2005年11月から続いた情報システムを巡るトラブルで信用を大きく損なった東京証券取引所。その東証によるシステム再構築プロジェクトがこの1月、2009年後半の稼働を目指して本格的にスタートする。開発ベンダーの選定にあたって、東証は初の国際入札を実施。18グループに及ぶ世界の有力ベンダーから富士通を選定した。そこに至る真相を、日経コンピュータ編集部が集中連載の形で詳報していく。

【真相1】18グループから勝ち残った富士通 
【真相2】西室 東証社長兼会長 インタビュー 
【真相3】東証システム、10ミリ秒への挑戦 
【真相4】東証システム、99.999%への挑戦 
【真相5】東証システム、6億件処理への挑戦 
【真相6】丸投げ体質からの脱却を目指す 
【真相7】開発の舞台裏、黒子に徹したNTTデータ 
【真相8】プロジェクトの実像、覚悟を決めた富士通