベタだろうと中原だよなあと思ってから脳内でタズサの声が中原に自動変換されて、これがハマることハマること。使い減りしないっていうか、中原のタフさって貴重だよなあとこんなところで感心してる僕がいますが、あれ、おかしいぞ、なんか深夜の新番組で中原の声を聞いた覚えがない。いると鬱陶しいくせにいないと寂しいよ。やっぱ好きなのか畜生。でもぜってえ言ってやらねえ言ったらアイツ調子に乗(以下紋切り型の妄想がえいえんと続くので各自で補完するように)。原作は読んだことなくて、母親に買い物のドライヴァーを仰せつかったときにスーパーで立ち読みしたりぼんにたまたまちょうど初回が載ってた長谷川潤ヴァージョンしか知らんのだけど、あっちはまあ普通に読めたから、どうも退屈なのは大和屋がヘタ打ったせいかと思ったら、なんかわりと原作通りだったみたいで大和屋シンパとしては一安心。

BLACK CAT 」。藤原啓治は僕がいつか新ルパンをプロデュースするときのルパン役に内定してるんで、これ以上使い減りしてほしくないんだけど、まいっか、ルパンから次元に回せばいい話だし。本編との落差が物凄い ED は吉松の脱力テイストがとってもステキですた。本編もこっちのノリにしてくれたら喜んで見るのに。ええと、アンチの人がアンチ騒ぎするほど痛くもなかったしオサレなんて微塵も感じなかったけどこれホントにアンチの多い原作なんですか。これくらいなら俺余裕で見れちゃうよ。

苺ましまろ」。先週から見始めましたがなんですか先週今週と続けざまにこのハイレヴェルっぷりは。池端、神戸揃ってレギュラー演出じゃん……。 TBS アニメに偏見持ってないで素直に見ておけばよかった。 DVD 借りてこよう。佐藤卓哉NieA_7 の印象しかなくて、で僕はアニメのニアはいかがなものかという立場だから、いきおい甘く見てたことは否めない。でも心を入れ替えよう。あのアイキャッチできる奴を僕が無視できるわけがない。今日のはオナラから顔像のとこの一連のつなぎが音の使い方含めてもう完璧。死ぬほど笑った。

「舞 - 乙 HiME 」。メイドでお姉さまで全寮制でパブリックスクールで現代〜未来文明が失われしロストテクノロジーな中世ファンタジーで議会で王制で召還して百合で武装錬金してオンナノコバトルしてと節操のないことこの上ないのですが、まあ結局そういうのが嫌いじゃないのよね。初回の充実度という点では前作が勝るけど(あんときはこれで 10 年戦えると思ったんだけどなあ……)、総体的な好きっぷりはこっちになりそうだというか普通にやったらヒメを下回るほうが難しいわな。スタッフ変わってないみたいだからその至難の業をあっさりクリアしてきそうという不安はないでもないが、 ED の素晴らしさはそうした不安を補って余りある。これ '80 年代のサンライズアニメの ED ですよ。満天の星空をアリカが駆けてるだけなんだけど、それだけなのに本気で感動モン。「星空の Believe 」のファが完全な横構図に対して、「乙女は DO MY BEST でしょ?」のアリカがちょいローアングル気味に後ろから描かれている点にここ 20 年のアニメ史を紐解くヒントが秘められているように思ったというのはもちろん口から出任せです。

SoltyRei 」。心に傷を負った中年とナゾアリピュアガールのオッサンミーツガールなんだから懐かしさを感じても不思議じゃないのにそうならないのは最近そういうの見てなかったからかえって新鮮の法則か。いやさすがに新鮮ではないけどね。声優話するには新番組ではいちばん向いてる題材っぽいです。印象としてはガルフォースだのバブルガムだのいうよりは KURAU に近くて、つまり、昔は少女漫画かアニメ誌の親戚みたいな雑誌でしか許されなかった同人創作の商業化、というと誤解を招きそうだけど、要するにある意味理想かもしれない作家主義作品がアニメで成立するんだから、たとえ租造乱造されていようと破綻寸前のバブル状態であろうと、現在ってのはアニメにとって良い時代なんだと思います。

ARIA The ANIMATION 」。冒頭灯里の部屋がどれみの部屋にオーヴァーラップした時点でガード不能。自分どれオタっスから。しかも屋内のカメラの置き方が春風家のそれ。嬉しすぎて死にそう。近年の佐藤順一は演出家じゃなくて絵描きのコンテ切ることが多かったんですが、今回は完全に演出家のコンテです。 B パートはそこまででもないけど A パートは鬼です。久しぶりにコンテ起こしして勉強します。勝手に期待しては勝手に失望してた近年の佐藤順一ではありません(ケロロは悪かないけど)。これは僕の好きな佐藤順一です。これは期待できます。こうなったら風山十五もカモン! というわけで個人的にかなり興奮しております。内容的っていうか主題的なこというと、嫌なとこまで好きになるよりは、嫌なとこは別に好きにならなくても嫌なとこは嫌なとこでありつつも総体としては好きってほうが、説得力あると思うけど、もっと好きになるためになんかするっていうのは「好き」ってのを状態じゃなくて動作動詞として考える僕としては、まあ、悪かないと思ったのだった。あと水橋かおりが神懸かってたことにも言及しておこう。再登場心待ちにしております。

IGPX 」。西尾鉄也かなーと思ったら沖浦啓之だった。どーせオイラは作画オンチだよーだフンだ。平温低そうな主人公はそれだけでポイントアップな僕ですから番組の印象もなかなか良かったり。 IG クオリティはともかくとして本郷みつるだもんな。本郷みつるが IG をツールにクラギア Nitro 作ってる感じなんだからそりゃ印象は良いわな。画とかスタッフとか考えるとこんな深夜にこんな内容でいいのかとか思わなくもないけど、これが甲殻みたいなあからさまな企画だったらまず見てないし、「世界的に」どうかは知らんけど少なくとも日本のアニオタにゃ完全にノーマーク扱いされてそうな他愛のないとこで IG クオリティが発揮されると、なんというか警戒心が薄れて普通に楽しくアニメ見れます。僕が動きまくりのアニメに難癖つけない日が来ようとは。というわけで今季の裏エース候補。防御率ARIA で決まりだろうけど、最多勝争いには絡んできそうだ。

クラスターエッジ」。前情報は全然仕入れてなかったけど「遥かなる時空の中で」と「テニスの王子様」が続けざまに CM に入った時点でどんなアニメかだいたいわかるのはある意味親切だと思った。ええと、ギャルサーならぬボーイズサークルの皆さんは軍隊なんて屁でもない感じに見えたのに、あの意味深なお兄さんはなんでわざわざ敵の的になりに(そうとしか見えんかった)離陸していかなきゃならなかったのか、主人公っぽい子はありえない離陸の仕方がいかにも超人を期待させたのに、的になってるお兄さんを助けられるわけでもなくただ一緒になって的になるために現場に急行したというふうにしか見えず、作戦や勝算の片鱗すら見えないのはどういうことなんだろうか、とか視聴者を途方に暮れさせる点に関してはもう抜群です。シーン間にほとんど差異がないから各シチュエーションにひたすら意味が生まれない。いったいどうやって見ろと。かろうじて背景だけはあるんだけど。

ガンパレード・オーケストラ」。新番組中ぶっちぎりのワースト候補。半端者の更生サスクセスストーリーに他人の生き死にかけちゃう能天気さをもって僕はこの番組というか一連の企画を馬鹿と見なす。がんばれ!ベアーズ軍隊編なんて誰が見んだよ。初陣で 2 、 3 人死んでりゃまだ見ようもあるんですが。まあ能天気をいうなら視聴者がシチュから受け取る印象は先週の苺ましまろと大して変わらんと思うのだが、なんせこいつらはかわいくない。よってこの番組に正義はない。オーケストラに軍隊的な意味があるかどうかはわからないけど、そうか、 3 つに章立てしたからオーケーストラなのか!(※それふつうトリオっていいます)

http://d.hatena.ne.jp/imaki/20050213#p1
>やまうちさんならともかく……


こらこらこら僕はそんなアホなこと言わないぞたぶん、僕は身も蓋もないことは言っても突拍子のないことなんて言わないもーん、と思ったけど案外(案外?)人にはそう思われてないか、いいよいいよ、久弥直樹鋼屋ジン火浦功古橋秀之なんてわりと面白げなネタも用意してあるけど誰にも話さないで胸にしまっておくもんねー。

あ、突拍子のないと言えば、なんと僕、仕事してます。ネットショップのデータ整形とテンプレページ作りと基本ソフトのマニュアル覚えさせられるのとあと社長のお守りして時給換算 700 円はちょっと安いんじゃないかとさすがに思い始めてきた。しかし仕事しながらサイトやってる人ってみんな仕事終わってから漫画とか本読んで CD 聴いてその上更新までしてるわけ? いったいいつ寝てるんですか。時間は無駄遣いするためにあるとそれでも思っている僕がひょっとして間違ってるんでしょうか。

http://d.hatena.ne.jp/imaki/20050204

松本人志が日本人は皆似たり寄ったりの携帯持つくせにストラップで人と違うとこ見せようとする、みたいなこと言ってた(と思う)んですが、僕の場合の「ストラップ」は、ファミコン冒険ゲームブックゼルダの伝説 蜃気楼城の戦い』(樋口明雄)、『 MT マンガテクニック』季刊 03 号 〜ぼくたちのコミック美少女伝説(なんて特集タイトルだ)、『 ROCKIN' ON JAPAN 』 VOL.83 ( 1994 年 4 月号) 〜小沢健二 20000 字インタビュー! あたりになるかな。牧野信一なら沖積社から出た『牧野信一作品集』。武田信明がここでもいい仕事してるんだ。あと僕は古橋なら一択で『ソリッドファイター』になるんだけど、薫君がちゃんと火浦功リストアップしてて、これが意識的かどうかは知る由もないんだけど、やっぱ薫君とは友達になれそうだなー、と思った。「人がドカドカ死んで、美女がバンバン脱ぐ」。正しく後継者。だからこその『ソリッドファイター』。でも実は途中までしか読めてなかったり。くれ。>有志諸君。そういや林さんとは犬/猫、うどん/そば、姉/妹みたいになんだか狙ったような対立項ができたりしたんだけど、今木さんとは『斜陽』/『晩年』で対立項が作れそうです。んで肝心かもしれない被りっぷりに関しては僕はこの世であろうとなかろうと遍くありとあらゆる書物を読んでいるべき人なので誰が何選んでもこの場合必ず 50/50 です。たぶん来世あたりには。