近藤邦昭のインターネット奮闘日記

 みなさん,はじめまして。近藤 邦昭と申します。この「インターネット奮闘日記」は,インターネットを運用し,支えていくという立場から,さまざまな意見や報告をつらつらと書いていくコラムです。

 ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが,私は2007年8月まで,日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG:ジャノグ)の会長を努めさせていただいていました。 このコラムは,そこでの体験をお話する「JANOG奮闘日記」としてスタートしました。

 もちろん,JANOG会長を退いた後も,JANOGやJPNICをはじめとするインターネットを支える活動は続けていきます。そこで,タイトルを「インターネット奮闘日記」にリニューアルし,引き続き記事をアップしていきます。

 これまで同様,個人的な視点ではありますが,インターネットという巨大なネットワークを運用する立場から,日々感じたことを書いていくつもりです。どうぞよろしくお付き合い下さい。

コストと技術に無理をしない──高知市のユビキタスプロジェクト 
高価なルーターはもういらない──ソフトウエアルーター「Vyatta」に期待 
仮想化されたネットワークの運用は難しい──JANOG25で感じたクラウドの“実際” 
音声とネットワークで医療現場を大改革 
応募者殺到!大波乱で始まったJANOG24 
注目のクラウド・サービスと仮想化技術の本質に迫る 
「本気」になってきた!IPv4枯渇対策議論──「JANOG23 in 高知」 
Tokyo6to4.net計画 
海外からも続々参加!「JANOG22 in 東京」 
IPv4枯渇問題で注目されている「キャリアグレードNAT」とは? 
「JANOG21 in 熊本」に参加してきました 
「Tokyo Peering Forum 2007」参加レポート 

「JANOG奮闘日記」の記事
IPv4消費動向を検証する 
経路爆発が起こるとなぜ困るのか? 
AS番号が足りなくなる!? 
JANOGのしくみ 
DNS Ampの脅威 
JANOG18裏日記 
「インターネットただ乗り論」が起こるわけ 
JANOG創設秘話 
Winnyとインターネット 
ジャノグって何? 

近藤 邦昭(こんどう くにあき)
1970年北海道生まれ。神奈川工科大学・情報工学科修了。1992年に某ソフトハウスに入社。主に通信系ソフトウエアの設計・開発に従事。1995年,株式会社ドリーム・トレイン・インターネットに入社し,バックボーン・ネットワークの設計を行う。1997年,株式会社インターネットイニシアティブに入社,BGP4の監視・運用ツールの作成,新規プロトコル開発を行う。2002年,株式会社インテック・ネットコアに入社。2000年12月から2007年8月まで日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)の会長を務める。2006年に独立し,現在は,まほろば工房(http://www.ate-mahoroba.jp/)の代表取締役社長。2007年4月よりサイバー大学准教授も務める。