訳すのは「私」ブログ

書いたもの、訳したもの、いただいたものなど(ときどき記事)

坪野圭介『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』小鳥遊書房

坪野圭介さんよりご著書を御恵投いただきました。どうもありがとうございます!

 

『遊園地と都市文学――アメリカン・メトロポリスのモダニティ』小鳥遊書房

 

 

坪野さんの博士論文の書籍化ですね、坪野さん、おめでとうございます&ありがとうございます。

 

戦争教材としてのティム・オブライエン「待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用

早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号に研究ノートを寄稿しました。

 

「戦争教材としてのティム・オブライエン待ち伏せ」――あるいは翻訳小説の効用」『早稲田大学国際文学館ジャーナル』第二号、39-50頁。

 

以下のリンクからダウンロードできます。

 

waseda.repo.nii.ac.jp

 

 

 

 

4月24日「国語教科書の潜在力――これからの文学教育」本屋B&Bイベント

『教科書の中の世界文学――消えた作品・残った作品25選』(三省堂)の刊行を記念して、共編者の戸塚さんにくわえ、『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』(集英社新書)を刊行された阿部公彦先生と本屋B&Bでイベントを開催することにしました。

 

秋草俊一郎×戸塚学×阿部公彦「国語教科書の潜在力――これからの文学教育」『教科書の中の世界文学 消えた作品・残った作品25選』(三省堂)『文章は「形」から読む ことばの魔術と出会うために』(集英社)W刊行記念

 

トピックとしては

 

・戦後の国語教科書と世界文学
・国語教科書のちょっと変わった「読み方」
・学習指導要領の読み方
料理本のレシピや契約書を「形」から読むとはどういうことか
・教科書に文学が載ることをめぐる裏話、文学作品の翻訳

 

 

 

 

チケットはオンラインふくめPeatixで販売中になっております。

 

https://bb240424a.peatix.com/

水野的『日本人は英語をどう訳してきたか――訳し上げと順送りの史的研究』(法政大学出版局)

水野的先生より、ご著書を御恵投賜りました。どうもありがとうございます。

 

水野的『日本人は英語をどう訳してきたか――訳し上げと順送りの史的研究』(法政大学出版局

 

水野先生がライフワークとしていた研究です。600頁を超す大著ですが、これでも相当に短くした内容とのこと。

 

水野先生はこの本の校正を終えたあと、2月29日に急逝されました。

 

あとがきを読むと本書を事実上の最後の本と思いながら、

水野先生はまだもう一仕事をするおつもりだったようです。

読者としても非常に残念ではありますが、本書を読んで水野先生のお仕事に思いをはせたいと思います。

 

 

 

『教科書の中の世界文学』訂正

51頁  終りから7行目「傷つけたことがを」→「傷つけたことを」

 

172頁 三浦哲郎【ルビ:みうらてつろう】→三浦哲郎【ルビ:みうらてつお】

 

201頁  頭から5行目「おれたりよりも」→「おれたちよりも」

阿部公彦『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』集英社新書

阿部公彦先生よりご著書を御恵送賜りました。どうもありがとうございます。

 

阿部公彦『文章は「形」から読む――ことばの魔術と出会うために』集英社新書

 

www.shueisha.co.jp

荒木善太・和田惠里・福田美雪編『オペラの時代ーー音楽と文学のポリフォニー』水声社

福田美雪先生より共著書をいただきました。どうもありがとうございます。

 

近代の首都パリとオペラ
人々がオペラに熱狂した近代のパリを舞台に、オペラと文学の相互作用が奏でる豊穣なポリフォニーの世界とは?
音楽史文学史を越境する、多様なアプローチによる7つの鮮烈なオペラ論。

 

 

まえがき

澤田肇
バルザックの『十三人組物語』と『娼婦の栄光と悲惨』
――オペラにおける借用から翻案まで

稲田隆之
グランド・オペラとヴァーグナー
――定型としてのグランド・オペラとマイヤベーアからの影響関係をめぐって

和田惠里
オペラ《ユダヤの女》の成立
――台本作家ウジェーヌ・スクリーブをめぐって

福田美雪
第二帝政期のパリ社交界オッフェンバックオペレッタ
――「時代」を笑う、「いま」を笑う

荒木善太
化粧部屋をめぐる「もう一つの」顛末
――ラヴェル《スペインの時》とセノグラフィー

安川智子
ポール・デュカス《アリアーヌと青ひげ》の神話論理的解釈
――ヴァーグナーとレヴィ゠ストロースの間で

林信蔵
音楽の方へ
――エミール・ゾラ永井荷風におけるオペラの美学と象徴の哲学

参考文献

人名索引
音楽作品名索引

「あとがき」にかえて――「時代遅れ」でつねに新しいオペラについて語ること 和田惠里

 

福田先生は「第二帝政期のパリ社交界オッフェンバックオペレッタ――「時代」を笑う、「いま」を笑う」を執筆されています。

 

www.suiseisha.net