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データ部ログへようこそ!

こちらは「図書館の本屋さん」こと株式会社図書館流通センター(TRC)の
データ部による、MARCと本に関するブログです。
pink2.gif TRC MARCに関する情報をお探しの方はこちら。
red.gif とにかく本が好きな方には本のご紹介もあります。
orange.gif 一息いれたい方はこんなコンテンツをどうぞ。


2024年4月19日

グループで活動するか、ソロ活動か~分類・件名のおはなし・136~

何冊かの異なる本だけど、共通するタイトルがついているいわゆるシリーズもの。
TRC MARCでは、「全集」と「シリーズ」という2種類に区別しているのをご存知でしょうか?
個人全集や続き物の物語、箱入りのセットで刊行される児童書など、本タイトルに巻数がついているものが「全集」です。
一方、本タイトルは単独で扱うものの共通したタイトルが別についている場合があり、それを「シリーズ」と呼んでいます。
分類・件名を付与する場合、「全集」なのか「シリーズ」なのかが非常に大事になってきます。


「全集」の場合は、原則として全巻に同じ分類・件名を付与します。
全巻に共通する分類を背ラベルに採用することで、その「全集」は図書館の棚の同じところに置かれることになります。グループで活動するのです。

「イラストしごと事典 1 野菜がみんなに届くまで」
「イラストしごと事典 2 自動車がみんなに届くまで」
「イラストしごと事典 3 映画がみんなに届くまで」
→分類・件名は3冊とも、同じ「366.29 職業」を付与しています。


「シリーズ」の場合は、ソロ活動です。「シリーズ」に共通する分類・件名は付与せず、個々のタイトルごとに分類・件名を付与します。

「古生物学者と40億年 (ちくまプリマー新書)」
「君主制とはなんだろうか (ちくまプリマー新書)」
→それぞれ「457 古生物学」と、「313.6 君主政治-歴史」という別々の分類・件名を付与しています。

次のようなものも「シリーズ」にしています。

「ワニのひみつ (飼育員さんもっと教えて!)」
「カバのひみつ (飼育員さんもっと教えて!)」
→それぞれ「487.96 わに」と、「489.84 かば(河馬)」を付与しています。


ただし! グループに属したままソロ活動をするアイドルがいるように、「全集」であっても個々のタイトル(=各巻タイトル)に対応する分類・件名も付与する場合があります。

「イラストしごと事典 1 野菜がみんなに届くまで」
→各巻分類・各巻件名「621.4 蔬菜 流通」を付与しています。

「イラストしごと事典 2 自動車がみんなに届くまで」
→各巻分類・各巻件名「537.09 自動車工業」を付与しています。

「イラストしごと事典 3 映画がみんなに届くまで」
→各巻分類・各巻件名「778.09 映画産業」を付与しています。

各巻分類を背ラベルに採用すれば、グループをバラしてソロの主題で配架することができます。

このような違いがある「全集」と「シリーズ」。
「全集」としてMARCを作成するのか、「シリーズ」としてMARCを作成するのかを常に意識して分類・件名を付与しています。

2024年4月18日

とにかく紙をたくさんめくっていた記憶

4月の雑記テーマは「わたしの新人時代」その3です。

私は中途入社組で最初はパート社員でした。大学で司書課程は修めたものの、教授に「いま多くの自治体では図書館勤務に司書資格を求めていないので、この中で本当に司書職に就く人はいるかいないか」と言われ、前職は図書館とはまるで関係のない職種でした。(データ部あるあるかも)
やっぱり本に関係した仕事をしたいなぁと思い、受けた面接では「たくさんマニュアルがあって、覚えることが多いですが大丈夫ですか?」と当時のチーフに聞かれたことを覚えています。


所属はデータ部新刊目録班。勤務地は現在の茗荷谷駅近の本社ビルではなく、少し離れた場所にある元倉庫と聞くビルでした。荷物用の大きなエレベーターは大人が5~6人寝転がれそうな広さがあったような...、いつも少しワクワクしながら乗っていました。
既に他のメンバーの部ログで登場していますが、画面が暗く文字が緑色の専用端末(目には優しいが、検索できる項目が少なかった)が一人一台あり、ミシン目付きのつながった紙に印刷されてくる連帳プリンター(なかなかな音がしました)はフロアに1台だったような...、大きな窓からはお隣の教育の森公園が見えて、桜や紅葉など良い眺めでした。


確か初日は「このマニュアルをコピーしてね」「大量だから他の人が来たら、間に入れてあげてね」と言われ、少しドキドキしながらコピー機に張りついていました。「覚えることが多い」と言われた通り、マニュアルは厚み約1.5cm×2種(更にたくさんあったことを後々知る)。1日2日読んだ後に、先生役の先輩がTRC MARC作成的に易しい本を選んで渡してくれ、目録入力作業を始めました。マニュアルを調べつつ入力、先生が間違った箇所を訂正してくれ、説明を受け、該当箇所のマニュアルを確認という流れは今も変わりません。


今はシステム上でいつ誰がどのように更新したかをログで確認できますが、当時はできなかったため、打ち出したゲラを大きなホチキスで綴じて保管していました。また、今は図書に挟むタグシートでMARCナンバーは勿論、各作業がどこまで進んでいるか、所在もすぐにわかりますが、そうなる前は図書に挟んだ紙に管理コードやMARCナンバーを書き込んでいました。そこに資料を調査した結果や判断根拠等、いろいろメモもしていたので、この紙も輪ゴムで束ねて保管していました。


思い起こすとアナログな作業が多く、なんと便利になったものかと感慨深いものですが、当時のそれはそれで懐かしく思い出されます。

2024年4月16日

地球からロマンを追う

本日は「週刊新刊全点案内」2353号の発行日です。
掲載件数は1169件でした。

*こんな本がありました*
まじめにエイリアンの姿を想像してみた

アリク・カーシェンバウム(著),穴水 由紀子(訳)
柏書房(2024.4)

もし地球以外の星にも生命がいたら、どんな姿をしているだろうと想像を膨らませたことのある人も多いのではないでしょうか。
動物学者の著者によるこの本は、エイリアンの姿や進化を地球の動物のそれを参考にしながら考えています。
地球の人類が無線を扱い始めたのはほんの150年前だそうです。つまり地球からの無線が宇宙に届くとしてもその範囲はたったの150光年先まで。
たどり着くまでに何千光年もかかる星がたくさんある宇宙に、地球の人類と同じくらいの文明を築き上げている生命体がいたとしても、それを知ることはまだ不可能といえます。
そんな中、我々が知る唯一の生命が育まれてきた星である地球を前提にしてエイリアンについて考えるのは、堅実な方法なのかもしれませんね。

生命こそ今はまだ見つかっていませんが、いてもおかしくない環境の星は見つかっているようです。
果たして一番最初に見つかる地球外生命はどんなものなのか、これからが楽しみですね。

2024年4月15日

ADEAC2024春の公開情報その2

今回は4月に入ってからデジタルアーカイブシステムADEACで新規公開された機関についてご紹介します。

◇『倉吉市/倉吉博物館デジタルアーカイブ』(4月1日公開)
鳥取県中部の倉吉市にある倉吉博物館の所蔵資料を中心としたデジタルアーカイブです。
倉吉市出身の木工芸作家・大坂弘道の代表作「黒柿蘇芳染宝相華文嵌荘花形盒子」や市内各地の野外彫刻、美術・考古・民俗および自然に関する資料など約100点を公開しました。
倉吉市と倉吉博物館が市ゆかりの芸術家の顕彰を目的に主催する前田寛治大賞展、菅楯彦大賞展の受賞作品も掲載されています。

◇『日進市/日進市デジタルアーカイブ』(4月1日公開)
愛知県日進市の社会科副読本を中心としたデジタルアーカイブです。
小学生向け社会科副読本「わたしたちのまち日進」の令和6年度版とその関連資料を公開しています。
副読本に貼ったリンクから関連資料を閲覧できるほか、章ごとの一覧やカテゴリ(地域資料・行政資料・映像資料)からも探すことができるなど、社会科の授業で活用していただくための工夫が満載されています。

◇『東大阪市/東大阪デジタル博物館』(4月1日公開)
東大阪市の所有する貴重な文化財をインターネットでいつでも・どこでも見ることができるデジタルアーカイブが公開されました。
資料は「考古資料」「美術工芸品」「地図・絵図・古写真」「民具・産業」の4つのカテゴリに分かれていて、古代から現代までの貴重な資料を高精細な画像でご覧いただけます。
市内で出土した土器や市指定文化財の「木造阿弥陀如来坐像」等は3Dデータで鑑賞できます。

小学生高学年向けに楽しく学べるコンテンツを揃えた「キッズはくぶつかん」も公開されています。東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」と一緒に資料の紹介を読んだり、地図から資料を探したりすることができます。
ほかにも東大阪市のできごとと日本のできごとを並べて見る年表や、トライくんの出題する資料クイズがあり、郷土学習などにも活用いただけます。

◇『築地本願寺/築地本願寺デジタルアーカイブ』(4月8日公開)
東京都中央区にある築地本願寺が所蔵する貴重な資料を閲覧できるデジタルアーカイブです。現在は動画コンテンツ数点と70年以上の歴史を持つ広報誌「築地本願寺新報」の一部が公開されています。

動画コンテンツのうち1つは大正12年に起こった関東大震災の記録資料で、当時の様子を知ることができる大変貴重な映像です。家財道具を抱え必死に逃げまどう人々、必死に消火活動をする人々、各地からの支援や、懸命に救護をする人々の様子が映しだされています。
ほかにも築地本願寺で行われた法要をはじめとする様々な行事を記録した映像もご覧いただけます。

今回の紹介機関は以上です。来週月曜日の第3回は大きな更新のあった既存公開機関を中心にご紹介する予定です。
それではよい一週間をお過ごしください!

2024年4月12日

「個人名典拠ファイル入門」まとめ ~典拠のはなし~

昨年の夏から始まった「個人名典拠ファイル入門」の連載、いかがでしたでしょうか。
入門の名の通り、個人名典拠ファイルを知っている人だけでなく、知らない人にも
大まかなイメージを持っていただけるような解説になっていましたら幸いです。

復習用にこれまでの記事をまとめました。
下記リンクからお好きな項目へアクセスしてください。

▼個人名典拠ファイルとは
図書の著者や伝記・人物研究など本のテーマとして出現する個人名のデータベースです。
このデータベースは書誌情報のデータベースであるMARCとは別個に存在しています。

一定のルールに則ってひとつの形を見出し=優先名称(統一形)として決定しています。
典拠ファイルの優先名称の決め方

▼個人名典拠ファイルのしくみ
個人名典拠ファイルは主に典拠IDと優先名称である漢字形、カタカナ形から成り立っています。

個人名典拠ファイルには以下のような役割・機能があります。
同姓同名を区別する
異名同人をまとめる
優先名称には選ばれなかった別の形でも探すことができるように参照機能を持たせる(直接参照)
ペンネームの使い分けなど複数の名称を関連づける(相互参照) 
設立者と設立された団体や、音楽・文芸などの創作グループとその構成メンバーを結び付ける

関連(相互参照)や直接参照は、より便利に検索にお使いいただける個人名典拠ファイルならではのしくみです。
図書にある名前だけではなく、自分の知っている名前から図書を探す、ある著者の著書を漏れなく探す、という検索方法は、実はこのような個人名典拠ファイルの機能が支えていて、さまざまな角度から図書に辿り着くことができるようになっているのです。

今回の典拠入門シリーズはこの回をもって終了となりますが、今後も典拠の奥深い世界についてご紹介してまいりますので、お付き合いください。

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