2024年4月9日火曜日

大川隆法さん自宅前の花見、異例の1日3回でのべ60人以上が参加 写真コンテンストも

 港区白金にある幸福の科学教祖・大川隆法総裁の自宅「大悟館」の桜が満開となり、4月7日、同館前の公道に多くの花見客が訪れた。午後1時から3回に分かれて大悟館前で桜を眺める、史上初のトリプルヘッダー。参加者数はのべ60人を超えた。うち45人前後が、幸福の科学職員。それぞれに用意したプラカードを掲げて、一般参加の花見客を歓迎した。

 一般参加者は、故・大川総裁の長女・咲也加氏が歌う「The Real Exorcist」や長男・宏洋氏が歌う「Revolution」をスマートフォンで流した。参加者たちはそれに聴き入りながら、昨年3月に亡くなった大川総裁を偲んだ。

 主催者は、「教団職員の参加者は男だらけだったが一般参加者は女性が大半。比較的ジェンダー・バランスのよい形で、若い人たちにも大悟館の素晴らしさに触れてもらうことができた。来年もやりたい。花見以外でもやりたい」と語った。また、今回の花見写真のコンテストを実施するとして、参加者に写真の応募を呼びかけている。応募締切は4月14日。

2024年4月6日土曜日

4月7日大川隆法邸前での花見、史上初のトリプルヘッダーへ

4月5日に主催者が下見に出向いた際にも、教団職員たちがプラカードを掲げて歓迎してくれた
 4月7日に故・大川隆法総裁の自宅である幸福の科学大悟館前での毎年恒例の花見が、今年は同日中に3回というトリプルヘッダー開催になる見通しとなった。同日3回の開催は、大悟館前花見史上、初めて。

 第1戦は午後1時、第2戦は午後3時30分、第3戦はナイターで午後6時30分に、それぞれ開始予定。いずれも集合場所は東京都港区白金4-6-2の大悟館の南側玄関前。外壁に据えられた下品な金ぴか仏陀像が目印だ。

 雨が激しい場合などは中止となる可能性もある。予定変更の場合は主催者のTwitter(現X)で告知される。

2024年3月17日日曜日

ワールドメイト教祖のバースデーに現職国会議員19名と柏市長が祝花

今年の教祖の誕生会の祝花(ごく一部)
 14日から大阪市内の展示場ATCビルで開催されているワールドメイト教祖・深見東州(72歳、本名=半田晴久)氏のバースデー個展に、衆参両院の国会議員19人と柏市長が祝花を贈ったことが本紙の取材でわかった。その他に元国会議員10人からの祝花もあった。現職の議員・市長の党派別内訳は、自民8、立民9、れいわ1、教育無償化を実現する会1、無所属1。

 個展は20日までで、深見氏の73歳の誕生日にあたる明日18日には、午後2時から「開幕式」が開催される。例年、開幕式で政治家による来場や挨拶、祝電の紹介がある。

2024年1月17日水曜日

動画あり・Jアノンなどが反WHOデモ、池田としえ日野市議絶叫「ワクチンは日本殲滅大作戦!!!」「ビル・ゲイツ!」

 1月14日、都内で世界保健機関(WHO)と「パンデミック条約」に反対する街宣とデモ行進が、Qアノンの日本版「Jアノン」も加わって開催された。主催者は、昨年、LGBT理解増進法やウクライナ支援に反対するデモ行進を開催した佐藤和夫氏。今回のデモでは、参政党関係者、神真都Qデモ参加者、ラエリアン・ムーブメント関係者など、反ワクチン勢の参加が目立った。デモ中、池田としえ(利恵)日野市議がマイクを持ち、ワクチン接種を「人類殲滅大作戦だ!」などと叫んだ。

2024年1月6日土曜日

動画あり・統一教会信者の初詣に完全密着 「聖地」早稲田大学内で無断集会も

 旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の信者約150人が1月1日、教祖・文鮮明(故人)が第二次大戦中に日本留学していた際のゆかりの地をめぐる「聖所巡り」として初詣を行った。統一教会の初めての礼拝の地、地下抗日活動をしていた文鮮明が特高の拷問を受けたとされる旧戸塚警察署跡、下宿跡などをめぐりながら、早稲田大学構内へ。大隈記念講堂の敷地内で約1時間、無断で集会を開いた。初期に入信した古参信者がスピーチし、歴史修正主義的かつ差別的な発言を繰り返した。巡礼と集会には韓国人信者たちも参加していた。
 

2023年11月14日火曜日

「論座」から再掲=NHKの特集連発で揺れる「カルト2世問題」の行方

NHKのサイトから
 今年7月に終了した朝日新聞社のウェブサイト「論座」に本紙・藤倉善郎総裁が2021年に寄稿した記事を、本紙に全文再掲する。

 NHKは、安倍晋三元首相殺害事件の1年ほど前に、「宗教2世」問題をとりあげる番組を3本、立て続けに放送している。本稿は、そこでのNHKの姿勢や、そこで紹介された議論の内容を検証・批判するものだ。

2023年11月13日月曜日

キリストの幕屋がイスラエル支援の偽装デモ、大使館も関与

 都内で11月12日、保守系宗教団体「原始福音キリストの幕屋」がイスラエルを支援する集会とデモを開催した。主催者発表ではデモ参加者は1200人。日比谷公園から数寄屋橋交差点を経て大手町まで、約1時間、行進した。駐日イスラエル大使館が協力し、午前中の集会と午後のデモともに大使も参加した。

 名目上の主催者はキリストの幕屋の関連団体「イスラエル救援委員会」。参加者の多くは、その信者と見られる。大使館関係者もそれを認識した上でメディアへの告知などに関与した。しかし実質主催者が宗教団体であることは伏せられており、教団側は信者たちに、メディアの取材に応える際、実質主催者がキリストの幕屋であることを悟られないよう指示していた。

2023年10月8日日曜日

(動画あり)統一教会信者が鈴木エイト氏を提訴し会見 被告が記者席で取材

自分を提訴した原告の会見を取材する鈴木エイト氏
 ジャーナリストの鈴木エイト氏に名誉を傷つけられたとして、統一教会信者の後藤徹氏が10月4日、同氏に1100万円を請求して東京地方裁判所に提訴した。提訴後に東京の司法記者クラブで会見を開いたが、記者席には被告である鈴木氏の姿が。会見終了後は、原告ではなく被告の鈴木氏が報道陣に囲まれ、事実上の「反論会見」が行われた。

 同日、統一教会関連団体「天宙平和連合(UPF)」の日本支部「UPF-Japan」も鈴木氏を提訴した。

 鈴木エイト氏は「やや日刊カルト新聞」の主筆を務めており、同紙幹部を被告とする民事訴訟が提起されるのは11年ぶり3件目。2件の同日提訴は、同紙史上初となる。
 

2023年9月6日水曜日

脱カルト協会大会で怪文書騒ぎ 〝LGBT差別〟で滝本太郎弁護士と理事会を批判

配布された怪文書(読者提供)
 8月25日に開催された日本脱カルト協会(JSCPR)の大会会場で、会員とみられるメガネの中年男性が無断で怪文書を配布する騒ぎがあったことが、本紙の取材でわかった。怪文書は、同じく会員の滝本太郎弁護士が前回2月の同会大会時に同じ手法で配布した文書がLGBTへの差別に当たるとして、それを容認した同会理事会とあわせて批判する内容。大会終了後に会場内で、数十名の会員に配布された。

 同会では、会員メーリングリストを理事会が事前検閲し、会員の自由な発言が制限された状態が続く。その中で理事会が滝本氏の文書配布を容認したことから、会員が集まる大会会場での文書配布の応酬に発展した形だ。

2023年8月2日水曜日

会内での反トランス・ジェンダー文書配布、日本脱カルト協会が不問に

滝本氏が日本脱カルト協会で配布した文書
 今年2月に「日本脱カルト協会」(JSCPR)が開催した会員向け会合の会場で、滝本太郎弁護士が「性自認至上主義は、カルト的な思想運動である」と題する文書を配布した。主に、出生時には男性と割り当てられ女性としての性同一性をもつ「トランス女性」について、その権利確立を主張する運動を「カルト的」「マインド・コントロールの手法を使っている」などとする内容。

 同文書については、本紙がLGBTQ関連の当事者や識者等の協力で問題点を指摘するコメントを添えた全文を、すでに公開している。JSCPR会員の1人は本紙の取材に対して、「こんな差別文書が配布されるようでは、会員の安全が守られないのではないか」と語った。一方でJSCPR理事会は本紙の取材に、滝本氏への処分等は行わない意向を表明。滝本氏からは取材への回答はなかった。