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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
pink2.gif TRC MARCに関する情報をお探しの方はこちら。
red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2024年5月 2日

ひとり映画の思い出

5月の雑記テーマは「映画について」。ゴールデンウィークからの連想です。

ひとり映画の経験があります。
一人で見に行った、ではなく(それはいつものことなので。)劇場に自分一人しかいなかった、です。

公開からかなり日が経って、もうレイトショーでしかやっていない、というような時期のこと。
チケットを購入する時点では「わーい選び放題だー」と呑気に笑っていたのですが、
本編前の予告編が始まっても他の人の姿が一向に見えず...スクリーンの向こう側に映画泥棒さんが現れる頃になっても、スクリーンのこちら側にはとうとう誰も現れませんでした。

始まる本編。
せっかくなら素直に「ラッキー!贅沢!」と思って存分に楽しめばいいものを。
予期せぬ事態に直面し"劇場に自分一人映画"初心者の脳裏に浮かんできたのは、
え...これはもしや...私が今日来なかったら、今映写室にいるスタッフは今頃もう帰れていたのでは?いや、帰れはしないとしてもここの掃除とかできたのでは...。そもそも上映しなければ、その分の電力を使うこともなかったのでは...?うわー、なんかごめんなさい!
という謎の罪悪感。そして、
今、立ち上がって歌ったり踊ったりしても誰にも迷惑かけないよな?やるか?
という謎の"せっかくなら何かしたい"欲。(仮に許されるとしても自分は決してそんなことをしないということも、考えている時点でわかっています。)
自分しかいないという状況が特異すぎてあれこれ無駄な思考を巡らせてしまい映画鑑賞どころではありませんでした。
(映写室に実際に人がいたのかはわかりません。無人だったかもしれませんね。)

結局、私は大変行儀よく観劇を終え、私がいなければ扉を開ける作業すらしなくてよかったかもしれないスタッフに見送られながら他に誰もいない劇場を後にしました。

記憶に刻まれたのは、本編が始まった瞬間「あ、しまったもう少し後ろの席にすればよかった」と思った際、他に人がいないのだから移動しても99%大丈夫だろうと頭でわかっていながらも、結局購入した席から動けなかった自分への失望となんともいえない敗北感です。

映画の内容ですか...?全然覚えていません。

2024年5月 1日

きょうのデータ部☆(5/1)

5月になりました。今日は広い範囲で雨模様とのこと。
茗荷谷もわりと強めに降っているのですが、写真にはうまく写らず...。週末は晴れますように。

IMG_1660.jpg

2024年4月30日

司書さんは名探偵

本日は「週刊新刊全点案内」2355号の発行日です。
掲載件数は1163件でした。


*こんな本がありました*

「図書館にまいこんだこどもの超大質問 司書さんは名探偵!」

こどもの大質問編集部 (編)
青春出版社(2024.4)


2022年の12月に出版された「図書館にまいこんだこどもの大質問」の続編です。今回も全国の図書館に寄せられた子どもからのさまざまな質問に司書さんが答えています。子どもの疑問は純粋で思わず笑ってしまうものも多いですが、答える方は大変でご苦労が偲ばれます...。

私もデータ部員として図書館の方からレファレンスの相談を何度か受けたことがありますが、その度に「色々な質問が来るんだなぁ」と感心してしまいます。TRC MARCにはレファレンスに役立つ項目がたくさんあるので、ぜひご活用いただければ幸いです。図書館のみなさまを陰ながら応援しております。

2024年4月26日

本...についてくる~MARCや検索のはなし~

今週末からはゴールデンウィークですね!
小旅行に出かけたり、いつも行かない街をお散歩してみたり...私にとって旅行に欠かせないのが紙の地図。
道案内をしてくれるスマートフォンの方が便利ではあるのですが、書き込んだり、写真やショップカードを貼ったりと、それ1枚で旅行の思い出ブックを作れるので、紙の地図が気に入っています。

TRC MARCでは、そんな地図をはじめ、型紙やポスターなどの折り畳まれた付録は、「形態に関する注記」にその内容を記録しているので、「このガイドブックに地図はついているかな?」という見方が可能です。
記録の仕方は下記の通り。

付:地図(1枚)


今回はこのような図書についてくる付録についてお話してみようと思います。
先ほど触れた地図ですが、大きな一枚が折りたたまれているときと冊子のときとでは、記録の仕方が少し異なります。

冊子の場合には...
付:道後温泉おさんぽBOOK(16p 22cm)
ドウゴ/オンセン/オサンポ/ブック
ドウゴ/オンセン/オサンポ/BOOK
のように記録しています。

1枚の時との違いは、大きさやページ数があること、そして、冊子のタイトル・ヨミが入っていることです。
なお、冊子の大きさが図書と同じ場合、大きさは省略しています。

ほかに付録としてメジャーなのが、CDやDVDでしょうか。
CD・DVDのような記録媒体が付属しているものについては、「付属資料の種類と形態」にその詳細を記録しています。

DVDビデオディスク(1枚 12cm)
F0;映像資料
F3;ビデオディスク
P9;館外貸出不可(図書)

上記のFから始まるコードは付属資料のキャリア種別・資料種別、Pから始まるコードは著作権に関するコードです。図書館での利用制限が図書や付属資料の盤面に記されている映像資料・電子資料について、図書館で利用できる範囲を記録しています。

ということで、今回は本...についてくる付録についてご紹介しました。
それでは、よいゴールデンウィークを!


2024年4月25日

トウモロコシの香り

4月の雑記テーマは「わたしの新人時代」その3です。

どこの会社でも、誰でも、配属先によって新社会人生活が違ってくるのは言うまでもありません。データ部であってもそれは同様。各チーム異なる形でTRC MARCにかかわっているので、どのチームに配属されるかで、新人時代はもちろん、その後の仕事の仕方が変わってくる感があります。

私が新卒で配属されたのは「図書館蔵書」でした。
文字通り、図書館から蔵書をお預かりして、目録を作成してお返しする部署です。

目録を作成する業務の大筋や、それに使うシステムは新刊でも蔵書でも変わりません。

しかし、新刊になくて蔵書にあるもの...。それは箱。私の新人時代の思い出は、箱に始まり箱に終わると言っても過言ではありません。

図書館の蔵書は箱に入った状態で図書館から送られてきて、MARC作成後また同じ箱に詰めて返送します。

まず箱を開ける時。

図書館で詰めて送られてくるので、箱の大きさや種類はまちまちです。図書輸送に特化した頑丈なケースもあれば、ミカンやリンゴなど特産品の箱、ドラッグストアで見るような箱まであります。更にそこに多様な形態の本が詰まっています。1箱に2,3冊百科事典のような大きな本がドンと詰まっていることもありますし、何の変哲もない普通の大きさの箱に薄い冊子が200冊以上入っていたことも...。やわな段ボール箱が本の重さに耐えられず持った瞬間に底が抜けそうになった時は大慌てしたものです。

箱を開けたら数を数えてヒットチェック(TRC MARCの累積にその図書がないか確認する作業)。累積に該当する図書のMARCが存在した分(ヒット分)は箱に戻し、存在しなかった分(未ヒット分)だけを棚やブックトラックに出してMARC作成作業をします。

そして箱に詰める時。

図書館から送られてきた箱に、本が傷つかないように緩衝材を入れつつ返却する本を詰めてお返しします。この緩衝材がなぜかトウモロコシっぽい香りがしてちょっと好きでした(誰にも同意してもらえませんでしたが)が、箱詰め作業は大の苦手。

送られてくるときにギュウギュウに詰まってきた本は、頭を使わないと同じ箱には詰まりませんし、輸送中に傷つかないようにと詰め物を詰めると嵩が増えるので箱が閉まらないこともしばしば。だからといって箱の中にスペースがあまりすぎると、どんなに緩衝材を詰めても本が中で動いてしまって具合が悪いのです。しかも運ぶ時に重さがかたよって持ちづらい。時々箱から溢れる本を前に途方にくれたものでした。

そのうち目録の作業にも慣れて、箱詰めをすることもなくなりましたが、トウモロコシを茹でたり、コーンスープを飲むと、新人の頃のことを思い出します。

2024年5月

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