「マダム山野草」のお裾分け

ご近所に住む「マダム山野草」から電話がありました。
只見のフキノトウ、コゴミが届いたから
すぐに取りに来なさいとのお達しです。
自転車で駆けつけます(所要時間2分)。




マダムは故郷・福島に配下の者がいます。
この時期にこれこれの状態の山菜を
これくらいの量送るようにと
写真を添えて超具体的に指示します。
そのお裾分けです。


帰宅した同居人が
手際よく蕗味噌、天ぷらにしました。
山の精気が口の中でスッと消えていくような…


「一級品だよね」
そう呟いていたマダムの不敵な笑みが
思い浮かびました。
ありがたや。

(ドスドスドスドス)(いたいいたいいたい)この状況はだいぶおかしいと思う

クリッピングから
朝日新聞2024年4月20日朝刊別刷be
「コロコロ毛玉日記」169(中川いさみ
寝床読書、楽しいですよね〜
でも、中川家では
カンタンにはいかない事情がある……


給食をおかわりすること

クリッピングから
朝日新聞2024年4月20日朝刊別刷be
読者投稿欄「いわせてもらお」


  ◉食品ロス

  小学生の孫娘が宿題をしていた。
  「食品ロスを減らすために私たちにできることは?」
  というテーマだった。
  孫娘の答えを見ると、こう書いてあった。
  「給食をおかわりすること」

   (神奈川県厚木市・ハイ、よくできました・75歳)


偏愛フクロウ図鑑(「BIRDER」2024年5月号)

クリッピングから
毎日新聞2024年4月16日
書籍八つ割り広告「BIRDER(バーダー)」5月号
文一総合出版
フクロウが好きだ。
この雑誌が特集を組んだことを新聞広告で知り、
書店で探して購入した。



  生態・保全、知りたい情報たくさん
  特集 丸わかり フクロウ類
  偏愛フクロウ図鑑
  [日本産編] フクロウ、アオバズクから
  [海外産編] サボテンフクロウまで


「話題の本」、ヒコロヒーさんの回が好きだ(長谷川朋子)

クリッピングから
毎日新聞2024年4月13日朝刊
読者投稿欄「女の気持ち」
土曜日の楽しみ


  本紙土曜朝刊の「今週の本棚」に掲載される「話題の本」で、
  ヒコロヒーさんの回が好きだ。
  文章はわかりやすいようなわかりにくいような。
  2回3回と読むうちに「ああホントにそうだな」と、
  ストンと胸に落ちることが多い。


  2月17日、益田ミリさん著「ツユクサナツコの一生」については
  「成功も名誉もなくとも、生きるというささやかなことを
  繰り返していることが嬉(うれ)しい、と思える一冊」
  だと紹介していた。
  シビれた。


  お笑い芸人が本業でまだ若い彼女に、
  このコーナーを任せた新聞社のどなたかの眼力にあっぱれ。
  そして読んでみたい本のリストに、また一冊加わった。
  どうもありがとう。


  同時に感じるのは、
  人は見た目や第一印象で決めつけてはいけないということだ。
  だって、テレビで見る彼女が新聞に書評を書くなんて、
  想像するのは難しいから。
  確かに人相や表情、服装や雰囲気などで、
  何となく人となりが感じられることも多いとは思う。
  しかし、それが絶対ではないということだ。


  私はどちらかといえば保守的で、
  タトゥーやドレッドヘアなども否定的に見てしまいがちだ。
  そんな私に
  「もしもし、そんなことを考えていると自分を小さくしちゃうよ。
  もったいないよ」と教えてもらった気分だ。
  これもまた、どうもありがとう。
  ヒコロヒーさんのご活躍を祈ります。


           新潟市東区 長谷川朋子 無職・67歳






(ヒコロヒー、「NHK短歌」司会も2年目に入りました)

かあちゃん、お荷物は、のらねこやまとが運んでくれるんだよね!

クリッピングから
朝日新聞2024年4月13日朝刊別刷be
読者投稿欄「いわせてもらお」


  ◉ニャンか違う

  世の中の仕組みが
  少しずつわかってきた5歳の孫。
  宅配便が届くと、こう言いました。
  「かあちゃん、お荷物は、
  のらねこやまとが運んでくれるんだよね!」
  たしかに、ネコの手も借りたいくらい
  忙しかったけれど……。

   (静岡県沼津市・それはクロネコヤマトですよ・72歳)


盛り付けを終えた夕げの「 。」として(小林真希子)

クリッピングから
讀賣新聞2024年4月16日朝刊
読売歌壇(俵万智選)
今週の好きな歌3首、抜き書きします。


  つらいとき見上げる空はすごく青 
  そうじゃないときそれなりの青

        枚方市 坊 真由美


    【評】「つらい」「そうじゃない」、
      「すごく」「それなり」というシンプルな対比が印象的で、
      思いがストレートに伝わってくる。
      本当は空はいつも変わらぬ青なのだけれど、
      こちらの気分で励ましモードに見えるのだ。


  改札を抜けて大股に駈けて来る
  あなたの見えるこの店が好き

      東京都 河野多香子


    【評】待たされる側であっても、
      自分のために急いでくれる姿を見るのは幸せだ。


  盛り付けを終えた夕げの「 。」として
  端にひと粒置くミニトマト

          平塚市 小林真希子


今週のもう2首。


  水溶性だった寂しさ雨の中
  くるくる傘を回して歩く

     大和郡山市 本田岳


  もし今もあなたと文通していたら
  病気のことを書いただろうか

        堺市 一條智美



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