週に一度の図書館行きとなります。借りている本を一度返却して、また借りる
ことになりですが、これにあわせて、あと一冊借りることにしました。
借りようかどうしようかと考えて結局は立ち見で済ませて、後日にまたとなったの
は北海道にちなんだものであります。
服部さんのサバイバル旅には、北海道という風土がよくあっているようです。
今回立ち見した本は、50歳を迎えたのを期に、愛犬とともに、北海道を北から
南へと縦断するという旅の記録となります。
昨年だかの冬に登山ガイドの野村さんが冬季間に北海道の背骨を縦走したと
話題になりましたが、服部さんは冬ではありませんが、犬と一緒に狩猟などで
食料を確保しながら旅するという服部流の山旅です。
愛犬ナツは、狩猟の時に服部さんのサポートするように訓練されていて、ほぼほ
ぼ自由に動きまわります。獲物を追いかけて姿が見えなくなるのはしばしばですが、
役割が一段落すると、服部さんの元に戻ってくるようになるのだそうです。
そのように育っているのですが、今年にはいって1月31日に、このナツが熊本で
戻ってこなくなって、服部さんがSNSで目撃された方は情報をお寄せくださいと
投稿したことで、行方不明が話題となりました。
結局は9日後の2月8日にナツは、発見されて無事に服部さんの元に戻ったの
ですが、飼い主と同じくナツもサバイバル能力が高いことが証明されました。
今年に入っての行方不明のことを知っているものですから、この本を手にしてみ
ようと思ったものです。
その昔の文人で狩猟を趣味としていた河上徹太郎は、狩猟の楽しみは犬と一緒
に行うことだとか言ったというのを目にしたことがあります。服部さんも何年もかかっ
て相棒としたナツを失ったら、喪失感は半端ではなかったことでしょう。