「生かして帰すつもりはないだろう笑」
おひさしぶりです。たまたま見た三遊亭楽天さんによる配信が面白かったため、こちらに共有します。
ここから遭遇判定や荒野で生き残るためのプレイング技術について、考えてみようかと思いましたが、明日が早いため次回にします。ではまた。
『大口亭綺譚』日本語版
まだ Amazon のページもないようですが “Tales from the Yawning Portal” の日本語版『大口亭綺譚』が 2019 年 2 月に発売されます！
ゲイリー・ガイギャックス御大の著作『恐怖の墓所』 『巨人族を討て』をはじめ、名作シナリオ七作品で税込 6,480 円という、ひとり二冊は買える価格になっています。
第五版だけでなく、すべての世代の D&D ゲームプレイヤーにおすすめです。
収録シナリオ
- 『恐怖の墓所』
- 『巨人族を討て』
- 『白羽山の迷宮』
- 『タモアチャンの秘密の神殿』
- 『死の国サーイ』
- 『地底の城砦』
- 『秘密の工房』
リンク
- 初出？ 2018 年 12 月 17 日 TableGameCHANNEL の公式ツイート
- 『大口亭綺譚』の Amazon 販売ページ
The Village Hidden in Rain of NARUTO
漫画 NARUTO 第 41 巻をみて CD&D ゲームにそのまま参考になるくらい、ダンジョンの警戒と攻略がよくできている場面がありましたので、ここで紹介します。
敵キャラクタによるダンジョンの警戒
- ダンジョンの周囲と内部に、警戒用の小型飛行クリーチャーを多数設置
- 発見者と迎撃するキャラクタは異なる
- 迎撃キャラクタの本体は隠れている
味方キャラクタの行動
- 味方キャラクタ単独での侵入であることから、侵入目的はおそらく偵察（隠密偵察か威力偵察かどちらか不明）
- ダンジョン侵入前に、敵を捕虜にして尋問する（情報収集）
- （陸上、水上、空中からではなく）水中からダンジョンに侵入する
- 侵入時は、捕虜を先行させる（捕虜は可視、侵入者の味方キャラクタは不可視状態）
ゲームにおいて PC がダンジョンに正面から無警戒に侵入しようとする場合は、何人か死亡させるくらいのほうが緊張感があって面白い気もしますが、セッションの時間が限られている昨今の環境では時間の無駄と思われてしまうかもしれません。
他にも攻殻機動隊『イノセンス』に登場するガイノイド製造プラント船の攻略は、とても凝っていた印象がありますので、再び目にする機会があれば D&D ゲームプレイに役立てるようプロットを分解したいと思います。
- 侵入前の情報収集、水中からの侵入、罠の発動、ダンジョンのショートカット笑
Frank Frazetta’s illustrations of Eowyn against the Witch-King of Angmar.
The Lord of the Rings
WR: Wrestling Rate
お久しぶりです。今日は日本語コンパニオンプレイヤーズマニュアル P.7 の下記の一文について、実際に何人のガードが必要か計算してみました。
パープルワームが町を襲撃したとしたら、ガードたちは皆、通常に戦ってのみこまれる危険を冒すよりもワームの上に折り重なろうとするであろう（このモンスターを停止させるには何ダースもの人数が必要になるだろうが）
- 後述しますが、集団のレスラーの WR 計算値の（ここの管理人の）解釈が間違ってるようなので、この記事はあまり信用しないようにお願いします…
日本語青箱 P.55 より Purple Worm の主要な能力は下記の通りです。このほか丸のみされた場合、毎ラウンド 3-18 点の損害を被ります。低レベル・キャラクタでは勝つ見込みのない強さです。
| プロパティ | 値 |
|---|---|
| WR | 39 |
| HD | 15* |
| 攻撃 | かむ 1 / 刺す 1 |
| 損害 | 2-16 / 1-8 ＋ 毒（対毒 ST 失敗で即死） |
| 出現数 | 1-2 |
| サイズ | 長さ 100f 幅 8-10f |
Purple Worm 一体を押さえこむためには 3 ラウンド連続で WR ＋ 1d20 のレスリング判定に勝たねばなりません。となると、ガード側の WR は 59 点目標となり、ガード全員が 1HD の場合 12-13 人いれば Purple Worm を押さえこめます。（リーダーと集団構成員の HD が同一の場合、集団構成員ひとりあたり WR 5 点で計算されてしまうため）
- リーダー WR 1 点 ＋ 集団構成員 WR 5 点 × 12 人 ＝ 61 点
- リーダー WR 1 点 ＋ 集団構成員 WR 5 点 × 11 人 ＝ 56 点
- リーダー WR 1 点 ＋ 集団構成員 WR 5 点 × 10 人 ＝ 51 点
リーダーが 2HD 以上の場合は 59 人必要です。
- リーダー WR 1 点 ＋ 集団構成員 WR 1 点 × 58 人 ＝ 59 点
押さえこみには、体格による参加人数制限がありますが Purple Worm の幅は人間の身長を超えているため 100f という体長を考えると 15 倍以上あると考えてよいかと思います。
押さえこみ後、ガード側は毎ラウンド 1-6 点の損害を与えられます。
Purple Worm の hp の期待値は 15 × 4.5 ＝ 67.5 点。ガードによる押さえこみは期待値 3.5 点の損害とすると最速で 20 ラウンドとなりますが Purple Worm は対デスレイ ST 判定を成功させることで損害を無効にできます。このとき出目 20 で押さえこみが解除されます。
- 押さえこむガードの他に、武器攻撃する役割のガードがいると効率的です
- レスリングルールと同様に、コンパニオンプレイヤーズマニュアルに掲載されている武器のネットを使用するとよいかなと思いましたが Purple Worm は大きすぎますね
- レスリングを拒否できないことが強ルールである印象です
ただし、武器さえもっていれば、レスリング攻撃者は自動的にイニシアチブを失うので、何かしらの武器を握っておくと良いと思います
© 2013-2014 赤箱D&Dガイド