世事両茫茫

人生不相見 動如参與商
この出会いがなければお互いはかりしることもなかったでありましょう
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Aug 22
“また、他の選択肢が脆弱な状態で「学校に行かなくてもいい」とだけ伝えると、問題が個人化・矮小化されてしまいます。学校に行かないとその児童が選択した時点で、この社会では教育が「自己責任化」されてしまうのです。” 日本の「いじめ対策」決定的に欠けている視点 | 学校・受験 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

Aug 4

通常、「悪」というのはそれを意図する主体によって能動的になされるものだと考えられていますが、アーレントはむしろ、それを意図することなく受動的になされることにこそ「悪」の本質があるのかもしれない、と指摘しているわけです。

私たちは、もちろん所与のシステムに則って日常生活を営んでおり、その中で仕事をしたり遊んだり思考したりしているわけですが、私たちのうちのどれだけが、システムの持つ危険性について批判的な態度を持てているか、少なくとも少し距離をおいてシステムそのものを眺めるということをしているかと考えると、これははなはだ心もとない。

9割の悪事を「教養がない凡人」が起こすワケ | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

Aug 21
“ひどいことがいつまでも続くのは、人がそれをあたりまえと思うからだ。それがあたりまえでなくなると、問題がはっきり見えてくる。逆にあたりまえであるうちは、どんなひどいことも「ひどい」と感じられない。” 日本の学校は地獄か…いじめ自殺で市教委がとった残酷すぎる言動(内藤 朝雄) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)

Aug 18

「人生は自分の意思でどうにかなることは少ないと、つくづく思います。生も、老いも。そもそも人は、生まれたときからひとりひとり違う限界を抱えている。性別も親も容姿も、それに生まれてくる時代も選ぶことができません。生きていくということは限界を受け入れることであり、諦めを知ることでもあると思います。でも、それはネガティブなことではありません。

 諦めるということは、自分が“明らかになる”ことでもあります。良いことも悪いことも引き受けて、その限界の中で、どう生きていくかが大切なのだと思います」

山田太一氏 脳出血で事実上の断筆宣言「もう原稿書けない」 (NEWS ポストセブン) - Yahoo!ニュース

Aug 15
“官僚制度っていうのは、大きな組織だったら会社の中にもあります。国に限ったことではありません。日本人がやる官僚システムは効率よく動きますが、一回はじめたら、とめられない、そういう危険をもっていることをあらかじめ、自覚しておかなければなりません。僕はこれを「日本人の経路依存性」と呼んでいます。これまできた経路、道筋、これに依存してなかなかそこから脱却できないという性質。これは自覚したほうがいいですよね。” 【終戦の日】「日本が失敗するパターン」とは 歴史家・磯田道史さんと近現代史をひも解く

もし空気による決定が損得計算(理論理性)にもとづくものならば、最後は打算を超えた価値判断(実践理性)によって、超然と空気による決定を阻止するしかないだろう。損か得かという損得計算の問題ではなく、正しいかどうかという価値判断による解決である。

損得計算の結果とは別に、勇気をもって正しいことつまり正論を主張することによって空気に水を差せるかもしれない。価値判断はきわめて主観的である。それゆえ、そのような判断は避けたいものである。

しかし、価値判断を恐れるべきではない。その主観的な判断に対して、われわれは責任をとればいいのである。そこに、ロボットや動物にはない人間としての存在価値があるということ、これが人間主義哲学を展開したイマヌエル・カントの答えである。

戦艦大和「特攻」の大失敗にみる、「忖度」の本質(菊澤 研宗) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

Aug 2
“戦時中だった4歳ごろ空襲を経験。前の日に遊んだ子が亡くなるなどした。死の瞬間なんていつ来るかわからない。そんな観念が根付いた。「人生には区切りのつけようがないという答えに落ち着いた」。” 石坂浩二 追究し続け60年超…プラモデルは人生賛歌― スポニチ Sponichi Annex 芸能

Aug 1
“新聞や雑誌の時代はもとより、テレビやラジオの時代は、チャンネルを変えると、自分とは異なる立場の人や意見が出て来るので、否応なくそれに立ち向かわなければなりませんでした。
しかし、今は「フィルターバブル」と言われるように、インターネットに登録しているサイトやSNSを好みに即して選択し、ニュースや情報を手に入れることができます。Facebook、Twitter、YouTubeなども、アルゴリズムによって、その人がすでに選んだ実績に近い追加情報を勧めてきます。自分の主張を補強するものだけを取り入れることは心地良いのですが、どんどん内向的で狭隘(きょうあい)な思考になります。そこからフェイクニュースが生まれて蔓延していくのです。
これは考えてみれば恐ろしいことで、いまFacebookやTwitterに抗議が寄せられています。インターネットは1990年代から、世界のどこにでも自由に行ける、すべての情報が手に入るという理想の下に発展してきましたが、WWWの現実は「World Wide 」とは言えなくなっています。”
日本人はなぜ古文が読めなくなったのか ――ロバート キャンベル氏に聞く、原典をひもとき足元を見つめ直す魅力 | Mugendai(無限大)

Jan 21

私たちの多くにとって、自分たちの殻の中に閉じこもっていたほうがより安心なのです。自宅周辺にいようと、大学のキャンパスにいようと、あるいは信仰の場にいようと、ソーシャルメディアのフィード上にいようと、私たちと同じような人たちに囲まれていたほうがいいのです、同じ政治的な考え方を持ち、自分の思い込みに決して異論を挟まない人たちに囲まれていたほうがいいのです。むき出しになった縄張り意識が高まり、経済的、地域的な格差が進み、私たちのメディアを解体し、それぞれの好みに合った1つのチャンネルにしようとする。こうしたことすべてが、分断への大きな動きが当たり前のように、そして避けられないものだと思わせるのです。そして次第に、自分の殻の中で守られていると、世の中に存在するエビデンスに基づいた自分の意見を土台にするのではなく、本当か嘘かに関係なく、自分の意見に合った情報だけを受け入れるようになっているのです。

この傾向は、私たちの民主主義に対する第三の脅威となっています。しかし政治は、意見をたたかわせるものです。私たちの民主主義はそのように設計されました。健全な論争を通して、それぞれが異なる目標を優先し、その目標達成のために異なる手段を優先します。しかし事実に裏付けられた共通の基礎がなければ、つまり新たな情報を進んで受け入れ、論争相手が公正な主張をしていることを、そして科学と理性が重要であることを認めようとしなければ、私たちはかみ合わないままでしょうし、意見の一致や歩み寄りは不可能でしょう。

「表に出よう。飛び込め。続けるんだ」これがオバマ大統領退任スピーチ全文だ

Jan 6

個人的には、頼むからもう労働者を頑張らせないでほしいと思う。もう、頑張ってもなにもおきないことは、現場は皆知っている。

実際、どんなに頑張っても商品は売れないし、頑張っても客は評価しない。

必要なのは、知識、アイデア、方法論、実行力という「頑張り」とは別種のものである。

頑張ったら収入が増えるべき、といってるひとが、過労死を生み出してる。 | Books&Apps

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