距離と温度

それは昨日夜、兄ちゃんのお店に寄って、もう閉める時間
だったのでそのまま2人で家まで車で帰ることに。
実家までは1時間ちょいかかるのでその車中での出来事。

よく考えてみると私達兄弟は端からみると結構ドライな風に
見えるだろうと思う。
男・男・私という構成上なんだかべたべた一緒になにかするといった
習慣が今までなかったせいだろう。

そんなわけで私も一人前に悩んだり迷ったりする事が多々あるのだが
兄ちゃんに相談するという発想がいままでなかった。

でも最近は環境が変わったせいか兄ちゃんと会う機会が多くなった。
東京にいた頃は年に数回会うくらいでかしこまって話をすることもなかった気がする。

車中、意外にも兄ちゃんの方が先に口を開いた。
たわいもないこと。
でもそれがなんだか昔からそこにあるもので慣れ親しんだ心地の良い
懐かしいあったかくとても尊い温度に思えた。
なぜか急に。

そこでせきをきったように私の方から兄ちゃんに話しはじめた。
内容は結構真面目な話。
こんな話妹からされたら最初ひくかななんて思ったのだが
意外なことに兄ちゃんはすぅーっと自分の事をいろいろ話しはじめた。

照れるとかどう思われるかなんて全く関係無しにありのまま
私に話した。

すごく短く感じられた時間が実は1時間以上2人でしゃべりっぱなし。
そんな事実と想像以上の兄ちゃんの大人っぷりに驚きながら
あたたかい空気があの時間流れていた気がする。

ちっちゃい頃はいじめられて兄ちゃんなんかいらん!なんて暴言はいてた
おてんばな私も今は兄ちゃんおってくれてよかった。と、うるうるする始末。
...はよ気付けよって。

本当に自分にとって大切で相手もそうやと思ってる関係には
時間や距離や環境なんて影響しない。
あったかいもんはいつまでたっても冷めへんねん。それがほんまもんの愛情やね。
そういうのってそんなあることじゃないけど大切なこと気づかせてくれた気がする。

目の前のものにまどわされがちやけど大切な温度って気づけることは
少し前に進むことに繋がってて、色眼鏡をはずすことからはじまるんやね。

ありがと、兄ちゃん。

KOBE

サンデェイは久々神戸へ。

気づいたら元町→三ノ宮間をぐるり1周半
さすがにちかれたねと帰りはぐったりしながら電車にゆられて
帰った。

やっぱ大阪とは違う空気感。
街中は美しく空気もなんだかサラッとしていた。

lip社の時計をサラッと買ってるのを見て
ええなぁとぶひぶひ言いながらそれでもなんだか
昨日はたのしかったなぁ。
久しぶりに。

ふうらりふうらり

風来坊...かね。