いよいよバスに乗りテンセントへなところで終わっていた前回の記事。
市内バスに乗り「深大北口」で下車。
降りるとすぐに高層ビルが目に入る!
これがテンセントビルかと思いきや、2018年竣工の「漢京センター(汉京中心)」とのこと。
73階建、地上350メートルの超高層ビル。
▼漢京センターのロゴマーク
できたてのピカピカなビルのガラスに工事現場の乱雑とした感じが映り込んでいてなんだか今の中国を表しているようだった。。
そこから数十メートル歩くとテンセントビルが!
日曜ということもあり、人も少なくカフェも開いてなくてタイミングがよろしくなかった。
世界的な大企業だしさぞかしオープンな感じだろうと思い込み普通にビルに入ろうとすると警備のお兄さんに「何の用ですか?」と聞かれる。
当たり前のように「見学です」と答えると中に入れてもらえなかった!(当たり前)
てっきり、イケイケのシリコンバレーのようなオープンラウンジみたいな光景を思い描いてた。(イケイケのシリコンバレー自体も思い込みだけど!)
訪問者用のWiFiもあるようだったので記念にスクショ。
本当にビル内部を全然見ることができなかったので自撮りで記念撮影して、去ることに。。
このくらいから、疲労と虚しさが増してきた。
真夏にも関わらず黒づくめのお兄さんたちが整列して号令をかけているシーンに遭遇し、圧巻だった。
何か飲みたくて近くのコンビニに入るとカルピスがあったけどよく見たら偽物っぽかったので記念撮影。
ネットも繋がらないし座りたいしで、涼しい室内を求めてバスへ。
夜に香港🇭🇰に向かって東京に帰る必要があったため、とりあえず香港に帰れそうな所に行くことに。
ぼんやりと「蛇口というところから香港に行ける」という記憶があったので蛇口行きに乗車。
そこからは思いのほか遠い!
店が少なくなってきて、募る不安。
降り立つと砂埃が立つ港。
港の近くは栄えてるだろうという勝手な思い込みで、港の近くのショッピングセンターで色々見て回ろうと思っていたのに。
しかも、予算の3倍くらいする船しか出ておらず、もうこの時点で心が折れた。。。
なんとかなるっしょ、でネットのこととか放置した結果余計に200元くらい払うことに!
(未だに200元で傷つく私)
チケットを手に入れて、時間もあるしやっぱり外をぶらぶらしようとすると大雨。
KFCのあのチキンタコがどうしても食べたかった、、
港にもかろうじてKFCがあった。
チキンタコはなかった。
悔しくて百度で口コミを探して「アレは味が濃ゆすぎるね」「あのレベルであの値段はおかしいね」などの酷評を見て心を落ち着かせる。
中国に行くと完全に思考がGoogleから百度に切り替わるの不思議。
それでもお腹が空いたので意気消沈しながら注文の列に並んでいると、
「並ばなくていいのでwechatで注文してください」と壁に貼られたQRコードを読み込むように指示される
36元。
辛くないチキンを頼んだつもりが辛いチキンが出てきて、アレ?!となったけどスクショ見てみるとどう見ても頼んでた。。
私が悪いのに、「替えてあげますね」とKFCのお兄さんが交換してくれた。
ロビーチキンを食べながら、今回の深セン訪問を振り返って何故か涙が出てきて、深センの蛇口港で一人号泣。
日本に住む中国人に早く日本に帰りたいと電話する意味不明な事態。
無事に香港へ渡り、早朝に羽田につき、始発で帰宅し、そのまま出社。(まだ若い、、)
羽田から浜松町に着いた時ポスターに癒された。
しばらく日本でマイペースで頑張ろうと出社した瞬間に台湾から契約書が届いていて、切っても切り離せない中華圏との繋がりを感じた。
反省点
事前準備に勝るものはない!
SIMカードは絶対に絶対に事前に買うこと。
2年も経てば状況は変わっている!
2年前は気軽にSIMカード購入もWiFiレンタルも出来たけど、いろいろ条件が厳しくなっていた。
mobikeなど日本でアクティベーションしておけばよかった。中国でやればいいやと思っていた。
もう中国在住日本人ではなく、旅行客だということを忘れない。
旅先でもメモはこまめに写真に撮る。大量のメモを帰国の飛行機でなくした。
何が見たいか?何が知りたいか?出国前に時間を取ること。
蛇口ではなく罗湖から陸路で香港に行けばよかった。経済的な上に罗湖にはショッピングセンターがたくさんある。
グッドな点
深セン交通カード(深セン通)は買っておいて良かった
コンビニでも港でも使うことができた
行った事実に変わりはないので深センの様子を見てきたよと話はできるようになった
準備は相変わらず下手だけど行動したのはよかった
香港経由で行く方法が分かった
とは言え反省を生かして次は抗州に行きたい!
アリババもそうだけど浙江省は中国の衣類の出発点。どんな街なのか見ておきたい。
深セン滞在記、完