富久長 ほろ酔い日記
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モロミが次々とお酒に・・・



仕込んだお酒が順々に発酵を終え、搾られていきます。お酒となって垂れる瞬間にモロミ中に閉じ込められていた香りが解放され、あたり一面に華やかな香りが立ち込めます。もちろんアルコールですから、お酒に弱い人ならば香りをかいだだけで酔ってしまうかもしれませんね。
お酒とともに皆さんから「まだかまだか」と催促されていた酒粕も順にできています。お酒の香りと米の旨みがギッシリ詰まった酒粕ですから美味しくないわけがありません。ネット販売もいたしますので、粕汁にして召し上がってみてはいかがでしょうか。寒い夜に熱い粕汁と日本酒で心も体も温まってください!

今年一番の寒気


今朝は冷えましたね!仲の仕込みをするのに、蒸しがよく冷えてくれました。冷えすぎるくらいに・・・。
洗米を終えた米を寒い場所に投げておいて凍ってしまっては困るので、比較的温度変化の少ない蔵の中へ避難させました。
蔵の温度は7度くらい。冬ですから、それほど寒いという温度でもないですが、これまで気温が15度、日によっては20度にもなろうかという日が続いていたので、温度差で非常に寒く感じられましたね。
八反錦の特別純米しぼりたては、予定通りに搾ることができそうです。出来は非常に・・・good!9号系の酵母なので香りはおとなしめですが、柔らかい口当たりに非常に満足のいく出来映えです。

広島局の鑑評会で賞をいただきました




今日は5号の仕込みを留めました。
中汲み槽しぼりになる予定のお酒で、予定の6度ちょうどに仕込むことができました。
頃合いよく朝の気温も下がってくれたので、いろいろな作業をしやすくなってきましたね。

さて、今日は広島国税局の鑑評会がありました。
杜氏の今田美穂と私杉浦は蔵での仕事が山のようにあるため
広島まで赴いて他の蔵のお酒とともに富久長のできを確かめる
ことはできませんでしたが、代わりに社長が参加しました。

一般に販売されているお酒を審査する形式で行われるのですが、
純米吟醸部門で富久長の純米大吟醸が賞をいただきました。

正直なところ、ちょっと自信がありました(笑)。
お酒の出来もよいと思っていましたし、化粧箱も新しくして見栄えも
よくなりましたので、お歳暮などの贈答用に使っていただければ嬉しいですね。



1号の仲仕込み


仕込み1号は酒母の段階を過ぎて、本日三段仕込みの真ん中、仲の仕込みを行いました(タンクの写真だけじゃわからないかもしれませんが・・・)。
気温が高いこともあるのかもしれませんが、タンクを覆っているビニールを開けるとあたり一面に香りが立ち込めるほど高い香りです。
米を蒸して冷ます場所から一番近いタンクなので、まだまだ作業は楽ですね。

発酵しています



酒母が順調に育っています。
麹がよく効いて非常に甘くなったのですが、そのできた糖を食い尽くさんばかりの勢いで酵母が増殖、発酵しています。
気温が高いので否応なしに進んでいってしまいますね・・・
今は一番酵母が活発に増殖しているときで、画像だけではお分かりいただけないと思いますが、非常に良い香りがしています。
温度が高くなりすぎて、状態が進みすぎてしまわないように注意しながら管理を続けます・・・

平成20酒造年度が始まりました!



10月も終わりに近づこうとしているのに、毎日暑い日が続いています。朝方はそれなりに冷え込むのですが、日中は夏日に近いような陽気で、なんとなく調子が狂ってしまいますね。
しかし蔵の中では道具や壁を磨きあげ、酒造りの体制を整えています。
先日最初の酒母を立てました。しぼりたてとして発売する予定の、富久長の一年を占う最初の一本です。
写真は打瀬という状態で、氷缶を入れて品温を下げているのですが・・・気温が20度近くあるものですから冷えません!
酵母も元気にプチプチと音を立てているので、氷を頻繁に足してやらなくてはなりません。

八反草の田植え 続き

角保さんの田んぼも見に行ってきました。

不在でしたので全ての田んぼの場所は分かりませんでしたが、とりあえず去年と同じ場所の様子です。


あまりよく見えませんが、昨日田植えをしたそうです。

昨年よりは多少広く植えたのかな?という感じで、道免さんの稲よりも少し短いようでした。




多少活着もしてきているようで、しばらくしたら水を落とすのではないでしょうか。




こちらは八反草ではなく、といいますか富久長とは特に関係のない田んぼなのですが、八反草の隣の田んぼです。

地面の様子が違うのがお分かりいただけますでしょうか?

なんとなくシワが寄っているように見えませんか?


これは紙マルチという手法で、簡単に説明すると、再生紙を田んぼに敷いて雑草が生えるのを防ぎ、無農薬栽培しようというものです。

紙の上に種を撒いても地面に活着しませんから、紙に穴を空けて苗を植える専用の田植え機が必要です。

水につけて40日くらい経つと、紙が溶けて土に帰っていくそうです。




無農薬栽培には非常に興味がありますが・・・これは他の紙マルチ式の田んぼなのですが、葉っぱを虫に食われてしまっています。



イネミズゾウムシです。

虫も少々ならば大した問題ではないのでしょうが、被害が大きくなったり他の田んぼに遷ったりすると困ります。


無農薬栽培は理想ですが、雑草・病気・害虫といろいろ頭を悩ます原因がありますので、農家さんの負担も大変大きいのではないかと感じました。
価格も上がるでしょうし・・・

八反草の田植え



今日は広島県の県北、高宮町まで八反草の田植えを見に行ってきました。

ちょうど晴天に恵まれて気持ちのよいドライブでした。




今日見た田んぼは去年と同じ場所です。

作付け反数は増やしてもらっているので、外の場所も植わっているはずなのですが、そちらは農家さんが不在だったので見に行くことができませんでした。


「田植え機が旧式で、まっすぐ植えるのが難しい・・・」

とボヤきながらも、見事にまっすぐでしたよ。




道免さん(富久長が契約栽培をお願いしている農家さん)たちはグループで作業を行っていますので、田植えのときにも他の農家さんが手伝いに来ています。

田植え機は一台なのでただ眺めているように見えるかもしれませんが、苗箱を運んだりといった作業も一人で行なうと意外に大変なのです。

気分的にも楽しく作業できるというメリットもあるでしょうね。


今日は助っ人が3人来ていましたが、田植えシーズンも最後なので自分の田んぼを終えて遊びに来たという感じですが(笑)。


 


苗はこのような感じです。

私個人はポット苗ばかり使っていたせいか、どうしても普通の苗箱の苗を見ると「たくさんあるなぁ」という気がしてしまうのですが、むしろこういった苗箱の方が普通ですからね。

少なくすると欠株してしまうし、方式が異なるものは致し方ありません。


少し背が高いかな?という気もしましたが、しっかりした苗に育っていました。

このところ気温が高かったのでグッと伸びたようです。


田植えされた様子を見ると、一株あたりの本数はだいたい3本くらいのようでした。

ヤブタ(搾り機)組み

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年明けに仕込む酒は基本的にヤブタという機械で搾ります。
この機械はお酒が空気に触れることもなく、作業的にも
酒質的にも優れています。

しかしながら、機械を使えるようにするまでの準備が大変です。
一番大変なのは、この濾過板を組む作業です。
昔は大勢でやって二週間くらいかかっていたでしょうか・・・

しかし、なんと今年は3日で終わってしまいました。
人数も当時に比べて減っているのですが。

何ごとも熟練すると効率が格段に上がるものですね。

長靴に水が・・・

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今日の米洗いで、長靴の中に水が入ってしまいました。
冬場は一日中長靴を履いて作業しているので、
水が入ってしまうととても困ります。

今日は天気がよかったのでなんとか乾いた
ようですが、一番寒い時期や雪が降っている
ときはいつまで経っても乾かず大弱りです。
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