ナニワ金融道6

あーおもしろかった!おもしろかったけどガチャガチャ慌しい印象も。さすがに3つの話を2時間半に収めるのは難しかったかな。ていうか単にもっと長く見てたかったっていう願望かも。見てて全然飽きないもんね。このシリーズを最初から最後まできっちり見たのは今回が初めてで、もっとコメディ寄りで陽気なドラマかと思ってたんだけど意外とシリアスでした。灰原は自分のやってる事に自信を失い自己嫌悪、恋愛商法の朱美もパチンコ依存症の主婦も結局そこから抜け出せず、最後もすっぱりときれいには終わらなかったかー・・・でもこういう苦味のある終わり方けっこう好きです。桑田さんの「来年もよろしく」でちょっとなごんだし。うわーなんか今までのシリーズ全部見たくなってきちゃったなあ。あの泥沼亀之助とやらが気になるんだけど。パート5での肉欲棒太郎(堤さん)ってのも。すごい名前だ。しっかしこのドラマはキャストがたまんないですねー!めちゃくちゃツボ。小林薫緒形拳なんてやばい組み合わせだ。でもってちょい役まで豪華だから油断できない。「新選組!」の谷三十郎橋本左内が同じシーンに出てるのがなにげに嬉しいポイントでした。ナイナイの岡村さんは怪しすぎ。ゲストの女性3人もよかった。特に室井さんはミズモレックス(なんて後ろ向きなネーミング)説明会での演説が迫力ありまくりで、私もあの場にいたら雰囲気にのみ込まれちゃうかもってくらいゾクゾクきた。そうそう千鶴ちゃん演じる朱美は今後また出てくるそう。続編でやってくれるかな。灰原が金融屋だとばれてからどんどん親しくなっていく流れなんか好きだなあ。焼肉屋んとことか。そんな感じでパート7もすごく楽しみです。

めだか 11話「卒業写真に秘めた想い」

だいぶ前に終わっちゃいましたが・・・。最終回はさほど盛り上がらず。ていうか、小山田と桜木どっちともうまくいくなんてできすぎ。雑誌のプロデューサーが語ってた「最後はハッピーエンドの中にも人生の厳しさを感じさせるものになる」に期待してたんだけどな。小山田の方がバイト先で正社員になるくらいだったらまだ説得力あったかも。大企業であんな採用は今時ちょっとね。でも登場人物みんなが集まったときの雰囲気だとかテンポあるやりとりはほんと見てて楽しかったです。同じ脚本家さんの「私を旅館に連れてって」もそういうところが好きだったんだよなあ。はじめは堅かった教師陣もどんどんオチャメな面が出てきて、脇の生徒達もいい具合に目立ってきて、特に温泉旅行の回はみんなリラックスして楽しそうで大好きな回でした。あ、三角関係のほうは桜木が応援する側に回り、めだかと椎名先生の関係が少し進展したところで終わったね。「また会えますか?」なんて控えめすぎる告白(にもなってないかー)がめだからしくてかわいかったです。金八先生での定番"生徒一人一人への別れの言葉"も逆バージョンで生徒からなんだよね。桜木の「目黒先生」にきゅんときたよ。いやーなんだかんだで今クール最後まで見たのはこれだけか。「一番大切な人は誰ですか」も初回からなかなかいい感じだったんだけど、だんだん疲れてきて見るのやめちゃいました。あのドラマでながら見はしちゃだめだね。1月からは単発ドラマも含めておもしろそうなの満載なのでばんばん見てくぞ。

めだか 8話「ある生徒の死」

いつものように一話であっさり完結とはいかない回でした。いやーまさか明日香が本当に辞めるとは。なんだかんだでまた戻ってくるんでしょーと甘く見てたからびっくり。まあ生徒全員の問題がうまく解決するなんてありえないか・・・。「椎名先生とお似合いだと思うけどなー」とめだかをけしかける明日香はほんと楽しそうで、立場が逆転しちゃってる二人の関係が微笑ましかっただけに、このツーショットを見れなくなるのは寂しいよ。それでも最後はめだかと椎名先生の会話で前向きに終わってくれてホッとしました。お約束だけど、椎名先生が明日香からプレゼントされたネクタイをしてたのも嬉しかったな。さて次回は桜木のリストラに椎名先生の引き抜き話。すごい急展開!でもなんか、矢部先生が予備校からの誘いを断って学校に留まり、国見先生が教育委員会の圧力に逆らって学校を守った今までの流れを見てると、逆に椎名先生はあのまま学校を出て行きそうな・・・。今めだかといい感じだけど、恋愛関係まではいかないっぽいね。てことは桜木にチャンスありかな。めだかを見つめるあの切ない表情を見てると応援したくなっちゃうけど。結局どっちともそういう風にならないまま終わりそうな気もします。んー気になる気になる。

めだか 6話「教師の死」

めだかの担任だった森村先生が亡くなってしまった。これ中盤に持ってくるとは意外だったなあ。んーでもこういう死が絡むような暗い回はこのドラマには合わない気がする。めだかがさらに大きく成長する大事なとこだし、森村先生からのメッセージには泣いたけどね。でも私はやっぱりいつもの軽快で明るい雰囲気や、にこにこ笑ってるめだかが好きなんだと思う。教室のシーンが少なめなのも寂しかったな。それから今回はちょっと詰め込みすぎで散漫な感じがしました。いじめられてた高杉君の問題は解決したのか、国見先生と恋人はあのまま別れちゃったのか、なんか中途半端なまま終わっちゃって。次回も刈谷の娘の結婚話に加えて、由布子の息子に何かありそう。まだまだたくさんエピソードが残ってるのかね。ミムラは思い切りよく演じてて相変わらずいい感じです。酔っ払いぶりといい、泣き顔といい。そういや「今度行く時は僕に言ってくださいね」とめだかを思いやる椎名先生に見てるこっちは盛り上がったんだけど、めだかの心中はどうなんでしょ。二人して食べてた塩生姜ラーメンにそそられる。おいしそ。

新選組! 45話「源さん、死す」

新選組よりも周りの方に目がいっちゃったりして。岩倉とか薩摩2人組とか徳川慶喜とかね。オチャメな岩倉も捨てがたいんですが、慶喜がもう最高。近藤に力説されて「信じていいんだな」と耳を傾けときながら次のシーンで開口一番「大阪城を脱出して江戸へ戻る」めちゃくちゃだよ慶喜。後ろでぽかーんとしてる松平兄弟がナイスでした。いや、近藤からしたらすごく悲しいことなんだけど。幽霊源さんの「局長は人を信じすぎるところがあります」は胸にきたんだけど。源さんは近藤が将来に疑問を抱いた時、鴨暗殺を決めかねてる時、いつも傍にいながらアドバイスしてくれてたよなーと。最後の最後まで源さんだ。しかし鳥羽伏見の闘いもスタジオ撮影でしたか。なんかすごいスケールの小さいしょぼいセットでガッカリ。今になって思えば多摩編でロケしてたことの方が驚きだ。隊士達のはしゃぎ様でますます緊張感は薄れ・・・。戦なんだからさ、何かの拍子で死んじゃうかもしれないんだからさ。もともとこのドラマは市中見回りの時からそういう危険な匂いが漂わなかった(捨助を追う新選組隊士にしたってただの追いかけっこで絶対誰も死なないし)けど、それにしてももうちょっと戦場の空気が感じられるような作りにしてほしかったよ。薩長側の動きを少し挟むとか、源さん以外にも銃弾を受けて倒れる新選組隊士とか。そしたら源さんだけみんなで囲んで他の隊士は放置になりそうでまずいですが。ほんと主要人物が思い入れたっぷりに描かれていて、私自身はそこまでついてけないというか。局長の負傷に動揺したあまり「治さねえと切腹だぞ!」なんて山崎に怒鳴っちゃう土方ってなんだかね。そうそう山崎。彼はずっと有能な男として活躍してきたので、どんな最期になるのか逆に気になるし、こういう地味な仕事人がいなくなるのは痛いなあ。次回か・・・佐々木もだ。

Dr.コトー診療所 2004

泣きすぎて苦しい・・・。まったりしたテンポで少しだれたものの2日間たっぷりと堪能しました。これ連ドラの時はそんなにはまってなかったんだよなあ。よくできてるんだけど、逆にその安定が物足りなかったりして。あの時期は「すいか」や「ニコニコ日記」に夢中だったし。でも今こうして見ると丁寧に作られていていいドラマだなーとしみじみ感じる。景色はすごくきれいだし、何より島の人達の繋がりが温かい。今回は剛洋と剛利の親子エピソード、剛洋とひなちゃんの初恋エピソード、正一と昌代の夫婦エピソードがメイン。そのぶんコトー先生は脇に回ってたけど、そういうとこがいいんだろうね。静かに優しく見守ってる感じが。重さんや内さんなど周りの人達も要所要所でいい味出しててよかったです。中でもお別れ会でのクニちゃんにはやられたよ。涙ぽろぽろ流しながら剛洋を見つめるあの顔や、茉莉子さんの「島の子供はいつかみんなバラバラになるんだよ」て言葉を思い出すと、なんか本当にあの子達は島に住んでるような気がしてくるからすごい。またその時の曲が中学の頃歌った「ビリーブ」で懐かしかったなあ。星野夫妻の心境に重なった歌詞がじんじん響きました。見送りに行かず働く父へ息子からのタオルとか反則だよ!これはまたスペシャルでやってほしいし、シリーズ化してずっと続いてってほしいですね。剛洋が医者になって島に戻ってくるまで続いたらすごいけど。いやでもその間に内さんが・・・それは見たくないや。

めだか 5話「中年生徒の涙」

ん!今までで一番よかったーなんか感動しました。小日向さんと泉谷しげるのおやじコンビの会話とか。普段そんな仲良さそうに見えない二人でも、やっぱり中年同士通じるところがあり繋がってるんだなーって。入学式の話がまたいかにも二人らしくて自然と想像できちゃうのが微笑ましい。脇の生徒達も今回は「種田さんのために学園祭成功させよう!」と団結する流れに無理がなくてよかったです。それからやっぱり息子に啖呵切った時の種田さん。「この人達は落ちこぼれなんかじゃない」は生徒達の色んな事情を知ってるだけにグッときたよ。「クラスメイト」なんて照れそうな言葉をあの中年サラリーマンの種田さんが使っていたのもなんだか素敵でした。ベタっちゃベタだし、最初から種田さんも矢部先生も学校を辞めないって分かり切ってるんだけど、安心して見てられて気持ちいいなあ。王道パターンでガチガチに固めるわけじゃなく、うまい具合に抜けてると思うし。種田さん自身から「学校を続ける!」と宣言するあたりとか。学園祭で生き生きしてる父親に心打たれて息子の口から「辞めなくていい」だときれいに収まりすぎだもん。最後はミムラがかわいいチャイナドレス姿を披露していて満足満足。「なんでバニーガールじゃねえの?」と不満がる小山田は相変わらずいい味出してました。