ヒメアノール

古谷実「ヒメアノール」完結巻よみました。


ラストは賛否両論あったようですが、私は絶賛します。
なにより、この密度の濃さが、65回続いたという事がとにかくスゴい。


もっと話題になってもいいと思う、
アイアムアヒーロー」ぐらいなってもいいというか、
もっとなってもいいぐらいの作品だと思うのになあ。


「明」と「暗」が、いったい、いつどこで交差するのかという
ドキドキ感が、もうたまらんかったです、ああ、古谷実、最高すぎる。


それにしても、安藤さん、こんな面白いコト言える人が、
モテない設定というのだけが、解せない、愛おしすぎる。


先日、Twitterなどで話題になった、成海璃子ちゃんのCD棚問題ですが、
どちらかというと、本棚にギッシリ並んだ古谷実の漫画を見た時の方が、
「あ、この娘、真性だな」と思いました。

月に囚われた男


ものすごくスキな映画でした、チラシが
スキだったので観に行ったんだけど、
やっぱり良かった、チラシって大事だよ。


衣装とかセットとかも、いちいちイカすし、
映像がとにかくステキで(特に月面上のシーン)、
写真集とか出るなら買うくらいだったよ、
なんか久しぶりにパンフレット買ったもん。


エンドロールに、
Art Director Hideki Arichiって流れてたけど、
日本人の方なのかしら、どこらへんのArtの
Directerなのかが、とても気になる。


ダンカン・ジョーンズ監督、きっとこれから、
もっとスゴい映画を撮りそうな予感大。

★★★KAGAMI★★★

「STAR ARTS」のジャケットだいすき。


というわりに、数年に1度おこなうCD整理のときに、
紙ジャケは、中古の裁ちバサミでザクザク切ってしまうので、
どういうワケだか裏部分しか残っていなかった(泣)。


DISCO TWINSは1枚も持っていないので、今、
amaoznで注文しました。

STAR ARTS

KAGAMIの訃報、昨日、職場で知ったのですが、
その後の自分は、なんともいえない容態になってしまい、もう、
ちょっと誰かに、バンッと間違ってぶつかられたとしても、
泣き出してしまうような心持ちで、腑抜けのようでした、多分。


就業後、トイレに座ったまま、立ち上がるのも億劫で、でも、まあ、
とりあえず帰るかと、鏡に映った自分を見たら、「老けたなあ」と
思ってまたショボくれて、化粧直しもせずに、そのまま、トボトボと
駅に向かい改札まで行ったものの「でも今夜は、何もしたくないから、
長風呂しよう、そうだ、この前、友達が薦めてくれた、スクラブ、
アレ良かったから、探してみようかな」と、そのお店に赴き、
ウロウロしていたら、里田まいちゃん風の店員さんが、
「コレではないですか?」と教えてくれたので、
「そうですそうです、コレです、コレコレ、コレください」と、
即買いのていで話をすすめたのですが、「せっかくなので、
手で試していかれませんか?」と、言ってくる。


普段、そういうのは苦手なので、「いえいえ、分かってますから、良さはもう」
と、お断りするのですが、なんとなく好きな雰囲気の店員さんだったので、
お願いしてみることにしたら、手もスベスベにしてくれて、
優しい言葉もいろいろかけてもらって、「お化粧もしていかれませんか?」
と(あまりにもヒドい様相だったのだろうか)、フワフワのブラシで、
いろいろしてもらっていたら、ものすごく明るい気分になっていて、
帰りしなに、「今日は哀しい事があったのですが、とても元気になりました」
とお礼を言ったら、「まあ!」と、その反応が、心からの反応だったので、
助けられました。ちょっともう、恩すら感じている、今となっては。


コレです(お礼に宣伝するんだ)。


でもやっぱり、布団に入って目を閉じたら、
KAGAMIにどれだけ楽しませてもらったのかという感謝の念とか、
KAGAMIの近くにいる人達の悲しみはいかなるものなのだろうかとか、
あんなに奇麗に動いていた人が、もう動かないのかとか、
これからは新しいKAGAMIの曲が聴けなくなるのかとか、
想いも涙もとめどようもなくて、ぜんっぜん眠れなかったので、
今日は、もう、目え、パンパン。


こんなに辛いなんて、自分でもびっくりだよまったく。

裏切りの街


東京に遊びに行って来ました。


かねてから「ポツドール」がとても気になっていたというのと、
三浦大輔監督の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が面白かったこと、
出演する役者陣が好みだということ全てが合致したので、
PARCO劇場で上演中の「裏切りの街」を観たのですが、
やはり、生のお芝居というものは、本当に面白いものですね。


舞台装置も、圧倒されるぐらい巧みに考えられていて、唸るしかなかった。


秋山菜津子さん、本当に美しい女優さんで、大ファンなのですが、
先日、キュートンLIVEで、椿鬼奴(生奴、超美人)を観ていて、
「誰かに似ているなあ、あ、秋山さんだ…。」と思った際、
いつぞや「秋山さんが椿鬼奴に見えてくる」と、松尾スズキ
ツイートしていたことが思い出されました。


今回、そんな風に観るつもりはなかったのですが、
いえ、正直にいうと、かなりそんなつもりで観てみたら、


激似でした。


でも、カーテンコールで、キッと前を見据え、凛とした秋山さんを
真正面で観ていたら、本当に美しくて、鳥肌が立ちましたよ。女優。



そんでもって、劇中音楽を担当した銀杏BOYZというか、峯田くん?
この人、本当にスゴい人なんですね、これらの音楽が無かった事には、
このお芝居の素晴らしさは、半減していたようにも思います。


いま、「ピンクローター」を聴きながら、チラシを眺めていますが、
ちょっともう、色々相まって、泣けてきそうになります。名曲です。

kikUUiki

先週の土曜日は、ZEPP SAPPOROで、サカナクションを観て来ました。


アルクアラウンド」で大ブレイクも果たし、前回のツアーからみれば、
あきらかに全国的にも認知度が高まった上での、今回のツアーですから、
いわずもがな「凱旋」といった趣きで、始終、和やかで愛に満ちた空間でした。


今回、新譜をあまりにも聴き込んでいなかったのと、興奮していたのと、
暑さで軽く朦朧としていたのとで(汗、1リットルくらい流れたよ)、
なんとなく、漠然としたカンジだったのですが(勿論、超よかったんだが)、
あれから毎日、新譜を聴き込んでいたら、やっとあのLIVE全体が、
身体に入り込んできたというカンジです。


さては「シーラカンスと僕」が、今回のLIVEの肝のようなもので、
そして、このツアーは、サカナクション第二章の幕開けを告げる、
表明のようなものだったのですね、今朝、気づきました、ハッ!と。


さて、「札幌を離れ、東京に居を構えて2年」とのコト、
歌詞などにも、ところどころ「ここ(東京)でやっていく」
という決意表明のようなものが散りばめられ、ついには、
「表参道の26時が過ぎてく」などと歌い出されると、木綿のハンカチーフも、
すっかり都会の絵の具に染められてしまったのではないかと、
気が気ではありません。


ここはひとつ、次回作に、「狸小路を忘れない(「ポンポコシャンゼリゼ」を、
巧みにサンプリングし曲に混ぜ込むタイプで、PVは勿論、狸小路を歩いて貰います、
アルクアラウンドばりで)」という曲でも作ってもらわないと、道民として、
溜飲が下がりません。

サカナノート


コレ、去年、作ったの。ノートの表紙にクロスステッチしたんだ。


去年の夏にワークショップにも参加させていただいた、
敬愛するクロスステッチ作家・大図まことさんの、


ホップ・ステッチ・ジャンプ! ふだん使いのクロスステッチ

ホップ・ステッチ・ジャンプ! ふだん使いのクロスステッチ


この本を参考にして作ったんだよ。