現状の就職活動について思うこと

日経ビジネスオンラインに掲載されているこちらの記事
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110208/218362/
を読んで色々思うこと、共感する部分があったので、いい機会なのでまとめておこうと思う。

新卒一括採用は年齢差別

「組織になじめなくていい」というメッセージは「多様性の確保」というメッセージに置き換えられると思う。要は同質化を避けたいというふうに思えてきたってことじゃないかと。ただこれの注意しておかなければいけないポイントは「一芸採用」素晴らしいってことじゃなくて、やっぱり結局のところ新卒一括採用の枠からは出ていないよねってところ。
一番良くない点だと思ってるのが、実質的に決まったレールしか許さない制度になっているところ。企業も大学もそれら含めた社会全体としてそれが常識になってしまっている。そしてこれは大多数の人は無意識だと思うが、年齢差別をしていることにつながっている。差別で一番怖いのは意識的にする差別じゃなくて、無意識にしてる差別だと考えている。だからこの点は日本の社会全体として改善しなきゃいけないと思う。

志望動機を聞く意味

「就職難にあえぐ学生をどうにかしよう」などと、誰も真剣に考えていないんじゃないか、と。

これも確かにそんな気がする。企業の人達だって自分たちの利益を確保するだけで精一杯なのだから。

志望動機についてのくだりの中でも、志望動機をあえて聞かないと強調する意味が分からないということが述べられている。そもそも企業側としては志望動機に優劣をつけて採用するなんてことはしてないんじゃないかと自分は思ってる。要は面接時の話のタネでしかないわけで。そういった話を経る中で「この人はうちの会社で働けそうか」という部分を見てるんじゃないかと思う。もっと冷たい言い方をすれば、企業側としては正直働くこちら側の思いなんてどうでもいいわけで。興味あるのはただ一点。自分たちに利益をもたらしてくれるかどうか、なのではないかと。

就職活動する側の考えるべきこと

じゃあ採用される側はどうするのさ、というところなのだけど…
学生側の対応としては報道とかで耳に入るメッセージにいちいち左右されず、今の自分にできること、それとは別に自分が目指したい目標なり理想なりをきちんと整理して、どういう道が現実的な選択肢になりうるかを考えることだと思う。
なので、よく新卒採用に応募する学生が報道されたりするけど、ここらへんのことをきちんと考えながら就活すればむやみやたらにエントリーして、業種問わずたくさんの会社を受けようなんていう考えにはならないと思う。
逆に言うと、「とにかくたくさん受けなきゃ」と考え始めてしまったら間違いの始まりだと思う。要するに何が言いたいかというと、それって自分のマーケティングできてないよね?ってこと。
ただもちろん背に腹は代えられないというか、とにかく仕事を見つけるのが大事でそうしないと生きていけないじゃんっていう主張ももちろんだし、そういう状況になってしまったらそうせざるを得ない面もあることは理解できる。だけど、一歩立ち止まって考えてみては?と思うんだよね。

現状を変えるには制度の変更が必要

正直なところ、企業側も新卒採用について言えば学生側も、それぞれが自分に取れる行動の中で自分の利益を最大化しようとしてきたからこの現状になってしまったと思う。だからこの現状を変えたかったとしても、学生側一人が歯向かっても全然意味ないし、企業側も一人だけ変えたら自分たちが不利になるだけだから、そういう行動は取らない。
で、個人的に賛成だと思うのが以下の部分。

それぞれの経済界のトップたちは時期をずらす理由を、「学業に専念させるため」と語っているが、であるならば、いっそのことすべて卒業後に行えばいい。

あんま現実的ではないけど、学業に専念させるんだったら、卒業証書持ってないと就活しちゃダメ、面接しちゃダメぐらいのこと言わないとあんま本気じゃないのかな…と疑ってしまう部分がある。
でもそもそも就活時期なんてもの自体が無くなってしまえばいいのにと思う部分もある。企業側が採用したいと思う人に会ったなら、例え大学1年の学生だったりしても内定してしまえばいいんじゃないかな。さらに、交換条件じゃないけど卒業したらその企業に入ることを約束して学生に奨学金を与えるとか、そういう制度が普及したらもっといいんじゃないだろうかと思う。学生側としてもがんばろうっていうインセンティブになるし。

おまけ

最後に。この点がもっと世の中に理解されるといいなぁと思った。

踏ん張って学問をすると、企業が求める、問題解決力も、論理的思考も、そして、コミュニケーション能力も身につけることが可能なのだ。

ちなみにここで言ってるコミュニケーション能力ってのは、前にちょっとだけツイッターでツイートしたことがあるけど、ローコンテクスト文化への対応っていう話。これは言語技術の話ともつながる。これについて書き出すと長くなるのでまたの機会に(笑)
もし興味があれば以下のリンク先が参考になるかと。
妄想:会社がコミュニケーション能力を求める理由 - 発声練習

SIMフリー時代に各キャリアに開発して欲しいサービス

今年の4月からNTTドコモSIMロックが解除された端末、SIMフリー端末を投入することが話題になっています。
これまでのように、ある携帯端末が特定の通信事業者でしか利用できないという状況が無くなっていくと考えられます。

ということで端末がどのキャリアでも使えるようになったとして、今みんながよく使ってるメールはどうなるのかなーなんてことを考えてみました。一部願望が入ってます。

当然の要望としてキャリアが変わってもメールアドレスを変えたくないってのが出てくると思います。
そういう時にあって欲しいのが、Androidならそのプラットフォームでドコモのメールが使えるアプリとか、auのメールが使えるアプリ、みたいなのが提供されるようになるとみんな喜ぶんじゃないかなぁなんて思います。

つまりキャリアの通信回線の契約に依存しないデバイスフリーなメールサービス。
そんで、各キャリアはメールが使えるプランを個別に月額サービスで売る。妥当なところとしては、今と同じ月額315円で。
そういう仕組みになったらSIMフリーの恩恵をフルに活かせて面白くなると思います。

ということでよろしくお願いします、キャリアで仕事するみなさん。笑

でも、そうなるとキャリアの役割としては回線提供者としての顔と、固定でいうプロバイダ的な役割を担う事業者の顔に分かれていくのかな…

MacBook Air 11インチ欲しい!につられてはてなダイアリーを始めてみた

MacBook Air 11インチ欲しい!

と書けば応募できるらしいので、賞品につられて、これを機にはてなダイアリーを始めてみました。

動機が不純だけど、まぁいいじゃない。

これからはツイッターでしゃべるにはちょっと長いかなという話をこちらに書いていこうと思います。
もしくは何かPCの設定とか自分がやったことを備忘録的にまとめてみたり。

興味あれば&時間の許す範囲で見てやってください。m(_ _)m