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夏の剪定

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滅茶苦茶忙しい日々が続いているのですが、植物は成長を待ってくれません(笑)
土日にできない時には、平日の朝に剪定をしたりしています

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身も心もボロボロな感じです(笑)

# by haruka000s | 2013-07-31 23:06 | 肥培管理  

石付き真柏・2

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こちらも真柏の石付きで、これは幹を石に密着させようと作っているもので、ほぼ癒着した感じですね

このようなものが、これから面白くなると思うのですが、どうなんでしょうね・・・・・

# by haruka000s | 2013-07-07 22:13 | 石付き  

石付き真柏の手入れ

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滅茶苦茶忙しい日々を過ごしていますが、暇な時間ができれば、盆栽作業はなんとか続けています
ここのところは、実生黒松の手入れをしたり、真柏の手入れをしたりしていました

そして、ちょっと気になったのが石に付けた真柏達で、とりあえず石に根を咬ますために、今まで手入れもせずに放置栽培していましたが、ちょっと樹勢が良くなってきましたので、少し形を整えておかないとと思い、手入れをしてみました

普通の真柏を作るのにも創造力が必要なのですが、これが石付きとなりますと、さらに高い創造力が求められてしまい、根を石に咬ませてからいつも四苦八苦してます(笑)
石付きを作る場合、一番大切なのは、石芸を上手に魅せながら付けた盆栽と調和をさせることにあります。文章で書けば簡単なのですが、実際にこれを実行しようとしますとこれくらい難しいものはありません
石付きを作る場合、一番最初の関門が『石の正面の見極め』になります。そこそこ水石をやっている人ならば、石の正面についてはほぼ間違いなく見極めることができるのですが、石に造詣が浅い人ですと、ここでつまずいてしまうことになります
そして、その次の段階になりますと、その石に対して、どのような樹形の盆栽を付ければ良く合うのか・・・・・ということを考えるのですが、この石はこの部分が一番の見所(石芸)になるので、その部分を強調する、あるいは良く魅せるためには、根をどの部分に咬ませて、このような樹形のものをつけると両者が一番引き立てあい調和するだろうということを想像していきます
この段階でも、まだまだ想像だけですので、ちょっと経験があれば誰でも簡単にできるのです。しかし、その次のステップでは、いよいよ具体的に素材を付ける段階になりますが、ここで困るのが、想像していた素材が無いという壁に当たるのです。当たり前のことで、その石に付けるためだけに素材を作っている人はほぼいませんので、いくら良い石があっても、良い素材があっても、良い石付きを作れないのは、そこに原因があるのです
石に付けるための目的で、数百とか数千単位でそれ専門の素材を作っていればだいぶ違うとは思いますが、普通の人はそのようなことをしていませんし、どちらかというと単独で見られないような素材だから石にでも付けてみるか・・・・・という感じで石付きを作っているはずですから、こればかりは仕方がありません
そのため、石付きを作る場合、石と樹の兼ね合いを上手く図りながら作っていくことにならざるをえず、頭の中で想像していたようなものはほとんど作ることはほぼできないのです
石と樹の一期一会ではありませんが、石に合いそうな樹を探したりするようなことになるのですが、そんな悠長なことする人はまずいないでしょう
ましてや、石に樹を合わせなければなりませんので、幹操作が簡単に行うことができることも必要になりますので、ちょっと太めの雑木ではほぼ不可能であることがわかります
自由度ということを考えますと、若く細めの松柏類がベストであることは誰しも想像がつきます。そのようなことがあり、真柏をはじめとする松柏が石付きにはベスト樹種であると思っています
そして、松柏であれば石に合わせた幹操作も簡単にできますから、自分の思っている樹形を作っていくこともそれほど難しいものではないと考えています。そのようなことがありますから、僕は真柏をメインに石に付けているのです
しかし、このように思うのと、実際に実践していくのは結構別物でして、幹の長さや枝の位置、根の太さや量など、実際は思うようにいかないことばかりなのです。そこで、ほとんどの場合、石に合わせた樹形作りをしなければならず、特に幹操作は石付けの命ともいえますので、普通の樹形を作るよりもはるかに創造力が必要となってくるのです
石付けは想像力ではなく創造力が必要なのです

# by haruka000s | 2013-07-02 23:23 | 石付き  

床の間飾り

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こちらの飾りは、展示室内に仮の床の間を設えて床の間飾りをしたものです。展示の内容については、砂を敷き詰めた水盤内に主石を据え、卓と取り合わせて飾り、これが主飾り部分となります


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この石は写真ではわかりにくいですが、海上にぽっかりと浮かぶ島の形を連想させる石で島型石と呼ばれるものです。砂を海に見立てて水盤に据えてあると思ってください


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それに掛け軸が取り合わせてありますが、画題は波に燕となっており、島型の石にあわせて海の景色を表現してあり、作者は竹内栖鳳となっています


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また、左側にはひょろひょろとした草がありますが、これは主飾りに対する「添え」と呼ばれているものになります。この草はどこにでもある雑草の「タデ」で、横に長めの石ですので、縦にグンと伸びた感じのこの草を取り合わせ、席全体のバランスを取っています

主飾り・掛け軸・添えの3点を取り合わせて、景色感を創出したり、季節感を創出したりして表現するのが水石飾りと呼ばれているもので、今回はこの3点を取り合わせて「初夏の海」を表現しています。今は蒸し暑い梅雨ですから、少しでも涼感を出そうと、やや荒めの波が描かれているものを使っています
また、取り合わせてある水盤は青磁釉、添え草の鉢は均釉とそれぞれ涼しい色使いをしているのも夏飾りならではの心遣いになっています
また、これらの取り合わせについては、水石については動きの無い(静)、掛け軸については、飛翔している燕ですので動きのある(動)、添えについては、動きのない野草ですので(静)になり、静+動+静という感じで、飛翔する燕の軸が席全体に動きを与えています

この席をパッと見て、上記のようなことを全て感じてもらえれば最高なのですが、飾った席主の思いを瞬時に理解するのには、相応の鑑識眼や美意識、それなりの知識を持ち合わせていなければなりませんので、実際はほとんどいません。大袈裟に言えば全国で数十人といったところでしょうか

このあたりが水石の奥深さでして、そこまでやるから奥深く楽しめるのだと思う気持ちが半分あり、そこまで奥深く追求せずに楽しんでいれば良いんじゃあないのというのが半分ですね。僕自身は知的好奇心が旺盛なため、ついつい追求してしまいます(笑)

# by haruka000s | 2013-06-26 22:43 | 水石  

水石展終了

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先週末開催されました水石展示会ですが、展示石のレベルはそこそこでしたが、床の間飾りがかなり良かったので、全体としてはまあまあだったかなと思っています

来場者数も例年並みで、遠方より来られた方もまあまあいたりしました。感想としても、まあまあ手応えを感じるものでしたので、そこそこだったかなという感じを受けました。展示内容は、床の間飾りが4席、列席飾りが36席の計40席ですが、普通石・小品石・床の間飾りとバラエティーに富んでいますので、見る方も変化があってそこそこ楽しんでいただけたのではないかと考えています

絶滅危惧の趣味ですから、展示会をいつまで続けられるのか? お客さんは来てくれるのだろうか? とか、毎回心配しているのです。なかなか入会までは結びつきませんが、興味を持って見てくれる人はそこそこいるようです

1枚目の写真は、会場内(展示室)の様子です


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2枚目の写真は、和室の様子です。和室は2室あって、本床と琵琶床の床の間があり、こちらは琵琶床のある部屋になっています

# by haruka000s | 2013-06-19 22:51 | 水石