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こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
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2024年4月15日

ADEAC2024春の公開情報その2

今回は4月に入ってからデジタルアーカイブシステムADEACで新規公開された機関についてご紹介します。

◇『倉吉市/倉吉博物館デジタルアーカイブ』(4月1日公開)
鳥取県中部の倉吉市にある倉吉博物館の所蔵資料を中心としたデジタルアーカイブです。
倉吉市出身の木工芸作家・大坂弘道の代表作「黒柿蘇芳染宝相華文嵌荘花形盒子」や市内各地の野外彫刻、美術・考古・民俗および自然に関する資料など約100点を公開しました。
倉吉市と倉吉博物館が市ゆかりの芸術家の顕彰を目的に主催する前田寛治大賞展、菅楯彦大賞展の受賞作品も掲載されています。

◇『日進市/日進市デジタルアーカイブ』(4月1日公開)
愛知県日進市の社会科副読本を中心としたデジタルアーカイブです。
小学生向け社会科副読本「わたしたちのまち日進」の令和6年度版とその関連資料を公開しています。
副読本に貼ったリンクから関連資料を閲覧できるほか、章ごとの一覧やカテゴリ(地域資料・行政資料・映像資料)からも探すことができるなど、社会科の授業で活用していただくための工夫が満載されています。

◇『東大阪市/東大阪デジタル博物館』(4月1日公開)
東大阪市の所有する貴重な文化財をインターネットでいつでも・どこでも見ることができるデジタルアーカイブが公開されました。
資料は「考古資料」「美術工芸品」「地図・絵図・古写真」「民具・産業」の4つのカテゴリに分かれていて、古代から現代までの貴重な資料を高精細な画像でご覧いただけます。
市内で出土した土器や市指定文化財の「木造阿弥陀如来坐像」等は3Dデータで鑑賞できます。

小学生高学年向けに楽しく学べるコンテンツを揃えた「キッズはくぶつかん」も公開されています。東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」と一緒に資料の紹介を読んだり、地図から資料を探したりすることができます。
ほかにも東大阪市のできごとと日本のできごとを並べて見る年表や、トライくんの出題する資料クイズがあり、郷土学習などにも活用いただけます。

◇『築地本願寺/築地本願寺デジタルアーカイブ』(4月8日公開)
東京都中央区にある築地本願寺が所蔵する貴重な資料を閲覧できるデジタルアーカイブです。現在は動画コンテンツ数点と70年以上の歴史を持つ広報誌「築地本願寺新報」の一部が公開されています。

動画コンテンツのうち1つは大正12年に起こった関東大震災の記録資料で、当時の様子を知ることができる大変貴重な映像です。家財道具を抱え必死に逃げまどう人々、必死に消火活動をする人々、各地からの支援や、懸命に救護をする人々の様子が映しだされています。
ほかにも築地本願寺で行われた法要をはじめとする様々な行事を記録した映像もご覧いただけます。

今回の紹介機関は以上です。来週月曜日の第3回は大きな更新のあった既存公開機関を中心にご紹介する予定です。
それではよい一週間をお過ごしください!

2024年4月12日

「個人名典拠ファイル入門」まとめ ~典拠のはなし~

昨年の夏から始まった「個人名典拠ファイル入門」の連載、いかがでしたでしょうか。
入門の名の通り、個人名典拠ファイルを知っている人だけでなく、知らない人にも
大まかなイメージを持っていただけるような解説になっていましたら幸いです。

復習用にこれまでの記事をまとめました。
下記リンクからお好きな項目へアクセスしてください。

▼個人名典拠ファイルとは
図書の著者や伝記・人物研究など本のテーマとして出現する個人名のデータベースです。
このデータベースは書誌情報のデータベースであるMARCとは別個に存在しています。

一定のルールに則ってひとつの形を見出し=優先名称(統一形)として決定しています。
典拠ファイルの優先名称の決め方

▼個人名典拠ファイルのしくみ
個人名典拠ファイルは主に典拠IDと優先名称である漢字形、カタカナ形から成り立っています。

個人名典拠ファイルには以下のような役割・機能があります。
同姓同名を区別する
異名同人をまとめる
優先名称には選ばれなかった別の形でも探すことができるように参照機能を持たせる(直接参照)
ペンネームの使い分けなど複数の名称を関連づける(相互参照) 
設立者と設立された団体や、音楽・文芸などの創作グループとその構成メンバーを結び付ける

関連(相互参照)や直接参照は、より便利に検索にお使いいただける個人名典拠ファイルならではのしくみです。
図書にある名前だけではなく、自分の知っている名前から図書を探す、ある著者の著書を漏れなく探す、という検索方法は、実はこのような個人名典拠ファイルの機能が支えていて、さまざまな角度から図書に辿り着くことができるようになっているのです。

今回の典拠入門シリーズはこの回をもって終了となりますが、今後も典拠の奥深い世界についてご紹介してまいりますので、お付き合いください。

2024年4月10日

びりびりびりっと

新年度ということで、4月の木曜日は「わたしの新人時代」その3というテーマで各人の思い出を綴ります。といっても、もはや朧げな記憶なのですが。

入社してすぐの配属は、データ部新刊目録でした。
新刊図書の目録(MARC)を作成する部署です。
現在も同じですが、ここには毎日書店発売前のピカピカの新刊書がたくさん入荷します。会社で目録を作成した本が、数日経ってから書店の新刊書コーナーに並んでいるのを見かけた時は、ちょっと特別な体験をしているような気分になったものでした。
と同時に、いままで自分が読んでいた本は、出版される本のほんのほんの一部だったんだなぁということも実感しました。もちろん読書傾向が偏っている自覚はあったのですが、世の中に自己啓発本や釣りの本(当時)がこんなに多いとは!

さて。新刊書に囲まれる日々にときめく気持ちは持ちつつも...
大敵がありました。

データ部の新人時代を一言で表すとすれば、それは「修行」。
新人ひとりずつにOJTの先生がつき、やさしく丁寧に指導してもらえたので辛さはないのですが、やってることは毎日ひたすら目録作成修行です。
目録入力→わからない箇所のマニュアル確認→入力→入力→マニュアル→入力→間違えた箇所の修正(赤字)が戻ってきて説明を受け→マニュアル確認→入力入力入力入力→赤字赤字...
という繰り返し自体は良いのですが、しかし、日がな一日黙々と入力作業していると、午後にはどうしても眠くなる...
新人らしく緊張感を保とうと思ってもどうしても眠い...!

そんな大敵、眠気を紛らすアイテムが、当時はありました。
その名は「連帳プリンター」。(「れんじょうプリンター」と音だけで覚えていたので漢字が定かではありませんが、おそらく連続帳票の略ではないかと)

すでに「手書き」時代は終わりパソコン入力になっていましたが、当時はプリンターが独特で、ミシン目の付いた連続用紙にまとめてガガガっと印字したものが出力されていたのでした。
複数の本の目録が連続した用紙に出力されるので、1冊分ずつミシン目を切り離してチェックに回す必要がありました。
ミシン目を切り離すのはちょっと気持ちよく、若干の運動(?)にもなるので、眠たくなると立ち上がっては切り離し作業に精を出していました。気を利かせているふりをして。

そんなわけで新人時代というとミシン目の手応えを思い出します。
いまは普通に1枚ずつ出力されるプリンターなので、新人さんたちはどうやって眠気と戦っているのかしら...そもそも眠そうな感じも見受けられないので、えらいなぁと思っています。


きょうのデータ部☆(4/10)

p20240410.jpg

先週と同じ公園の桜です。
あっという間に満開を過ぎて葉っぱ多めになりました。

本日はとても良い天気で公園でお昼を食べました。
近くにいたママ友親子で仲良くランチしている集団がいて、
子供が「ママ見て~見つけた~鳩のフン!」「こっち来て見て~」とお母さんを呼んでもお母さんなかなか反応せず。
暖かくて良い日でした。

2024年4月 9日

見覚えがあるような

本日は「週刊新刊全点案内」2352号の発行日です。
掲載件数は1027件でした。


*こんな本がありました*

「グラウンドカバープランツ大全 植栽デザインのための4000種」

ゲイリー・ルイス(著) 飯島健太郎(日本語版監修・解説) 和田侑子(訳)
グラフィック社(2024.4)


グラウンドカバープランツってなんだ?
素朴な疑問です。本を見てみると、
風景美化の役割を果たす...水や肥料、農薬の使用を減少し、野生の動物たちの生息地にもなる...「地被植物」とも訳されることがある...
なるほど、と思いながらページをめくっていたところ、見覚えのある植物の姿がいくつか。より正確に言えば、「見覚えはある(ような気がする)けれど名前を知らなかった」植物たちです。解説を読んでみると日本でも見られるとの記述あり。自信は無いけれどおそらく見たことがある。きっと勘違いではない...はず。
君たちがグラウンドカバープランツだったのか。
またひとつ知識を得ました。

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