あなどりがたし
- 作者: オノ・ナツメ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2007/08/28
- メディア: 単行本
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以前『リストランテ・パラディーゾ』とbasso名義の『クマとインテリ』の2冊は
読んでいたのですが、絵柄と若干の読みにくさ(誰が誰か覚えられなかった・・・)から
ピンときてなかったオノナツメ。
ただ本屋で平積みしてあるとやっぱり気になり、購入してみました。
線がちょっと細くなったせいか画面がすっきりしたような気がします。
リストランテの各キャラクターの小さいエピソードを積み重ねてあるため
非常にほっこり感が出てます。
随所で「カッコイイ」アピールしてるセリフとポーズ(構図)が挟みこまれてますけど。
こういう「カッコイイ」アピールが結構苦手なんですが某ジャンプマンガや、
西遊記マンガほどじゃないので苦にはなりませんでした。
というか、単純に言って好きかもしれません。
小玉ユキ『羽衣ミシン』
- 作者: 小玉ユキ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: コミック
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新規開拓ー。
前作の『光の海』も気になってたんですが
こっちを買ってみました。
絵柄は二ノ宮知子さんに近いかも。
シンプルな線で平面的な感じとでも言えばいいんでしょか。
助けた白鳥が人間の女の子になって恩返しにくるという
ツルの恩返しをモチーフにした作品なんですが、
ファンタジックな設定でも日常描写がしっかりしてるんで
作品が地に足ついてます。
あと、主役(白鳥に恩返しされる男の子・大学生)の
友人2人(男と女・大学生)の話がいい。
男の子の同じ道(ニット作家)を歩んでいる母への嫉妬、
羨望、コンプレックスとか
普段しっかりしてて強いサバサバした女の子が好きな子を
意識した瞬間しっかりできなくなってしまうとか。
ありがちっちゃありがちなんですが、そのありがちなのを
うまいことされると、ぬおーとツボにハマってしまうのです。
私の中で好きになる、評価が上がっちゃうポイントは下の2つ。
1、しっかりとした日常描写
特にごはんがおいしそうに描いてあるといいです。
2、脇キャラが脇じゃない
群像劇が好きなんです。
見事にツボを抑えています。
これからチェックです。
■
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: ムック
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コレに対して、一言物申したかったり
苦笑いしてしまったり、眉間にシワがよってしまったり
腐女子である自覚がある世の皆様の感想は人それぞれなんでしょう。
私個人としては、一部除いて強く否定したくなるようなことは無かった。
(全部読んでないけど、なんか微妙な気がして飛ばしたとこがあるけど)
オススメは、三浦しをんと、野火ノビタのインタビュー。
あと全体を読むと、”腐”の感覚が男女間はもちろん
世代間でちょっとづつ違うのがわかります。
”腐”感性を持っている人はとりあえずでいいんで読んでみてはどうでしょう。
- 作者: 小島アジコ
- 出版社/メーカー: 宙出版
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: コミック
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友人に借りて読みました。
擬態とか、はみ出るとかたまらない。
■
隣の801ちゃんやら、腐女子彼女やら。
世間の目はヲタな彼氏から腐な彼女にも及んでいるようですが。
実際、腐女子で彼氏は普通という人は結構いるではないかと思う。
”擬態”じゃないけど女子はヲタ部分を上手く隠せる人が多い、気がする。
(実際どうかは知らないけど個人的な経験上)
で、腐な女子で、オタじゃない彼氏がいる人ももちろんいるわけです。
気になるのが、
「腐女子彼女は非オタ彼氏にいかにして腐を隠しているのか」
もしくは
「腐女子彼女は非オタ彼氏にカミングアウトしているのか」
どうなんでしょうね。
彼氏のキャラクターにもよるんでしょうけど。
オタ彼氏よりもカミングアウトしにくいのは事実な気はしますが。
なかなか周りにそういった方たちをいないので生々しいサンプルが得られません。。
唯一知っているのは家にあった「麗人」が見つかってバレた、というもののみです。
寿たらこ『SEX PISTLS』2巻
1巻を買ってから1年半くらい?
続きを読みたいとずっと思っておりましたら
復刊でございます。
毎月刊行なようでしばらくは楽しめそうです。
SEX PISTOLS 2 (新装版) (スーパービーボーイコミックス)
- 作者: 寿たらこ
- 出版社/メーカー: リブレ出版
- 発売日: 2007/06/30
- メディア: コミック
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基本的に攻の都合で話が進む感じですが
それがいいんです。。
攻は普段は周りにペースを乱されることなく余裕なくせに、
受が逃げようとしたり、自分の思い通りにならないと
急に、思いが高まってつい暴走しちゃうとこが萌えなのです。
乙女心の半分以上を占めているであろうM心と母性本能が
キュンするわけです。
「メンドクセー」と思いつつも「そんなに受のことを・・・」
というアレです。
攻がフューチャーな作品ですが、かわいい受好きにも
萌えだと思いますよ。
攻めにホンローされる受が楽しめるのではないかと。
ま、筋肉ですけども。
メガネッコいいんちょ(耐え忍ぶ系)好きな方にたまらんのじゃないですか。
はやく続きが読みたいものです。ムハー。
鈴木ツタ『あかないとびら』
さっぱり放置してたココですが。
マンガを落ち着いて読もうという精神的な面でのゆとりができたので
読後の一言感想くらい書いていこうと思います。
とりあえず、今日購入の3冊のうちの1冊を。
- 作者: 鈴木ツタ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/06/27
- メディア: コミック
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同じく竹書房から出ている『hand witch』がおもしろかったので。
今回も楽しく拝読させていただきました。
前作より、受/攻の社会的もしくは、精神的な立場の差を大きくとったような印象を受けました。
○1、大学時代の先輩(攻)×後輩(受)
もともとゲイの後輩が、学生時代好きだった先輩の仕事を手伝いにいく。
そんで、後輩の受オーラに先輩が精神的に拒否しつつも欲情する、みたいな話。
攻視点の話と、受視点の話の2話で構成されていたのですが、
攻視点からの話だと、ただただ大人しくて何故か男へ向けてのフェロモンむんむんという
BL界には時々いらっしゃるタイプの受かと思いきや、
受視点からの話では「なんとかしりに先輩のこれを挿入したい」だの
見事ながっつきっぷり。話がどうこうより、このイメージちゃぶ台ひっくり返しが見所。
○2、ドS王子(攻)×地味め同級生
1、と同様に攻/受視点の2話で構成。
ただし、最初の話からの印象を裏切るのは攻の方。
”優しくて、かっこよくて、頭よくて、スポーツできて・・・”
みたいな王子様かと思いきや、”天然ドS”。
で、1話目と同じく、イメージひっくり返しだけで読ませるわけでなく、
ストーリー中の攻は周りから”万能王子様”と思われてるのに違和感を感じている。
で、そのイメージのまま近づいて、実際のドSとの差に疲れて自分からさっていくのに
うんざりしているというプラスα付き。
読んでるほうも、ちゃぶ台を何回もむやみにひっくり返されたら疲れますからね。
雑誌への掲載順は2、→1、のようですが、単行本の収録順は
1、→2、で正解だなぁと思いました。
3、公務員マジメ年下(攻)×生活力無な売春美中年(受)
ファンタジー設定な受には萌えないので感想が薄いです。
そんな20代後半に見える39歳売春美中年て。
−−−−−−−−−−−−−−−−
前作『hand witch』は”友達の恋バナきいちゃった”ような話が
多かったので、そちらとあわせて読んだ方がいいかもと思います。
チョコミントの前に、バニラ食べとけっちゅーことです。
久方ぶり・・・・
[マンガ][購入]
- 浦沢直樹『PLUTO』3巻(ビッグコミックス・小学館)
- 岸本斉史『NARUTO』32巻(ジャンプコミックス・集英社)
- 松月滉『幸福喫茶3丁目』2、3巻(花とゆめコミックス・白泉社)
- よしながふみ『フラワー・オブ・ライフ』3巻(ウィングスコミックス・新書館)
- 西田東『もろとも』(ディアプラスコミックス・新書館)
引越しも終了してマンガをまた購入し始めた。
松月滉の『幸福〜』はとてもよい。この空気巻はなんだろう。間の取り方・・?緩急の付け方がすごいいいんじゃないだろうか。留め絵の選択その一瞬の表情の描き方が大変よい。タイトルに偽りなく幸福になれるというのはスゴイと思う。
よしながふみの新刊『フラワー〜』の展開には身もだえしてしまった。こんなに緊張感や、ドラマティックなところの無い(シゲの方にのみあるか)教師と生徒の恋っていうのもスゴイな。あと、あいかわらず「女の子同士の会話」のリアリティがたまらない。