こんばんは。今日も雨が降っていますね。春雨、かな…
一昨日、市場の近況をお伝えしましたので、今日は簡単に。
年度末を控え、利益を確定させるため売りが先行し、株価は下がりました。円相場は、日銀の為替介入を警戒してわずかな値動きでした。
さて、最近、科学ネタが多いようですが、今日は事故を取り上げてみようと思います。
アメリカのボルティモア港にかかる橋が崩落しました。要因は、船が衝突したためとのことです(衝突の原因はまだはっきりしていないようですが、船の電気系統がトラブり、停電が起こって進路が変わってしまった、という話もあるようです)。
また、橋のほうは、昨年5月の検査では安全とされましたが、構造上、一部が破損したら橋全体が崩落する恐れがあるという指摘もあったそうです。
そして、この橋があるボルティモア港は、アメリカでも最大級の港で、車の取扱量が13年連続アメリカで一位、ということ、事故の規模から港の閉鎖が長期間に及びそう、ということで、影響が広がりそうな様子です。
おりしも、トヨタの2月の世界販売台数が前年同月から7%弱減った(ちなみに国内では昨年同月の3分の2しか売れなかったそうです)というニュースが出ました。以前取り上げた不正認証による生産停止が主な要因だそうです。
トヨタは先日の春闘で、満額回答を出していましたが、そんな中での売り上げ減少と港湾事故、ゼロ金利政策解除…自動車業界の盟主、トヨタの先行きが何となく、重苦しく感じてしまいました。
そんな中で、日産とホンダが自動車の電動化・知能化に向け、協力関係を結ぶことになりました。
これまでライバルで、トヨタをそれぞれの路線で追っていた両社の協力は、うまくいくかどうかはさておき、自動車業界に一石を投じるかもしれず、トヨタにも、日本の自動車業界全体にも、少なからず影響が出るかもしれません。再び日本の自動車産業が世界をリードするのか、それとも海外勢に巻き込まれていくのか…
販売台数が大幅に減ったダイハツなども含め、自動車業界が日本の経済界に与える影響は大きく、だからこそ今回の橋の崩落事故は、対岸の火事ではないな、と思ってしまいました。
モータースポーツを手軽に楽しめる車を出していたのに、今や軽自動車でかろうじて屋台骨を支えているホンダを寂しいと思いつつ、ファンとして応援し続けたい、チャリ通の爺でした。