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CD鑑賞日誌


by furt-orooro
フルトヴェングラー 2007年リリースCD ベスト10_b0056240_20215829.jpgフルトヴェングラー
2007年リリースCD
個人的ベスト10

1.「ウラニアの英雄」 
 DELTA DCCA-0031
2.「バイロイトの第9」 
 フルトヴェングラー・センター
3.ブラームス Sym.1. 北ドイツ 
 DELTA 
4.ブラームス 交響曲全集 
 仏独協会
5.ベートーヴェン 「英雄」 1947 
 日本フルトヴェングラー協会
6.ベートーヴェン 「合唱」 1942.4.19 VENEZIA
7.ベートーヴェン Sym.7&8. DELTA
8.「1954年のバイロイトの第9」 日本フルトヴェングラー協会
9.ベートーヴェン Sym.4&5. OTAKEN TKC-311
10.「バイロイトの第9」 OTAKEN TKC-309

1.同演異盤CDの中の決定盤。
突如出現の2。これが本公演で従来のEMI盤はリハーサルと本番の編集であることが明らかになる(反対の見解を持つ方もおられ今後更なる検証が必要)。
優劣の問題ではなくバイロイトの公演を2種類で聴けるとは何ともうれしいことである。
4.Sym.1が自然な放送音。ドイツ協会盤と比べると、後者は聴きやすくしているものの、あまりに線が細い。

フルトヴェングラー 2007年リリースCD ベスト10_b0056240_17112812.gif

# by furt-orooro | 2007-12-01 23:21 | フルトヴェングラー
ベートーヴェン:交響曲、序曲集 NUOVA ERA_b0056240_15313344.jpgフルトヴェングラー
ベートーヴェン 交響曲 序曲集

NUOVA ERA
013.6300

CDは日本コロンビア製。

音質が最良なのは、
Sym.1、
Sym.4(但しピッチが高い)、
Sym.8、
ハンブルク・フィルとのレオノーレNo.2。
これらは同演異盤中ベスト。

次いで、Sym.9
これはHUNTと双璧。
より鮮明なのはHUNT。

Sym.3,5,6,7は、
良くも悪くも、素の音。高域が不足するものの、重低音が豊かに響き迫力がある。

Sym.1 ウィーン・フィル 1952.11.29
 大病回復後の初ライブということで、気合が漲っている。音質も最良。
Sym.3 ウィーン・フィル 1952.11.30
 推進力ある流麗な名演。高域が不足するのが惜しまれる。
Sym.4 ウィーン・フィル 1953.9.4 ミュンヘン ドイツ博物館
 低域が重厚。それもあり巨匠の同曲演奏中、最も重心が低い。
 熱気とエネルギーがダイレクトに伝わってきて、スケールが極大
 (ピッチが高いことにもよる)。
Sym.5 ベルリン・フィル 1954.5.23 ティタニア・パラスト
Sym.6 同上
 同日演奏で、Sym.5は低域が目立ち高域が不足するが、自然な素の音。
 「田園」は第1楽章1分ほどで音量レベルが極端に小さくなってしまう。
 音量上げて聴くなら、いい音だ。
Sym.7 ウィーン・フィル 1954.8.30 ザルツブルク
Sym.8 同上
 Sym5,6と同じことが言える。Sym.7のベストはSUITE盤。
Sym.9 ウィーン・フィル 1953.5.31 表記 ムジークフェライン
 
レオノーレNo.2 ハンブルク・フィル 1947.6.9
レオノーレNo.3 ウィーン・フィル 1953.10.12 全曲公演より
フィデリオ 同上
エグモント ベルリン・フィル 1947.5.27
コリオラン ウィーン・フィル 1951.10.29 ミュンヘン
# by furt-orooro | 2007-11-28 12:50 | フルトヴェングラー
AS-DISK
AS-112

3巨匠の同曲演奏を堪能できる好企画。
フルトヴェングラーの演奏は、1949.2.8表記だが、
実際は、1944.6.2,3 ムジークフェラインでのマグネトフォン録音。
第1楽章第1主題をポルタメントしている演奏。
音質は温かみのあるふくよかな音で、
ドイツ協会盤のような歪みもなく、
TAHRA、HISTORY、ダイソー100円CDなど、
同演異盤中では最良と思われる。
もっと取り上げられて良いCD。

1.フルトヴェングラー/ウィーン・フィル 1949.2.8 表記
  5’31(リピートなし 提示部1’48) 8’20 4’38 4’31
2.ワルター/ベルリン・フィル 1950.9.25
  6’17(リピートなし) 8’07 4’27 4’38
3.トスカニーニ/NBC 1953.3.12
  7’22(リピートあり 提示部1’42) 7’08 4’22 4’33

このワルターの演奏はラレンタンドや長い休止が強烈な印象を与える。モーツァルトというよりは、ワルターのロマンティックさを反映したものとなっている。ベルリン・フィルへは客演なのだろう。オーケストラは幾分とまどいながら、タクトによく反応しているように感じられる。
トスカニーニの演奏は、第3楽章まで、フルトヴェングラーよりも快速。第2楽章など、フルトヴェングラーとワルターの「歌」を横目で見ながら、気持ちの良いほど快活に進められて行く。
全体としては、サッサッ、バサッと音が置かれて行く。1音1音は明瞭だが、フレーズとすると、「隅々まで歌い抜かれる」との印象は残らない。
フルトヴェングラーの演奏は、ワルターほどテンポ変化は大きくなく、トスカニーニのようにあくせくしない。音が大河の如く自然な「歌」となって奏でられている。
# by furt-orooro | 2007-11-27 12:30 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&バイロイト

1951.7.29 ライブ
ORFEO
バイエルン放送音源

12月28日発売

バイエルン放送音源なので、センター盤の同演異盤。

ORFEOなので、
リマスターは、アイヒンガーとクラウスと予想される。
これまでのORFEOのフルトヴェングラーものの音は、
ノイズリダクション多用による低域の漂白化、高域のキンキンとした金属的で「線」的な音である。
それで、センター盤の価値がなくなることはないと思われる。
# by furt-orooro | 2007-11-26 05:51 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
(Vn)シュナイダーハン

1953.5.18
ティタニア・パラストでのライブ

DG
POCG-2351

オーケストラの音に力が漲っている。
第1楽章冒頭を聴くだけで、当日の会場に連れて行かれてしまう。
第2主題をたっぷりと鳴らさせてくれるのが心地よい。
シュナイダーハンのソロは、澄んでおり、細いながらも、オーケストラに溶け込み、
巨匠の芸風にも通じている。
カデンツァはヨアヒム作を使用。
# by furt-orooro | 2007-11-20 23:05 | フルトヴェングラー