京都在住

毎日観光がしたかったので京都に引っ越しました。写真とかをアップしたりします

御蔭祭に参加したときのこと

5月12日に、ご縁がありまして下鴨神社で執り行われる御蔭祭(みかげまつり)に参加してきました。はい、見学じゃなくて、参加です。

NHKさんのところで、動画がいつまで公開されているのかわからないのですが下記を見てみてください。

www3.nhk.or.jp

この動画の1分10秒ぐらいのところで、ながーーーーーい朱色っぽい布でくるまれたものを運んでいる人が、私です。テレビに映るぐらい重要な役目でした。

この運んでいるのは、下鴨神社の神宝である『御弓』(おんゆみ)です。前の人が持っているのは『和琴』(わごん)です。最初「わごんを……」って口頭で言っているのを聞いたときには「車……?」とか思ったりしました。琴でした。

御蔭祭とは何なのかといいますと、毎年5月15日に執り行われる葵祭の3日前に行われるお祭りです。比叡山の麓にある御蔭山の御蔭神社で、新たに生まれた御霊(神霊)を下鴨神社まで迎えるという神事なのです。ようは、神様を下鴨神社まで運んでいくのですね。日本最古の神幸列(しんこうれつ、神様が祭事などで余所へ赴く行列という意味)と言われています。

当日の流れなのですが、まずは下鴨神社に集合して、平安装束に着替えます。

白衣を着て、袴をはいて、直垂(でいいのかな?)をかぶる。というものなのですが、お役目によって細かく違っていたりします。我々は神宝を運ぶ役目だからか、わりとしっかりした布でした。具体的には、直垂がとても厚くて暑い。その代わり、たくさん歩き回るからか草履は簡易的な裏面がゴムの奴で山登りも楽でした。あと素手で神宝を触ってはいけないので、親指だけ指が出ている手袋を装着します。これがまた地味に暑かった。

隣で神宝に傘を差してくださる方々は、直垂が麻でできてて涼しげで。袴も少し短く、足下は草履と言うよりも草鞋といった塩梅です。色もお役目によってわかれていましたね。それで行列の順番が混乱しないようになっています。

お祓いを受けて、我々は神宝を受け取り、出発。その出発の模様が、先ほどのNHKの映像というわけです。

途中ちょっと車というかバスで移動するのですが、他の傘とか矛とか盾は専用のトラックで運搬するのに対し、神宝は別でして。やはり、他のものと一緒くたにしてはいけないのでしょう。あの3メートルぐらいある御弓とバスの中でも一緒でした。人が座れるよう、神宝が揺れたりしないように取り扱うの、結構難しい。

そうして御蔭山についたら、山登りです。

もちろんこのときも御弓は持ったまま。木に当てたりしたら大変なことに……とか、ここで転んで地面に御弓をつけたら大変なことに……というプレッシャーにさらされながらなんとか登りましたとも。

山頂にある御蔭神社に到着したら、お昼ご飯です。このときは10時半ぐらいだったかな。ちょっとお早い。

f:id:shouyutechou:20170513231740j:plain

ここでなんと、御神酒が配られるのですよ!!

御神酒ですよ!!

ありがたいですね。御利益ありそうですね。

さすがにこの後も神宝をお運びしなければならないし、登った山は降りなきゃいけないので、そのときに酔っ払っていたら大変だから飲まずに持って帰りました。えらいですね。

でも当然、鞄とか持っていないわけです。じゃあどうするか。あの平安装束のたもとに入れるしかないんですよ。これがまあ、つらかった。以後は全部たもとに御神酒が入った状態で御弓を持ったりしなければならなかったわけですから……

f:id:shouyutechou:20170513233753j:plain

ご飯を食べた後は我々もしっかりとお参りです。

ちなみにこの間は、御弓をたてかけるところに預かってもらえます。さすがにあの長さのものを持ちながらご飯を食べるのは難しい。

f:id:shouyutechou:20170513233837j:plain

この一番左の布にくるまれているのが御弓です。

そうして、12時ぴったりになると神様をお迎えする儀式が始まります。

これも正確には、下鴨神社の祭神の和御魂が、御蔭神社で生まれた神霊と一体となって新たな荒御魂となって生まれ変わり、それを御神櫃に移してお迎えするという儀式だそうです。なぜ伝聞かというと、我々はこの儀式が行われている間は神幸列の待機中で見ることができず、ひたすら御弓を支えながら「かすかに声がきこえる……」と推測することしかできなかったからです。

そうしてお迎えした荒御魂と一緒に向かったのが、賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)、別名赤ノ宮神社。ここでも神事が執り行われます。これが路次祭で、あるところへ行く途中の道という意味なので、下鴨神社へ行く途中のお祭りという意味でしょうか。

ここでの神事もしっかりと見ることができませんでした。

というのも、しっかりとしたトイレがある貴重なトイレ休憩タイムなんですよ!

あの平安装束でトイレってどうやるのかと思った方もいるでしょう。一応袴の所のお尻のところに穴があって、そこから用を足せるようになっていました。ただ、かなりなんというんでしょう、真下の位置なので、小用を足す人はがに股になったりちょっと足を上げたり思い思い工夫をしていたようです。もっと大変なのが大きい方でして。念のためいっとくかみたいな軽い気持ちでトイレの個室に入ったものの、結局どうやるのかわからなかったので、一度ほとんど脱いで用を足すしかありませんでした。再度着付けてもらいました。

そうして賀茂波爾神社を出発したあとは、宝ヶ池公園へと移動。ここから下鴨神社まで神幸列です。

さすがに道路を完全封鎖とはいかず、1車線だけを使ってしずしずと歩いて行ったのですが、途中で警官さんが「車入りまーす」と言って行列を開けさせて車を横道に通したりしながらでした。あんな規模で交通を止めるのは葵祭のときだけみたいですね。

途中、洛北高校で水飲み休憩があり、水分補給。

うわっ、高校に普通に馬が入っていった! とかわけもなく興奮したりもしていました。

f:id:shouyutechou:20170513234417j:plain

生徒さんも写真とか撮りまくっていたけれども、放課後だったのかなー。

そうしてまた出発し、河合神社側から入って下鴨神社へ到着。この河合神社前で、最後の水休憩というか、お水を配られます。ただ、もう終わりだと思っていたのと、御弓で両手がふさがっていなかったので受け取らず、あとちょっとだけ我慢しようと思ったらこれが大間違い。

到着して報告して終わりかなと思ったら、実はこれからが本番でした。そう、下鴨神社へ荒御魂を迎えた喜びを表す切芝神事が始まったのです。

そのときの模様は京都新聞さんの記事を見てもらって。

新たな神霊に雅やかな舞 京都・下鴨神社で御蔭祭 : 京都新聞

見えますかね。

写真の奥の、中央よりちょっと右に、赤いながーーい棒みたいなものが。それが御弓であり、支えているのが私です。はい、まさか、あんな重要な位置に座るとは思っていませんでしたとも。なんとしてでも水をもらえばよかった……

ちなみに御弓を地面につけるわけにはいかないので、椅子に座り、膝の上で支えたりしていました。ときどきふらついていたのはご愛敬。

この模様は、もしかするとこの番組でそのうち放送されるかもしれません。

www.bs4.jp

というのも、遠目に見ても、近くで見ても、どうみても船越英一郎さんが観覧席にいらしたのです。船越英一郎さんが出てくる京都の番組に出てくるんじゃないかと。

そうして、重要なお役目を果たしつつ、荒御魂を迎えた喜びを表す舞楽「東游」(あずまあそび)を見て、切芝神事が終了。

本殿へと行き、御弓をお返ししてお役目終了です。おつかれさまでした。

御蔭祭を見るのだったら、早朝の出発時か、この最後の切芝神事をそれぞれ下鴨神社で見るのがいいと思います。早朝はやっぱり人がすくなくて、しっかり見ることができます。NHKさんが撮っていたのは、さすがとしかいいようがありません。でも、見られる距離はちょっと短めです。

というわけで、神事に参加したのでした。楽しかった!

今夜使いたい祇園祭グルメ情報 その5

今日は宵宵山! 今日明日がなんというか、食べ歩き的には本番ですね。

というわけで今日の宵宵山から使えるグルメ情報を早速書いていきたい!

まずはこちら。

菊水鉾の近くにある、ハンバーグ&ステーキ 听(ポンド)さんです。

DSC08056

こちらでは熟成和牛ソーセージのホットドッグが食べられるのですよ!

1つ500円です。

DSC08058

こんな風に店頭でじゅうじゅう焼いています。

DSC08057

というわけで食べました。

おいしい

DSC08059

四条烏丸から、西に1ブロック。そこで北を向くと菊水鉾があります。

菊水鉾を超えて右手にあるので、菊水鉾を見た後に買いに行きましょう。ちなみにもうすぐ通行規制が敷かれると思うので、逆方向からは行けないと思います。

shijoumuromachi.ts-corp.co.jp

 

次は、今夜争奪戦が予想される食べものNo.1の、鰻丼です。

井傳(いでん)さんですね。

DSC08062

ここの鰻丼が、毎年宵宵山宵山の夜にだけ、破格のお値段で食べられるのです。

そのお得っぷりたるやもう。

毎年30分から1時間ぐらい並ぶほどです。恐ろしい。

18時ぐらいから販売開始と言っていましたので、ちょっと前に行ってみようと思っています。場所は……蟷螂山のある西洞院通を北へ行き、錦小路通にあたったら東へちょっと入る、がわかりやすいのかな。

r.gnavi.co.jp

 

そしてもうひとつ。

今晩の最注目といっていいのがこちらの京菜味のむらさん。

DSC08060

なんとですね。

クラフトビール界隈でいま大人気の、京都醸造さんのビールが飲めるのです!

しかも、ここでしか飲めないスペシャルな!

kyotobrewing.com

これは飲むしかありません。

18時ぐらいからここにビアバーができるそうな。楽しみですね。

そして、ビールといえばこちらのダイレクトマーケティングです(きれいにまとまった) 

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

 

 

今夜食べた(ので明日も使える)祇園祭グルメ情報2016 その4

宵宵宵山、楽しいですね。

山鉾はそろうし、あれこれ食べられるところが増えてきますし。街中お祭りムード一色です。

というわけで、その宵宵宵山に食べたものをてろてろと紹介していきましょう。

まずは、AWOMBです。新町通から蛸薬師通を入ったところです。放下鉾を楽しんで見た後、そのまま北にちょっといって東にクイッと曲がる感じです。

手織り寿司で有名なお店ですね。その3でも紹介したところに行ってきました。

DSC08044

これ、金魚サイダーなんですがわかりますかね。

金魚を入れる袋に、サイダーと、カラフルなゼリーがいっぱい入っています。うまく写真撮るのが難しかった……綺麗に写真撮れる技術と情熱を持ち合わせた人、綺麗に撮った写真ください。お願いします。

太めのストローがついているので、ゼリーをもんで、くずして、ずずずっと吸い込みます。かわいいしおいしい素敵ドリンクです。

他にもこれだけ買いました。

DSC08025一番右が京日本酒サングリア。

真ん中奥がすし屋のピクルス。

左が京ちまきです。

AWOMBの日本酒サングリアはメロンとかレモンとか入っていました。豪華!

すばらしい!

すし屋のピクルスはほどよい酸味がこの暑い中にすごくいいです。ながーい楊枝がついているので、歩きながら食べられます。というか、蓋がないので食べ歩き推奨です。

AWOMBのちまきの中はこんな感じです。甘くてもちもちしていてとてもおいしい。デザートにぴったりですね。

この放下鉾のそばは、僕の中ではかなりのグルメスポットになっています。

黄桜のショップもありますが、その隣には夜だけやっているハモカツバーガーおよびハモカツ串が売られているお店が!

ハモのカツですよ! はもはも。京都といったらやっぱりハモを食べないとですよね。それがお手軽に、500円とかで食べられてしまうのです。

DSC08042

タルタルソースたっぷりのハモカツ串です。

それからその向かい側、イタリアンのお店アメディオさんでは、水牛モッツァレラと甘いトマトのカプレーゼ、生ハムとグリッシーニをそれぞれ300円で楽しめます。

DSC08050

これが生ハムとグリッシーニですね。

いやー、お酒が進む味なんですよ。とてもおいしいです。

それからそれから。

フォアグラオムレツもいってきましたよ!

僕が自分で買った分は、AWOMBでそのあと買い物とかをしていた間に袋の中でひっくりかえって切ない外見(でもおいしかった!)になってしまったので、友達が買ったものをパシャリと写させてもらいました。

DSC08041

つくしい……!

ふわっふわで、中に細かく刻んだフォアグラがついていて、500円。破格です。「おはよう朝日です」で紹介されただけのことはある。

こちらはベジバルさんで食べられます。四条烏丸から四条通を西に、新町通を南です。四条大船鉾が後祭りで出てくるところなので、前祭りのときは船鉾を目標に移動するといいかもしれません。

占出山、すなわち四条烏丸の交差点から北に1ブロック、錦小路通を西に入ったところにあるお店(名前失念)では、角煮コロッケ250円を楽しめます。このコロッケとてもおいしいのです。

DSC08048

ビールが進みます!

そして。

今年一番オススメかもしれないのが、綾傘鉾のところ。綾小路通です。四条烏丸の交差点から、南に1ブロック、西に2ブロック。北に鶏鉾、南に楽天、西に綾傘鉾が見えるところをそのまま綾傘鉾のところに。

綾傘鉾が設置されている手前のマンションの駐車場に、和歌山の居酒屋「都海乃小舟(とかいのこぶね)」さんと、同じく和歌山の世界一統という酒蔵の方がいらしているのです!

DSC08051

メニューはこんな感じでした。

DSC08052

ハモの湯引き。

これ、梅肉がなんというんでしょう。蜂蜜梅干しの底の方のつぶれたものを使っているので、甘酸っぱいタイプの奴なんです。これがまあ、ハモにも何にも合うのですね!

DSC08053

鶏天。

衣にしっかりと味がついているので、何もつけずにそのままおいしくいただけるのですが、先ほどのハモの梅肉をつけてもおいしかった!

DSC08054

鶏ポン酢。

ポン酢にしました。ポン酢好きなんですもん。

これもまた、いい味でおいしかった!

お酒は、世界一統さんの「南方」というお酒が4種類。純米吟醸、超辛口、オオセト(お米の名前です)、美山錦(これもお米の名前です)から選べます。小だと300円、大だと500円です。

南方といえば、そう。和歌山の偉人、南方熊楠から名前をとっているのですね。そういえば最近、伝説の名作「てんぎゃん」が電子書籍で復興したと聞きました。読みたい。読もうかな。

それはさておいて。 

和歌山のお酒南方と、ここの料理の組み合わせ、やばいですね。くいくいいっちゃう。

何かしら祭事をやっていて封鎖されているときには、受付の人に「すみません、ここに和歌山から居酒屋がきていると聞いたんですけれども……」というと、通行証を出してもらえるので中に入れます。

料理は夜だけ、お昼間は南方だけ飲むことができるようです。

 

ちなみに今晩は、伊右衛門サロンで抹茶ビールは売られていませんでした。屋台が出ていなかったので明日からみたいです。抹茶ビール……

というわけで、ビールの本をぺたりとダイレクトマーケティングして明日に備えてお仕事します。ニャオス。

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

 

 

今夜使える(かもしれない)祇園祭グルメ情報その3

宵山の前日である14日は、まだ完全に歩行者天国にはなりません。でも、ほとんどの山鉾が出そろったこともあるので、結構いろいろなお店が特別メニューを店頭に並べる日でもあります。

というわけで、今日これから、おそらく17時とか18時ぐらいから食べられるであろうメニューを紹介していきましょう。一応、去年一昨年の経験から書いております。今年やっていなかったらごめんなさい。

まずはこちら。

DSC08013

伊右衛門サロンです。

場所は、烏丸通を北へまっすぐ行って、三条通を西に入ったところです。

ここの前にはちょっとした広場のようなものがあるので、毎年大がかりな屋台が並びます。狙い目はずばり、抹茶ビール!

伊右衛門サロンで普段飲める抹茶ビールがお手軽に飲めてしまいます。抹茶を醸して造ったビールではなく、ビールに抹茶を贅沢に入れたものですね。伊右衛門サントリー系列だからプレミアムモルツに抹茶が入っているのかな。

見た目にも美しく、おいしいのでおすすめです。

あと、同じ並びの屋台で食べられるサイコロステーキもまあおいしいの何の! 今日はまだ屋台の準備が出ていなかったのであるかわかりませんが、宵宵山宵山には是非とも行きたいところです。

お次はこちら。

DSC08014

その伊右衛門サロンの向かい側も実は結構屋台が並ぶスポットです。

毎年ここで日本酒を補充しております。京都の地酒を中心に、あれこれ飲めたりします。去年は木下酒造のIceBrakerとかも飲めたんだったっけかなあ。

次に紹介するのはこちら。

京都の人気店AWOMB(アウーム)です。

www.awomb.com

DSC08018

人気すぎてなかなか予約が取れない、手織り寿司のお店。手織り寿司は、超豪華な手巻き寿司と考えてもらうと手っ取り早いかもしれません。これがまあ、本当においしいんです。

それはさておき。

AWOMBも毎年祇園祭の夜には店頭に机を出して、あれこれ販売しています。去年はちまきとビール(キンシ正宗さんだった記憶があります)が中心だったのですが、なんですか今年のメニューの豪華さは!

DSC08019

京ちまき餅(あまくて冷たいちまきです)

金魚サイダー

生姜と梅肉のべっこうキャンデー

冷やし枝豆汁

米麹レモンジンジャーエール

挽き立て淹れ立て冷やし珈琲

DSC08020

すし屋のピクルス

冷やしぜんざい

フレッシュミントと果実のサイダー

京日本酒サングリア

ですって!!!

どれも豪華すぎて、いくつ買うか悩ましいですね。本当にどうしよう。明日とかに誰か誘って一気に買うしかないか……?

ちなみにAWOMBは新町通から蛸薬師通に入ったところです。四条烏丸から見ると、2ブロック西へ行って北へ行くと新町通。そのまま放下鉾を通り過ぎて、2ブロックほど行くと蛸薬師通。そこから東に入ったところにあります。

そして、こちらも激戦が予想されるのが、フォアグラオムレツのお店。ベジバルさんです。

DSC08024店頭で写真撮ろうとしたら急に雨が降ってきて、雨宿りをする女性が何人かいたので変な角度の写真になりました。

はい。フォアグラが入ったオムレツが食べられるのです。

しかも、500円。

場所は、四条大船鉾が後祭で立つところ。先ほど説明に出てきた新町通を南に入ったところです。

ひとつひとつ店頭で焼き上げるので、時間がかかるんですよねー。でもおいしいのでおすすめなのです。14日から開始なので、これはもう並ぶしかありません。並びましょう。行ってきます。

そうそう。

ビール情報もひとつだけ。

山伏山のところ、室町通蛸薬師通手前あたりにある文房具屋さんとかの角が、生ビール300円で飲めてお得です。

DSC08022

DSC08021

あれ、マッコリも200円だ。去年もそうだったっけかなあ。

鉾通りとも言われる室町通で、多分一番お安く飲めるので見学のときには狙ってみるのもいいかもしれません。

という綺麗なビールの流れから、ビールのダイレクトマーケッティングにつなげるのでした(前回がひどかったので反省しました)。よろしくお願いします

 

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

 

 

今すぐ使える祇園祭グルメ情報2016 その2

いよいよ宵宵山が明日にせまってきました。

今日14日の夜は歩行者天国ではないのですが、だいたいの山鉾がそろい、見て回るのに楽しくなってきます。

というわけで、鉾を見に行くときに役立つグルメ情報その2です。

まずは長刀鉾

ご存知、くじ取らずのひとつで、毎年必ず山鉾巡行の先頭を行く鉾です。祇園祭の象徴と言ってもいいですね。

DSC08006

そうなると、あれです。めちゃめちゃ混雑するんですよ。

上の写真は売店ですが、厄除けちまきとかを買おうとしても超並びます。おまけに、長刀鉾の中を見に行けるのは売店で買い物をした人だけになっていますので、まー本当に並ぶわけです。

でもこんな暑い中に、無策で行列に並ぶのは命の危険が!

そんなときに、ちょっと横を見てみましょう。毎年長刀鉾保存会の隣にある、東横インの軒先で抹茶が売られているのです。

DSC08009

抹茶かき氷、笹団子(なぜか)まで売られているのですが、ここで買いたいのはやはり冷やし抹茶。ペットボトルに入った抹茶がよーく冷えて売られています。

DSC08010

無糖なので甘くないやつを飲みたい人も安心! 本当に少し時間をおくと底に抹茶が溜まるので、飲む前には都度振るといいでしょう。

1本500円です。これで行列も安心ですね!

こちらは毎年前祭の山鉾巡行までなので、多分16日までだと思います。

そして、長刀鉾つながりでもう一品。

長刀鉾からはちょっと遠いのですが、烏丸通から三条通までいき、西に3ブロックほどいくと新町通にあたります。その交点にあるのが「トゥレ・ドゥー」という洋菓子屋さんです。

京都のフランス菓子ショップ トゥレ・ドゥー

DSC08015

ここで7月31日まで販売されているのが、祇園祭 期間限定パフェなのです。

そのメニューはこんな感じにで店頭に載っています。

DSC08016

 

一見すると普通のパフェ。

でも、出てくるのはこんな感じです。ばーん!

DSC07992

ながーーーーーーーいビスケットがこう、長刀鉾っぽさを表しています。

ちなみにこの写真は京風パフェですね。

黒糖アイスときなこのアイスがとてもおいしかった。

DSC07995

二つ並べてみました(もうひとつはモンブランパフェ)

こちらのパフェは、空いていれば店内で食べさせてもらえますが、席は4つしかありません。でも、持ち帰れますので、普通にお店に行って買っちゃいましょう。

昨年の宵山のときは、店頭でフルートを吹いている人がいたりしたので、宵山の時間帯に行ってみるのもいいかもしれません。

 

ところで、この流れからビールにつなげるのを思いつかなかったのでそのままダイレクトマーケティングです。

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

 

 

今すぐ使える祇園祭グルメ情報2016 その1

祇園祭が今年も始まっております。

このブログ、気がついたら祇園祭のことしか書いていません。今年も書きます。

今年はもうちょっと、皆様に有用な情報を書いていきたい。いきたいんです。こう見えても。というわけで、今回はグルメ情報にスポットを当ててみましょう。

というのもですね。

祇園祭で何か食べようかと思って情報を探していたら、こんな記事がありまして。

kyoto-gogo.com

おお、これはなんて有用な情報だ……ん? あれ? 冒頭のツイート、僕では!?

となったので、じゃあもう僕も書いちゃおうかという流れです。

というわけで、まずは先の記事にも取り上げられている「しみだれ豚まん」から!

DSC07973お店はこちら。膳處漢ぽっちり(ぜぜかんぽっちり)さんです。

場所はですね。

霰天神山の前! と覚えておきましょう。そうすれば、鉾も見られるし、しみだれ豚まんも食べられます。四条烏丸の、ちょっと北西(北に1ブロック、西に2ブロック)という感じです。

DSC07974

お店の前にこんな屋台が立っています。

営業時間は、13日11時半から16日の売り切れまで。宵山までの限定グルメですね。

ちなみに13日の11時25分に行ったのですが、そこには20人ぐらいのしみだれニストが! みんな早い!

1個500円なので、キリのいい金額でついついもりもり買っちゃいます。

ただでさえしみしみにタレがしみこんでいるところを、提供する直前にタレをまたバーーッとかけてくれるんですよ!

DSC07981

DSC07982

いやはや。大変です。

ちなみに「その場で食べるか」「持って帰るか」を言うことができます。

持って帰りますといえば、紙袋の上にさらに手提げビニール袋に入れてくれるので安心ですね。

DSC07985

というわけで今年の。

もう、紙袋にもしみてきています。

あけるとこんな感じで!

DSC07989

DSC07988

はい。もう、しみしみです。

おいしいです。これは是非とも食べていただきたい!

お店そのものは常設店舗なので、迷子にならないのもいいですね。

tabelog.com

二つ目の祇園祭グルメ情報。

しみだれ豚まんでお腹がいっぱいになったら、やっぱり甘いものが必要になります。生きていくためには衣食住甘味が必要なのです。

というわけで是非ともここはいただいておきたいのが、永楽屋さんの水あずき。

www.eirakuya.co.jp

いわゆる飲むようかんが、冷え冷えで、カップに入っていて、ストローで飲めるのです。

DSC07980

祇園祭で狙い目なのは、本店ではなく室町店。

室町通の、山伏山よりちょっと北にあります。四条烏丸の交差点からだと、西に1ブロック、北に2ブロック行った先ですね。左手に注目しながら歩いてみてください。

DSC07986

こんな感じのカップで買えます。

ひとつ350円。

こちらも祇園祭限定です。営業時間が18時までなので、宵山グルメ……とは、ちょっと時間があわないかも。こちらも確か16日までだったと思います(要確認)

 

さて、ここまでで満足する人も多いでしょう。でも、あれが足りないんじゃないの、と思う人もいると思います。はい、わかっております。人が文化的に生きるために必要なもの、衣食住甘味酒の最後、お酒ですね。

祇園祭歩行者天国の中、山鉾を見ながらぐいぐいお酒を飲むのは格別なことはわかっています。なので、皆様が求めているのは、お昼からでも外でたっぷりとおいしいお酒が飲めるポイントはどこなのか。ということでしょう。

そんなあなたは放下鉾へ行きましょう!

四条烏丸の交差点から、西に2ブロック。そして北です。

その放下鉾のところに(北向きに歩いていると左側に)、黄桜さんが屋台を出しているのです。

DSC07984

これはちょっとあまりにも気がはやりすぎて午前中に行ったらまだオープンしていなくて泣いたときの写真です。

ほぼ全てのメニューが500円で、黄桜さんのビールや日本酒が飲めてしまうのです!

営業時間はちょっと変速的なのですが、基本的には午後1時40分から夜7時半まで。14日は夜8時半まで。15日や16日の宵宵山宵山は9時半までやっています。

ビール派の方は京都麦酒シリーズを。日本酒派の方は樽酒とかいいですね。

わたくしの一番のオススメは、黄桜ピアノです。 

黄桜 スパークリング純米酒 ピアノ 300ml

黄桜 スパークリング純米酒 ピアノ 300ml

 

いわゆるスパークリング日本酒です。

これ、ちょっと注目して欲しいのはお値段。定価では450円+税です。つまり、税込みで486円。それが、この屋台では500円で飲めてしまうのです。まあお得!

300ml以上入るプラカップに入れてくれるので、瓶がまるごと一本入ります。氷とか入れてもらえるので、冷えた状態でクイッといくと炭酸と甘酸っぱさが喉を通り過ぎて気持ちよくてたまりません!

京都麦酒シリーズも他を考えるとお得(ちなみに380円)なんですが、おいしさとコストパフォーマンスで、ピアノに軍配があがるといえるでしょう。

DSC07990

宵山が始まる前でも、いろいろと祇園祭グルメは楽しめるのでした。

楽しんでいます。みなさまも京都にこれから来られるときは是非祇園祭グルメを楽しんでみてくださいね!

 

あ、ビール派の人は、今月26日にこんな本が出るから読むといいんじゃないかな! というダイレクトマーケティングで終わります。

 

白熱ビール教室 (星海社新書)

白熱ビール教室 (星海社新書)

 

 

祇園祭前祭の山鉾御朱印を集めたときのこと 2015

今年もやってきました祇園祭のシーズンが!

日本三大祭りのひとつ、祇園祭は7月いっぱい行われています。17日の山鉾巡行は、前祭(さきまつり)のクライマックスです。

17日に巡行する山鉾は、それぞれ保存会が管理・保存をしています。そして、鉾のところではジャパニーズトラディショナルスタンプラリーこと、御朱印を集めることができるのです!

去年の分はこちら。

fromkyoto.hatenablog.com

今年もチャレンジしましたとも。前祭の分は無事に全て集めることができました。

早速見ていくことにしましょう。宵山に備えてこれから集める人は参考にしてみてください。

なお、ご集印帳は1200円。京都の書店などで買うことができます。でも山鉾のところがいいです。山鉾のところだと1200円に山鉾拝観券がついてくるからお得なのですね。ちなみに長刀鉾のみ、「祇園祭のひみつ」という本(こちらも1200円)と合わせて2000円となっています。もし持っていないのだったら、1200円の本が2冊に拝観券までついてくるので大変お得ですが、本を持っているのなら他のところで買った方がいいかと。

というわけで、御朱印です。

まずはこちらっ!

長刀鉾

長刀鉾です。去年に比べるとスタンプが1つ増えていますね。

3つありますので、バランス良く配置するセンスが問われます。全然ないですね。もちろん、白紙のページもあるのでそちらに押しても大丈夫です。

次はこれ。 

函谷鉾

函谷鉾(かんこぼこ)です。

「函」の字を大胆にあしらったデザイン。

ちなみにiPhoneだと「かんこぼこ」と入れると「函谷鉾町」が候補に出てきました。そうか、地名でもあるから入力が楽なんだ! と、今年になってようやく気づきましたとも。

お次は菊水鉾(きくすいぼこ)

DSC04739

四条通から室町通を北に上がるところにある鉾なんですが、なんというか道にしめる占有率No.1の鉾です。その迫力たるや!

時間がうまくあえば、巫女さんからちまきを買えるかもしれませんよっ! という情報をお伝えしておきます。

そして次はこちら。

月鉾

月鉾(つきほこ)です。

かっこいいですよね。八咫烏四条通にある、かなり目立つ鉾です。函谷鉾と月鉾がそろって見えると実に壮観なのです。

鉾見学は、昨年は和装の人は半額みたいなのがあったと記憶しているんですが、今年はないのかなー。

そしてこちら。

鶏鉾

鶏鉾(にわとりほこ)です。

何故みっつもあるのか。それは、ブレたから。け、決してお酒を飲んでいて手元が狂ったわけじゃないですよ! お酒を飲まなかったから手が震えたというわけでもないんですよ!

というわけで、本当は1つです。シンプルな御朱印です。ちょっと、スタンプも朱肉も買い換えて欲しい……

お次はこちら。 

放下鉾

放下鉾(ほうかぼこ)です。決してさかさまなミッキーげふんげふんではありません。

日、月、星の三光が下界を照らす形なのです。ありがたい形なのです。ほら、そう見えてきませんか?

こちらのそばに黄桜さんがKIZAKURAショップを出していて、かなりおやすい(何せ定価450円の黄桜ピアノが500円で飲めたりする)です。はい、すでに顔を覚えられたという噂が。

次です。

岩戸山

戸山(いわとやま)ですね。

天照大神のお話に出てくる天岩戸からとった、岩戸山。真ん中にある三つが、天照大神、手力男尊、伊弉諾尊のご神体を表しているそうです。ありがたいですね。

ちなみにここだけ、御朱印を押すのに100円かかります。そう聞くと、すごくありがたさが増して見えてきませんか(他のところもお賽銭をしましょう)

そしてこちら。

船鉾

船鉾(ふねぼこ)です。「ふなほこ」でも「ふなぼこ」でもなく、「ふねぼこ」のようです。

御朱印からわかるとおり、神功皇后由来ですね。神功皇后と三神像を表した図案だそうです。

そしてこちら。 

山伏山

山伏山(やまぶしやま)です。

ここでは、夏越の祓(なごしのはらえ)の茅の輪がありました。茅の輪くぐりをしていない人は是非ここで!

まだまだいきますよ。前祭のは多いのです。次はこちら。 

孟宗山

孟宗山(もうそうやま)です。

雪の中でタケノコを掘り当てた故事を再現したスタンプです。孟宗竹の孟宗ですね。タケノコ、食べたい。

お次はこれです。 

太子山

太子山(たいしやま)です。

もちろんこれは聖徳太子由来ですね。去年も真ん中がかすれましたし、スタンプを新調して欲しい……

ここはちなみに一番椅子が豊富な山鉾なので、子供達がちまきを売ったりするのを座って見られます。宵山の休憩にもいいのかも。ちょっと中心から外れているのですが。

そしてお次は郭巨山(かっきょやま)です。 

郭巨山

郭巨という人が黄金の釜を掘り当てて、親孝行した故事からきています。黄金の釜……憧れますね。使い勝手は悪そうですが。

そして次です。 

保昌山

保昌山(ほうしょうやま)です。これが地図でいうと一番右下にひとつだけぽつんとあるところですね。

平井保昌が和泉式部のために紅梅を手折るところにちなんでいるとのことです。だから梅の花をモチーフにした図案なのでしょう。しかし、和泉式部の名前は結構あちこちで出てきています。さすがモテモテな「浮かれ女」……

お次です。 

油天神山 

油天神山(あぶらてんじんやま)です。

油小路通にある天神様で、油天神山。油が好きな天神様ではありません。

気がついたら半分を過ぎていましたが、次はこちら。

四条傘鉾

四条傘鉾(しじょうかさほこ)です。

相変わらずおまけがいっぱい! 蘇民将来のお守りということは、四条傘鉾は素戔嗚尊を祭っているところなのかな。

そしてお次はこれです。

蟷螂山

蟷螂山(かまきりやま)です。

山鉾で唯一からくり仕立てで動くギミックがあります。去年見ました。動いていた! カマキリが! キシャーッと!

なんか暑さでもうろうとしていて上の方に御朱印を押してしまいました。

そしてこちら。 

伯牙山

伯牙山(はくがやま)です。

シンプル。シンプルだなあ。このそばにある杉本家住宅が公開されているので、それもあわせて見に行くといいかも!

そして、難読漢字っぽい名前の山の登場です。

木賊山

木賊山(とくさやま)です。「きぞくやま」ではないです。

我が子を人にさらわれて、一人で木賊を刈る翁を表しているとか。草の名前なんですが、エピソード的にも山賊とか海賊の仲間に思えちゃうので、名前で損をしているのかもしれません。そうでないかもしれません。

さあ、残るは5つです。霰天神山(あられてんじんやま)! 

霰天神山

大火事が起きたときに霰が降って火を消し止めてくれた天神様を祭っているものになります。

ここでのお得情報は、あれです。このすぐ近くに「しみだれ豚まん」という、豚まんをタレに漬け込んだものが食べられるのですよ。これがもうおいしいの何のって。ガッと買って、そのまま放下鉾の方へ抜けて、KIZAKURAショップでお酒買って食べながら飲む、なんてことをすでにやっていたりします。オススメ!

そしてお次はこちら。 

白楽天山

楽天山(はくらくてんやま)です。

唐代の詩人、白楽天にちなんだ山です。書体がいろいろあるのはそのおかげでしょうか。ちなみに最初に行った時はまだ神主さんがお祓いをしていたので、それが終わるのを待ってから御朱印を押したのでした。

そして、芦刈山(あしかりやま)です。 

芦刈山

芦刈山は、一番大きいスタンプですね。でかい。

3つを綺麗に配置するのにはセンスが必要になるかもしれません。僕には少し足りない奴です。でも、結構うまくいったと思いません?(自画自賛)

お次はこちらです。 

占出山

占出山(うらでやま)です。

なんで鮎が描かれているかというと、鮎を釣って戦勝の兆とした故事にならっているそうです。さすがは「魚」に「占」と書く鮎ですね。昔から占いによく使われていたそうです。

そして最後です!

綾傘鉾

 

綾傘鉾(あやかさほこ)です。

昔はこういう傘の形をした鉾が多かったのですが、今は四条傘鉾と綾傘鉾を残すのみ……というお話と。綾傘鉾の保存会がある大原神社では、うまく時間を合わせていくと巫女さんがお祓いをしてくれたり御神酒をくれたりするという情報の、どちらがより必要とされているのでしょうか。

というわけで、本日7月15日は宵々山です。

歩行者天国になり、露店がいっぱい出て、大変な大賑わいです。遊びに来るついでに山鉾の御朱印を集めてみるのはいかがでしょうか。