我々一般大衆にとつて蕎麦は親しみある喰ひ物である。氣輕に、氣取らず、然も安價に空腹を満たす点、正に國民食と云つても差支へ無いのでは或まいか。 又、小生は驛のプラツトホームで風に吹かれて喰ふ蕎麦に、座つて戴く蕎麦とは違つた興趣を覺える。然して小生は驛の蕎麦に無償の關心を寄せる事となつた。
驛のプラツトホーム上、又は同一平面にある蕎麦屋の出す蕎麦を賞味する事を主眼としてゐる。 一定の賞味法則を自己に課し、その獨斷により「甲」「乙」「丙」の三段階を用ゐて評價を試みる。又、驛にあつても此の外の場所にある蕎麦屋は構ひ切れないので味見しない事とした。
◆ 驛 蕎 麦 百 景
◆ 驛 蕎 麦 ソ シ オ ロ ヂ ー
◆ 驛 蕎 麦 檢 定
◆ 人 氣 驛 蕎 麦 一 覧
◆ 小 生 へ の 激 励