大切な人。

自閉的になっている。
生理初日だもん…しょーがない。
何もする気が起きなくて、仕事にも身が入らなくて今日は一日中裏の仕事ばかりしていた。
誰とも話したくない。
一人でいたい。
話しかけないで。
気分が悪くて吐きそう。
めまいがひどい。
頭の中が真っ白になって倒れた。
私に触れないで。
電車で横の女の子がよろけて私にバンバン鞄をぶつけてくる度に、イライラが募る。
化粧ポーチに入っているカミソリで切り付けたくなる。
私も。
腕を傷付けたい。
『死』囚われている。
堕ちてる…。
私が欲しいのはGだけ。
救ってくれるのは彼だけ。
一瞬で私を貫く、あの目。
あの声。
…欲しいよ。
あの人が欲しい。
どうして私はあの人に愛されないの…?
何を直せばいい?
病気?
性格?
容姿?
スタイル?
多分何をしても彼は私のところには戻ってこない。
悲しいよ。
あの人がいるだけで、あの人に想われているだけで力が湧いてきた。何でも頑張れた。優しくなれた。自分が好きになれた。
好き。
今も。
どうやら私の運命の人じゃないみたいだけど、私に必要な人には間違いない。
お願い、あなたも私を必要として。
何でもしてあげる。
させて欲しい。
でもホントは…あなたがいるだけで、この世界のどこかで幸せに生きていてくれるだけで、それで満足。

恋人達の季節

Gと最近ひんぱんに連絡をとっていた。
メールだったり、電話だったり。
Gにもう彼女がいるのを知っているけれど、そんなのはお構いなしにどんな時間だろうと、どんな日だろうと声が聞きたくなったら電話をしたし、Gとコミュニケーションを取りたかったらメールした。
ある朝のこと。
Gから『困った風』のメールが入っていた。
私はそれが何の意味か全く解らなかった。
ふと気になって送信履歴を見ると、真夜中にGに対しての想いを綴ったメールを自分が無意識の内に送っていた事に気付いた。
ビックリしてすぐに謝りのメールを入れた。
Gに取ってはそんなメールは迷惑以外の何物でもないだろうから。
眠剤を飲んだ後はいつも記憶が曖昧。知らない内にメールを送ってる事なんてしょっちゅう。
このままじゃせっかく仲良くなったのに、嫌われちゃうと思ってクスリを飲んだ後に携帯を手近に置くのを止めた。
それだけ気をつけてたのに私はまた意味不明のメールをGに何回も送りつけていた。その中にはしっかり意識があり、ただ単に甘えたいがために取るに足らない日常の出来事をメールに書いて送ったものもあった。1番の問題はその意味不明のメールの内容だ。
Gには全く関係の無い事をダラダラと書き付けたかと思うと、今度は『Gが冷たい』やら『すぐに返事して』やらワガママの言い放題。
一体私はGの何?ってGでなくても思うような無神経な事ばかりを繰り返していた。
そのうち、たった一行のあきれたような返事も来なくなり、私は居ても立ってもいられなくなった。

『また大切な人を無くしてしまう!』

焦った私はダメ押しのように更にメールを送る。
返事は無い。
泣きそうになりながら勇気を出して電話してみると
『留守番電話におつなぎします…』
と機械音声が空しく繰り返されるだけだった。
とうとう着信拒否…されちゃった…。
もう取り返しがつかない。
また大切な人を無くした。
やっとの想いで仲直りしたのに。細くて今にも切れそうな糸を慎重にたぐりよせたのに。
つまんない自分のワガママでまた全てを失ってしまった。
きっともうGからは連絡は来ないだろう。
私からも今日をもってGには一切連絡しない事にした。
またいつかのように遠くから幸せを願ってる。
嫌われたのが寂しくてしょうがないけど、自業自得。
縁も無かったという事だ。やっと諦められそうな気がする。

振り返ってみると…

四年お付き合いしてたAさんには年も離れてたせいか可愛がってもらったし、ワガママも相当言い放題だったけど、何か素の自分は見せれなかった。私達が抱き合うテーマは『エロ』だったし。
Gと付き合ってた時は常に気を張ってて、何より幻滅されるのが怖くて作ってた部分もあった(思いっきり逆効果になったけどさぁ…)けど、今はとても素直になれるのです。ぶりぶりしなくていいし。だからGと話してると楽だし、和む。前世では兄妹だったんじゃないかなって思うくらい。
こーゆー人ってあんまりいないから大切にしたいって思う。
でもこういう大切と好きとが時々混ざって、自分の気持ちが解らなくなる時が多々ある。寂しさも手伝って『好きなのかもしれない…』に片寄っていく。
でもよく考えて?
幸せになれると思う?
愛され続けると思う?
きっとまた私、Gを束縛する。重い女になってしまう。それでもGは『好き』でいてくれる??
答えは『NO』

…そんな答え出してどうする??私がGに求めてる事は何か。よりを戻す事じゃないだろ。
よく考えないと。
そして距離を置かないと。

Gの事が好き。

Gの事が気になる。
話してると楽しい。
吸い付くように気持ちも身体もGにあげたくなる。

Gには彼女がいる。
ここ近畿から飛び出して、彼女がいる東京に旅だってしまった。(てか、会社の都合らしいけど)
彼女とはもう一年の付き合いで結婚も考えているという。昔のGからは考えられないくらい真剣に大人な恋愛をしてるんだな、とビックリする。
地元に帰って来た時、彼女が大切過ぎて私を抱かなかった。私に気持ちが残ってるのに気付いてたせいもあると思う。
悲しいけど、これが現実。
Gを知ってる先輩に『あいつは女を大切にするタイプじゃないぞ。やめた方がいい。もっといい男はいっぱいいるし、焦らなくていい。』って言われた。
心臓を掴まれたみたいに息苦しくなる。
どうしたらいい、この気持ち。
出会いが無いのが悪い。
もっといろんな人に出会うしかない。
ちっせー世界でダサい男を追い掛け回してる場合じゃないんだ。
頑張るぞー、私。

治まった自傷癖。

自傷しくなった。
もうアムカしていない。
どうしてだろう・・・。
理由ははっきりとは解らない。
気が狂いそうな程イライラして、離人感がひどくて、涙がでそうな時もあるけれど、切るのは我慢している。
次は何をしてやろうか、と模索しているのかもしれたい。カッコ悪い。


あと二十日程先になるんだけど、店の女の子にメンズを紹介してもらえることになった。
こういうの久しぶりで、ちょっとドキドキする。
ちょっとは可愛くしてかなきゃと、今から張り切ってる自分がいて何か嬉しい。



疲れた。
何もしたくない。
みんな、ゴメンね。

たわいもない一通のメールから。

私からメールするのをずっと我慢していた。
しちゃいけないと思ってた。
自分の為にならないと。


すると皮肉なことにGの方からメールがきた。
遊んで以来、初メールだ。
内容は昔、一緒に働いていた職場のこと。
たわいもない話題。
私は・・・情けないことに舞い上がってしまった。
『Gから先にメールがきた!』



すごく、すごく嬉しくてすぐに打ち返したかったけど、
こはちょっと時間をおくべきかと考え直して、
夜、寝る前にゆっくり時間をかけて短文を返した。



それから返信はない。
Gにとってはその程度の内容だったらしい。
私は不満だった。
すっかり調子に乗っていたから、またGからメールが返ってきて
この先もずっとメールのやりとりが続いていくものだと思っていた。
私は思い切って甘えたようなメールを送ってみた。
やっぱり返事はこなかった。
作戦は大失敗で、余計にGと距離が出来てしまったような気がした。



それからはメールを送っていない。




そっくりな人を見るだびドキッとしてしまう自分がイヤ。
そっくりな人でもいいから傍にいて欲しいと思ってしまう自分がイヤ。
どうして・・・?
どうしてアイツじゃなきゃダメなの??
もう終わったのに。
ずーっと昔に終わった二人なのに。
私だけまだ追いかけてる、Gの幻想を。
もう私には見えない場所にいるのに。


いつまでも・・・ゴメンなさい。

発狂しそう

今日こそはホントに狂うかと思った。
『死にたい・死にたい・死にたい…』
切りたかった。
いろんなところを切り刻んでしまいたかった。
じっとしていられない<焦燥感>。
立ってられない<倦怠感>。
私の未来なんて今は考えられない。
今。
たった今を生きることで精一杯。
わけの解らない事を叫び出したり、走り出したりしないように自分を押さえ込むので手一杯。
だから切るしかなかった。身体から開放する。
私の黒いモノを。


だけど…。
だけど切れなかった。
前回の傷がまだ完治してない。
前回今まで以上に勢いよく切ってしまったために、いつもより治りにくくなっていた。
一日経った今日もじんわりと傷口の端から血の玉が出来てる。
この上から切るのはまずい。もう少し治るのを待たないと。


だけど狂いそう!
どうすればいいの…??