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不確実性の時代にこそ求められるビジネスインテリジェンス(前編)

株式会社テックバイザージェイピー 栗原潔氏


経営環境の不確実性が増大する中、企業のIT 予算も圧力を受けている。しかし、このような状況においてこそ、企業のリスク管理能力を向上できるBI はIT 投資ポートフォリオにおいて重要な位置づけを占めるようになる。BI は「小さく始めて大きく育てる」ことが比較的容易なテクノロジーであり、企業の既存資産を有効活用できる点でも魅力的だ。ポイントを絞ったBIへの投資を行うことで、今日の厳しい環境下においても企業は競争力を向上できる。【前編】

ビジネスインテリジェンスとは何か?

 BI(ビジネスインテリジェンス)とは「エンドユーザーが企業のデータ資産を対話型で分析することで、ビジネス上の価値をもたらしてくれる知識を発見するプロセス」であり、テクノロジーとしてはレポーティング、アドホック・クエリー、OLAP(多次元データ分析)、データマイニングなどを含む概念である(図1 参照)。よりビジネス的な視点から見ると、企業活動のPDCA サイクルの触媒として機能することがBIの目的であると言える(図2 参照)。

図1:BI(ビジネスインテリジェンス)とは?
図2:ビジネス的視点で見たPDCA サイクルの触媒 としてのBI

 BIの考え方自体は古くから存在する。過去においては、エンドユーザーコンピューティングなどの言葉が使われていたこともあった。しかし、今日においてBI の役割は今まで以上に大きくなっている。それは企業ユーザーのBI に対する投資動向にも表れている。

次のページ
BI への投資動向

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この記事の著者

栗原 潔(クリハラ キヨシ)

株式会社テックバイザージェイピー 代表、金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授日本アイ・ビー・エム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。弁理士、技術士(情報工学)。主な訳書にヘンリー・チェスブロウ『オープンビジネスモデル』、ドン・タプスコッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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