国鉄20系客車を 中古で購入しました。旧製品だったようで ライトが電球でした。
バックサインがオレンジ色に点灯しています。
国鉄特急電車183系0番台も同じようにライトが電球でした。
今回は電球をLEDに交換して、バックサインを白く点灯させたいと思います。
動画はこちら
<国鉄20系客車バックサイン LED交換加工>
ボディーを外してライト基板を取り出します。
スライドして引き抜きます。このライト基板には電球とダイオード使われていました。使われているダイオードは1方向にだけ電流が流れるように作用するようです
左プラス 右マイナスに接続しても、電球は点灯しません。
プラスとマイナスを逆に接続すると、点灯しました。電気の流れは この様になっていました。LEDに交換していきます。LEDには極性があり足の長い方が「アノード」(プラス極)
短いほうが「カソード」(マイナス極)ですLEDの足の長さを電球の長さと合わせます。合わせたところで少し折り曲げておきます。ハンダ吸い取り線で 電球とダイオードを取り除きます。
この辺りを削ります。
ヤスリやカッターの刃の裏側を使いました。削った箇所を、予備ハンダします。
2012サイズ 680Ω の抵抗を用意しました。抵抗をはんだ付けします。極小なのでちょっと苦戦してます。
逆作用のピンセットを使うと掴みやすいです。
抵抗のハンダ付けができました。はんだがはみ出てブリッジしていないか確認します。折り曲げたLEDを差し込みます。裏側はテープで仮押さえして位置決めします。余分な脚をカットします。LEDを基盤にはんだ付けします。熱を与えておいてからハンダを流し込むイメージです。
<通電テスト>
左プラス 右マイナスに接続しても、LEDは点灯しません。プラスとマイナスを逆に接続すると点灯しました。元の点灯状態と同じになりました。
<完成>
基盤を差し込んで元に戻します。ライトカバーをはめ込みます。LEDを差し入れるようにはめ込みました。国鉄20系客車のバックサインがをLED化して白色に点灯させることができました。
<国鉄特急電車183系0番台 LED交換>
電車系の基盤は、ヘッドライトとテールライト用に2つの電球がついています。ダイオードが2つ付いてます。右にプラス左にマイナス テールライト点灯左にプラス右にマイナス ヘッドライト点灯
<ダイオードの働き>
ダイオードは電気の流れを一方通行にして、逆流してくる電気は遮断する効果があります。
点灯時の電気の流れは、こんな感じです。
ヘッドライト点灯時の電気の流れ
テールライト転倒時の電気の流れ
<基盤を加工>
この辺りをヤスリやカッターで削っておきます。電球を取り外しました。
<3mm砲弾型LEDの形>
電球の代替としてよく使われる3mm砲弾型LEDには下の方に「はちまき」と呼ばれる突起があります。
この突起が邪魔になってライトケースに収まらないことがよくあります。
ケースの形状に合わせて「はちまき」を削ると言う方法もありますが、固くてけっこう大変です。
「はちまき」がないタイプも売っています。これから購入するならそちらをおすすめします。
<LEDの取り付け>
LEDに脚をカットして細いリード線を取り付けます。
脚の長い方に赤色
脚の短い方に黒色
を取り付けました。電球の長さに合わせて、リード線をカットします。
気持ち長めにすると後の調整が楽です。
基盤の削っ形箇所に2012サイズ 680Ω の抵抗を取り付けます。
LEDはこのように配線しました。ヘッドライトのマイナス線(黒)とテールライトのプラス線(赤)は同じところに接続します。
<点灯テスト>
右にプラス左にマイナス テールライト点灯左にプラス右にマイナス ヘッドライト点灯
元の状態と同じように点灯しました。LEDの脚にリード線を取り付けた方が角度や長さの調節が効くので、ライトケースに収めるのが楽になります。
<完成>
基盤を元に戻しますして完成です。
国鉄特急電車183系0番台のライトをLED化して白色に点灯させることができました。
ヘッドライトが白色というのが気にになる場合は、導光パーツにクリアオレンジを少し塗っておけば良いかもしれません。