武士の家計簿
江戸から明治にかけての歴史の細部を描き出した名著
投資に役立たずとも現在の政治経済を見る目がレベルアップする
神は細部に宿るものだから
読者をこれほどにワクワクさせる歴史学者として磯田氏は素晴らしい
彼の本を一気に大人買いしてしまった春山です
マイ・ベスト3は、上段3冊かな
推薦本目次
武士の家計簿
江戸から明治にかけての歴史の細部を描き出した名著
投資に役立たずとも現在の政治経済を見る目がレベルアップする
神は細部に宿るものだから
読者をこれほどにワクワクさせる歴史学者として磯田氏は素晴らしい
彼の本を一気に大人買いしてしまった春山です
マイ・ベスト3は、上段3冊かな
推薦本目次
株式市場は、各国の政治・経済・文化の上で動いている
日本株の投資判断を向上させるためには、第二次世界大戦後の政治・経済・文化の歴史を知ることが、今年を判断する温故知新パワーとなる
大幅に下落した株を最安値で買って悦に入る。
しかし、今が旬のテーマに属する株の方が上昇速度が高く、最安値で買った株はユックリしか上がらず、イライラする
これは良くあることだ
株式投資は、今日から未来に向かって上昇速度が速い株に投資する事が重要だ
最安値で買っても、旬な銘柄よりも上昇速度が遅いなら、その最安値購入は失敗投資と同じなのだ
最良な購入タイミングは、・・・・
1:最安値を通過して最悪フェイズが終了すること
2:先行する今が旬のテーマに属する株の賞味期限が終わりに差し掛かり上昇速度が鈍化する
3:次の投資テーマや次の旬な株として、投資家が、少し前に最安値を終えて上昇トレンドになった「その株」だと思い始める
・・・・という時に買う事だ
または、最安値を過ぎた後に出現する「チャートの買いサイン」点灯後に買う事だ
買いサイン点灯後は、上昇速度が急上昇するからだ
株式投資の失敗で多いのは、もうそろそろ良いだろう、という主観的なタイミング判断による売買だ
こんなに下がったのだから、そろそろ反転上昇するだろう
こんなに出遅れているから、そろそろ追い付くだろう
こんなに上がったのだから、そろそろ下落するだろう
こんなに他銘柄を圧倒するほど上がっているから、そろそろ上がらなくなるだろう
そろそろ景気はピークだろう
そろそろ景気回復が始まるだろう
そろそろ円安/円高に転ずるだろう
例を挙げればきりがないが、何故そろそろという主観が当たらないのか?
その根本原因は、人間は我慢ができない、という人間の特徴だ
自分の我慢の限界を上昇相場/下落相場の長さ・値幅の限界と同一視するという過ちを犯すのだ
換言すれば、相場の持続時間は人間の我慢の限界よりも長いのだ
一方、まだまだで間違う事は稀だ
人間は我慢ができないから、まだまだという領域まで我慢して引っ張れる投資家は少ない
それには鍛錬が必要だし、その領域に達した投資家は中上級者だろう
だから結果的に、「まだまだで失敗しました」という事例は少ないのだ
割高だと思って売却したが、その後も上がりけて悔しい思いをする、良くあることだ
何故、割高なのに下がらないのか?
そもそも株は、安いだけでは下がらない
誰かが売る、普段よりも多くの投資家が売る、現値よりも低い価格まで売り崩す、そういう状況にならないと株価は連続的には下がらない
高いという判断は、計算的な世界の判断だ
しかし、「高いから売る」という行動には、追加の判断が必要なのだ
何かに背中を押されて株を売る、それが売りの行動だ
別の言い方をすれば、株価が高い局面は・・・
第1フェイズ
今の株価を高いと思うが売らないフェイズと
第2フェイズ
今の株価を高いと思うし、今後は下がるだろうから売るフェイズ
・・・・の2つのフェイズがあるのだ
今はどのフェイズにあるのか?
これが株式の売り判断では重要なのだ
では、第1フェイズから第2フェイズに移行するキッカケは何だろう?
それは投資家を「今の株価は高い、そして今後は下がるだろう、だから売ろう」と思わせるインパクトを持ったイベントやニュースの出現だ
今後もイケイケ業績だ、と舞い上がっている投資家の心に冷や水を浴びせるイベントやニュースが出現すると、投資家は一斉に正気に戻り、その瞬間、割高でもOKという態度が、割高だからダメに急変するのだ
どのニュースがそれなのか?
その判断は、毎日の観察の積み重ねで「あれっ!、おやっ!」と感じるものであり、この項目・データとあの項目・データを見ておけばワカリマス、という性質のものではない
なお、長期的に上昇していた株価が反転下落に転ずるには、2つのパターンがある
1:明確な悪材料が出現して、それに呼応して、EPSの下方修正とPERの縮小が同時に起こる。この時、▼20~30%という暴落になることが多い
2:もうひとつは下図に示したように、極端に楽観的になった投資家に買い上げられた株価になると、予想EPSに対する倍率であるPERが維持不可能な割高レベルに達することがある。
短期的なユーフォロアの状況が過ぎた頃に、特段の悪材料がないにもかかわらず、株価の連続的な下落が発生する。この銘柄のファン的な保有者にとっては実に不愉快な株価の下落となる
そして、よくある事だが、次の決算でビジネスの劣化が表面化する
割高だと思って売却し、安いと思う銘柄に乗り換えたが、売った銘柄はその後も上がりけて悔しい思いをする
しかも買った株は上がらずイライラする
安いのに何故上がらないのか?
納得できずに時間だけが過ぎていく
こういう事は良くあることだ
そもそも株は、安いだけでは上がらない
誰かが買う、普段よりも多くの投資家が買う、現値よりも高く価格まで買い進む、そういう投資家が出現しないと株価は連続的には上がらない
安いか高いか、それは計算的な世界の判断だ
しかし、「安いから買う」という行動は、情動的な世界の判断だ
何かに背中を押されて株を買う、それが買いの行動だ
別の言い方をすれば、株価が安い局面は・・・
第1フェイズ
今の株価を安いと思うが買わないフェイズと
第2フェイズ
今の株価を安いと思うし、今後は上がるだろうから買うフェイズ
・・・・の2つのフェイズがあるのだ
今はどのフェイズにあるのか?
この判断が株式投資では重要な判断なのだ
では、第1フェイズから第2フェイズに移行するキッカケは何だろう?
それは投資家を「今の株価は安い、でも今後は上がるだろう、だから、買おう」と思わせるインパクトを持ったイベントやニュースの出現だ
どのニュースがそれなのか?
その判断は、毎日の観察の積み重ねで「あれっ!、おやっ!」と感じるものだ
この項目・データとあの項目・データを見ておけばワカリマス、という性質のものではない
なお、長期低迷していた株価が反転上昇に転ずるときには以下のような事が良く起こっている
業績などのファンダメンタルズが改善を見せた様子はないにも関わらず、株価が上昇を開始し、ジリジリと上がり続けるのだ。
特に循環株と言われる銘柄には、これが多発する