作業服を着て仕事をする人がペンホルダーにこだわる意義

作業服を着て仕事をするいわゆる「ガテン系」の仕事やサービス系の仕事では、メモを取るときなどペンをすぐ取り出せるよう用意しておくことが欠かせません。私は屋内外で身体を動かす仕事を体験してきましたが、指示を書き留めるためペンを常に作業着のポケットに入れています。

ペンホルダーを使用することもあり、とても重要なツールだと感じています。ここでは、仕事でのペンホルダーの重要性や有効な使い方をご紹介します。

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肉体労働系従事者がメモをとることの困難

身体を動かす仕事では、収納時は作業の妨げにならず、使うときはすぐにペンが取り出せるようにしたいものです。デスクワークの人なら事務用品がそろったデスクで仕事ができますが、立ち仕事をする人は、仕事の道具(はさみ、工具)や他の人の介助などで手がふさがることばしばしばです。

また、歩く登るしゃがむ、腕を上げるなどの動作があります。屋外では天候の影響をうけますし、暗い、狭い、熱い寒いと様々な状況にさらされ、仕事ではその中で筆記具が必要になります。また、軍手やぬれたゴム手袋をはめていて、まずは手袋を外さなければメモがとれないといった面倒な状況も多くあります。

忘れっぽくてもメモを取ることだけは忘れないように頑張る

私は言われたことはメモをとる習慣をとることを職場の先輩から口酸っぱく言われました。極端に忘れやすく不注意も多かったので、他の人がメモをとらない時でも自分だけはメモを取り出します。聞いたことを間違えずメモに書く、メモを失くさない、メモを見返すのを忘れない、メモを読み間違えない、といった様々なハードルがあるものの、最初にペンとメモの用意がなければ始まらないのです。

必要な時、ボールペンがないとパニックになります。そういうことがないように、いつもここにペンを入れるという定位置を決め、ペンが入っていることを確認してから仕事を始めるようにしています。

筆記具を持ち歩くときの困りごと

ボールペンを作業服のポケットに入れた場合、胸ポケットにインクがにじんでしまう危険性があります。ボールペンのインクは洗濯してもなかなか全部きれいには落ちません。ボールペンを持ち歩いているとうっかり服やカーテンなどにぶつかって汚してしまうこともしばしばです。

エプロンのポケットにボールペンを入れていたら、しゃがんだ時に太ももにボールペンの先が刺さったことがあります。痛いですし傷跡がつきます。腰エプロンにボールペンを入れるのは止めて、それからはツールケースのペンホルダーをペンの定位置にしようと心に決めました。

ポケットに仕事道具をいろいろ詰め込んでいると、ポケットの口がだらんと広がりとだらしない感じになってしまいます。あまり膨らむと作業の邪魔になることがあります。私は、お腹のポケットに入れたものの重みで、かがんだ時に作業台の上の商品をつぶしてしまったことがありました。

ノック式のボールペンが勝手にノックしてペン先が出ていて、同じポケットの中のメモ帳に無数の線が入っていたことがありました。重いものを持つこともあるため腰についているポケットに負荷がかかっているのでしょうか、中のボールペンが分解してしまう現象がありました。

これは違う形のボールペンに替えたら解決しましたが、常に使えるボールペンを用意することはなかなか難しいものです。

作業着にペンホルダーがついているタイプの利点

沢山のポケットがある作業着であれば、ペンを収納することを想定したポケットがあったり、メモ帳をいれる定位置のポケットを選ぶことができたりして便利です。ポケットにカバーやチャックが付いている作業服もあります。

すぐには取り出せないので面倒ではありますが、かがんだ時にポケットの中身が落ちないので安心ですし、外からゴミが入らず中の物を守れます。ボールペンの頭がポケットから出ていると、すぐに取り出せる反面、ぶつかって勝手にノックされペン先が出ていることがあります。

ボールペンがないことに気づいて探したら、木の枝に引っかかっていた、ということも。すぐ取り出せるようにひっかけたクリップの出っ張りが歩いているときに近くの枝に引っかかってポケットから抜けてしまったのだと思います。

ポケットがたくさんついている作業着は、胸ポケットがボールペンをいれるのに対応していることが多いです。胸ポケットは便利ですが、インク滲みで服が汚れると目立ちます。そのため、胸ポケットに入れて使用する専用の革製やビニール製ペンケースが売られています。

これならより身体にフィットして見た目にもスマートですね。二の腕にペン専用ポケットがある作業服もあるようで、この位置なら仕事の邪魔になりにくそうです。

ツールケースやポーチを使用することの利点

作業着にペンを入れる場所がないときは、ペンだけを腰のベルトにつけられるペンホルダーがあります。多くは布製や革製です。仕事でペン以外も持ち歩きたいときは、メモ帳、スマホなど様々なものを入れられるツールケースが便利です。

かがむ作業が入るときはおしりの方にポーチを下げ、取り出すときだけベルトを回してポーチを前にもってくることが可能です。私が園芸店で働いたときは園芸ばさみが仕事道具だったので、シザーケースを愛用しました。ポケットが別れていてペンやメモ帳も収納できる多機能なものです。

ジーンズ素材でしたが、先の尖ったハサミを入れるポケットは固い素材で受け止めるように内側が補強されていました。ペン入れ専用に設計されたポケットがあり、必ずボールペンが刺さっている状態にしていました。

ペンと手帳は必ずセットで持ち歩く

仕事以外の時はシステム手帳を持ち歩いていましたが、ペンホルダーつきのシステム手帳を使用していました。手帳とペンが別では、「手帳を取り出す」ことと「ペンを取り出す」という二つの動作が必要になってしまいます。

私の場合バッグの中が乱雑になりがちなので、毎回バッグの中をごそごそと探さなければならず、この問題は切実でした。手帳に書きたいことがあれば忘れないうちにいつでもすぐ取り出したいので、ペンと手帳が離ればなれにならないように、ペンホルダー付き手帳がいいと思いました。

手帳自体にペンホルダーがなくても、後付けのペンホルダーが100円ショップで手に入るようです。スマホ本体に専用タッチペンが格納できる機種や、ペンホルダー付きの手帳型スマホケースも、一緒に使うもの同士を一緒に持て機能的だと思います。

A4サイズの紙を挟んで書き込めるクリップボードにはペンホルダーつきのタイプがあり、仕事ではこれも使えそうですね。

先輩のおすすめのツールを教えてもらおう

作業服を着て仕事をする人といっても多種多様ですが、それぞれに最適なペンホルダーを使って、快適に仕事をしたいものです。自分の使いやすい道具が見つかると仕事が早くできるかもしれませんし、仕事終わりの疲れも少しは違ってくるはずです。

すでにその仕事についている人の持ち物や使い方を参考にして仕事の技を覚えていきましょう。

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