脱仕事人間
20代後半に、
ロジカルになろうと思い立って
グロービスに通いましたw。
当時はまだ規模も小さくて、
クリティカルシンキングのコースは2クラスのみでした(今は10クラスくらい?)。
グロービスの面白いところは、いろんな企業から参加していて横の交流があることです。
授業の後も近所のカレー屋で熱い議論を交わしていました。
せっかく高い金を払って手に入れた武器ですから、
当然仕事に生かそうとしました。
例えば、
ロジックツリー
ピラミッドストラクチャー
MECE(ミッシー)
などなどです。
これらをどんどん提案書に盛り込んでいきました。
ですが全く成果が上がりません。
それよりも頭でっかちな提案が増えて、
相手に全く刺さっていないな、
と感じることが増えてきました。
そこで一度ロジカルを薄めて、
自分で考えたアイデアや直観を重視するようにしたら状況が好転しました。
(ビフォー)
ロジカルになれば、よいアイデアが生まれる?(ロジカル>アイデア)
(アフター)
よいアイデアを、ロジカルに説明する(ロジカル<アイデア)
マーケティングの仕事をしているので、
求められるのはよいアイデアであって、
ロジカルではなかったということです。
今考えればすぐに分かりますが、
当時はロジカル至上主義になっていて
全く気がつきませんでした。。
そしてロジカルというのは学習すれば身につきますが、
よいアイデアというのは学習だけでは生まれないということです。
よいアイデアが生まれるきっかけは、
日常生活だったり、友人との会話だったり、仕事の場に限りません。
そのことに気づいてからは、仕事人間を辞めました。
仕事を軽視するということではなく、仕事以外の時間を充実させるということです。
週末はほぼ寝ていました、という若手の方は参考にしてみてください!
とても不幸な話
「何を言いたいかよく分からないんだけど、、」
と上司に言われたことはありませんか?
そういう時には、
聞き手は話の全体像が見えていないことが多いです。
でも話し手はそう思わず、
言葉の意味が伝わっていないと感じて、
より詳細を説明しようとします。
ますます混迷を極めますw
これは相手が顧客でも同じことが言えると思います。
(話し手)
伝わってないから、より詳しく説明しようとする
小→詳細
(聞き手)
伝わってないから、まずは全体を知りたい
大→小
これは、とても不幸な話ですね。。涙
では話が通じないときに
全体像をうまく説明するにはどうしたらいいのでしょうか?
1.論点を絞って伝える
「判断していただきたいことがありまして、、」
2.話を要約する
「ポイントは3つありまして、、」
3.図に示す、ホワイトボードに書く
といった方法があると思います。
インド人は議論好きで、
どうでもいい詳細な話を
何時間も繰り返し議論しているのですが、
ホワイトボードに全体像を書いたら一発で黙りましたw
これは万国共通の課題かもしれませんね。。
怒りブログ。
概念なのか行動なのか
「マーケティングとは?」「マネジメントとは?」という概念を学ぶことはとても大切だと思いますが、それがいきなり理想になって先行するのは危険だと思います。今の組織だとこれができていない、あれができていない、とできていない点が目に付くようになります。
政治評論家が分かりやすいですね。。「日本はこうあるべき!」「東京はこうあるべき!」と理想を語りますが、じゃあ、お前やってみろよ、と言うと急に黙ってしまいます。それは「行動する」という大事なポイントが抜け落ちてしまっているからです。
ユニクロもソフトバンクもリクルートも概念がすごいので成功したのでしょうか?おそらく行動していく中で自分たち独自の概念をつくり上げたのではないでしょうか。
△概念が先行して行動に移せない(概念ドリブン)
○行動することで新しい概念をつくり上げる(行動ドリブン)
顧客との会話も「御社はこうあるべき」という概念ドリブンの会話になると、相手は気持ち悪さを感じてしまいます。「それはうちに当てはまらないし、、」「それやって競合に勝てるんだっけ?」とむしろ反発されてしまいます。でも逆に「一緒に世の中にない新しい概念をつくりましょう」というとめちゃくちゃ喜ばれます。今度使ってみてくださいw
見立てる力
「コミュニケーション能力」「交渉力」「調整力」、、、
営業に求められる力というのは数多くありますが、一番大事な力は?と聞かれれば、間違いなく「見立てる力」と答えると思います。
「この仕事いつごろできますか?」
「目標CPA○円で配信できますか?」
「こういうことをやりたいのですが実現できますか?」
これらの質問に答えるには、すべて見立てが必要になります。見立てられていない回答(△)と見立てられた回答(○)で比較してみると分かりやすいと思います。
「この仕事いつごろできますか?」
△とりあえず「今日中」と言っておこう
○実際には1日でできてしまう仕事だが、少しバッファーを読んで「2日後」にしよう
「目標CPA○円で配信できますか?」
△顧客が言うことは絶対だし案件がほしいから「できます」と言っておこう
○このLPだとCPA○円くらいになりそうだな。少し無理があるので、期待値を調整しておこう
「こういうことは実現可能ですか?」
△全く検討もつかないので「社に帰って確認します」と言っておこう
○システム的には実現可能なので「できる」と言っておいて、確認すべきポイントを社に帰って確認しよう
見立て力がついてくると、回答が的確になり、圧倒的に顧客の信頼を得ることができます。逆にできていないと、ただの御用聞きに陥っているのが分かると思います。私自身も現場にいたときは「見立てがない」「見立てが甘い」と何度も指摘されました。ただ途中で、見立てというのは、目標でもなく顧客からの期待値でもなく、自分自身の経験や直観から話せばいいんだ、ということに気づきました。一朝一夕につく能力ではないですが、普段から意識的に行動することで鍛えることはできると思います。
キーとなるアクション
締め切り直前まで、なかなか動き出さなくてアウトプットが微妙な人がいますが、よくよく聞くとアクションがうまく切り分けられていないのではないか?と感じることがあります。
例えば「アポを設定する」というアクションもいくつかに分けることができます。
1.アポの目的を明確にする
2.日程を調整する
3.場所を確保する
4.カレンダーに登録する
たぶん、一番時間がかかりそうなのが2.でしょう。2.を先に決めることで、他の1.3.4.はスムーズに決まっていくと思います。2.をさらに分解すると下記になります。
1.参加者の中で一番忙しい人の都合(日程)を2,3聞く
2.他の人の日程を確認する
全員に同時に都合を聞くと、スピードが確実に落ちます。1.の一番忙しい人の都合をキーにすれば、すんなりと予定が固まります。
アクションには、必ずキーとなるアクションが含まれます。そこを最初に押さえられるかが肝だと思います。
久しぶりにブログ書いてみた
どっかのインターン生がブログ始めました、と書いているのをみて
久しぶりにアメブロ開いてみた。。
怒りブログとか今見たら、パワハラで訴えられそうなブログの名前だなーw
しかもそんなに怒っていない。。怒るってパワーが必要なんだろうな。
アンガーマネジメント
謹賀新年
2016年はインドから日本に帰任して、浦島太郎状態から体と頭を戻す年でした。2016年は、待ちでなく積極的にチャレンジして新たなマーケットを開拓したいと思います!