電話の向こうで『あ、ボク、ボク』と声がする。
ついに私にもかかってくるようになったのか。
少し身構えて、だまされたふりをしてやるつもりが、
『ボク、ボク、〇〇〇。なにかあったん?』
仕事が落ち着いたのでスマホを見たら着信履歴があったから、
何かあったのかと思って電話してる、という。
スマホのアドレスブックを確認していただけなのだが、
名前をタップしたら速攻発信するようだ。
こちらも急いで切ったつもりだったのだが、
コールサインは聞こえなくても履歴は残るらしい。
すまんすまん、かくかくしかじか、と告げると、
それならよかった、とやけに大人の対応。
なんかうれしいけど悔しい。
どちらにせよ、老いを感じた次第。
画像は特に関係ないが、プラモ、『紅の豚』。
ファインモールド社製で塗装も頑張った。
今年は、『紅の豚』上映30周年だとかで、
そこかしこで見かけるので、棚から降ろしてみた。
20年以上前に組み立てたにしては、
我ながら満足の出来栄え。
「男のロマン」なんて言葉が、
気恥ずかしくなる程度には私も年齢を重ねてきた、
ということにしておこう。