河島英五

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河島 英五
生誕 (1952-04-23) 1952年4月23日
出身地 日本の旗 日本 大阪府東大阪市
死没 (2001-04-16) 2001年4月16日(48歳没)
学歴 大阪府立花園高等学校卒業
ジャンル フォークソング
歌謡曲
職業 歌手俳優
活動期間 1971年 - 2001年
レーベル イエロー・ストーン・レコード→PEP MUSIC SERVICE→エレクトラ・レコード/京都レコードガリーバーレコード/インタースペースキョートレコードCBS・ソニー/Sony RecordsWea Japan/ワーナーミュージック・ジャパン

河島 英五(かわしま えいご、1952年昭和27年)4月23日 - 2001年平成13年)4月16日)は、日本シンガーソングライター俳優

人物[編集]

大阪府東大阪市出身。大阪府立花園高等学校卒業。

晩年は、大阪府四條畷市に居住した。

身長は182cm、血液型はB型

男の強さや哀しさ、優しさ、父親としての心情を唱いあげた数々の曲は、時代を越えて男性の共感を呼び、歌い継がれている。

若い頃にギターを持って世界を放浪し、庶民の暮らしに触れ、音楽を通して共に喜怒哀楽を共有し合った経験が、河島の音楽の礎を築いている。

内外のミュージシャンが驚くほどパワフルな音量と大声で歌い上げる姿と、「男らしさ」にこだわった歌詞が特徴。

コンサート活動は、大都市だけでなく山間部や僻地でも行い、音楽を通じてファンと交流することに主眼を置いた。

家族・親族[編集]

長女は、タレントの河島あみる。次女は、音楽ユニット「アナム&マキ」のメンバー・河島亜奈睦。長男は、歌手の河島翔馬。

来歴[編集]

1969年、高校在学中にフォークソングを始める[1]。高校卒業後「ホモ・サピエンス」というグループで活動[1]。京都の自主レーベル京都レコードからデビュー。支離滅裂派フォークとして、あのねのねらと活動を共にした[1]。デビュー当時は、その風貌とボーカルスタイルから"吉田拓郎の再来"などと騒がれた[1][2]

1973年、グループ解散後ソロ活動開始。

1975年4月、「河島英五とホモ・サピエンス」でメジャー・デビュー[1]

1976年6月、「酒と泪と男と女」でソロ活動を開始する。

代表曲は「酒と泪と男と女」(作詞・作曲:河島英五、編曲:宮本光雄)。この曲は河島が19才の時、彼の叔父の姿を見て作ったものである。萩原健一がカバーし、テレビの歌番組などで歌っていたが、同じ頃、河島の歌唱版が京都伏見清酒メーカー・黄桜酒造(現:黄桜)のCMソングとして使われるようになると全国的なヒットとなり、河島の名も全国的に知られるようになった。

その他の代表曲は「野風増」(橋幸夫らと競作)、「時代おくれ」、「生きてりゃいいさ」(加藤登紀子に書き下ろした楽曲、河島もシングルで発売)など多数。

「時代おくれ」は、現在も多くの親父世代にカラオケで歌われており、志村けん松本人志朝青龍山本浩二久保竜彦らも愛唱歌としている。

また、ボリビアを代表するフォルクローレグループの「ロス・カルカス」(Los Kjarkas)のオリジナル曲「Llorando se fue(ジョランド・セ・フエ:泣きながら去った、日本語題:『泣きながら』)」を無断盗用してフランスの「カオマ」(Kaoma) がダンスナンバーにアレンジした“ランバダ(Lambada)”をヒットさせる(1989年。オリコン最高位12位)以前から、『花の種がはじけるように』というタイトルでアンデスを舞台にした哀調の日本語ナンバーに仕上げてレパートリーとしていた。

1980年代、ケニアの首都ナイロビにある「グリーンバー」という酒場のジュークボックスには「酒と泪と男と女」のレコードがあり、日本人客が来ると現地の娼婦などがこの曲をよくかけていた。当時、旅行者の間では、河島がグリーンバーに立ち寄った際、「俺は日本の歌手だ」と言っても誰も信じてくれなかったために自分のレコードを置いていったとされる逸話が伝わっていた。

1987年、NHK「北陸東海」(中部7県で放送)の「英五のろまんちすと紀行」に旅人として出演し、中部7県(愛知県岐阜県三重県静岡県富山県石川県福井県)各地を訪れた。河島は番組のテーマソング「ろまんちすと」を1987年9月21日に発売している。

時代おくれ」で、『第42回NHK紅白歌合戦』(1991年)初出場歌手として選出された。当日は第1部の白組トリで、ピアノの弾き語りで披露した。

阪神・淡路大震災の被災者を励ますために、友人の桂南光らと毎年神戸でチャリティコンサート「復興の詩」を開いていた。逝去した2001年開催のコンサートでは、河島の3人の子供たちと桂南光が、遺作『旧友再会』を観客と共に歌った。

長女・河島あみるの結婚式に参列後の2001年4月16日肝臓疾患のため急逝。48歳没。亡くなる2日前にライブを行ったのが最後の仕事だった。亡くなる前日に体調が悪化、病院に運ばれるも既に手遅れの状態で、家族に看取られ息を引き取った。

告別式終了後の出棺の際、棺の上に遺影が置かれ、参列者から口々に「英五」の連呼が起こった。ヒット曲「野風増」の歌詞には息子が20歳になれば2人で酒を呑みたいという歌詞があったが、河島自身は歌詞通り息子・翔馬と杯を交わすことは叶わなかった。

第52回NHK紅白歌合戦』(2001年)では友人の堀内孝雄が河島の歌唱映像をバックに涙ながらに「酒と泪と男と女」を歌唱した。

河島の墓は奈良市十輪院に建てられている。

河島の命日となった4月16日は彼が好きな花の「桜」と歌詞によく使っていた「風」の文字を採り『桜風忌』と呼ばれている。

河島英五とホモ・サピエンス[編集]

メンバー

  • 河島英五
  • 新井基浩
  • 木下景弘
  • 河島哲

1976年9月に解散

ディスコグラフィ[編集]

シングル[編集]

ホモ・サピエンス[編集]

発売日 規格 規格品番 タイトル
イエロー・ストーン・レコード
1973年 EP YSR-3001 A 気狂いバンドを見捨てないで(クレイジー・バンド~冷たくしないで)
B てんびんばかり
PEP MUSIC SERVICE
1974年 EP KL-2 A1 何かいいことないかな
A2 流れる雲
B1 雨ふり
B2 さよなら

河島英五とホモ・サピエンス[編集]

発売日 規格 規格品番 タイトル
ワーナーパイオニア/エレクトラ・レコード
1975年4月25日 EP L-1239E A 何かいいことないかな
B 涙の中に幸せを涙とともにほほえみを
1975年11月25日 EP L-1283E A てんびんばかり
B 酒と泪と男と女
1976年10月25日 EP L-11E A 孤独の叫び
B 君はどうだい

ソロ[編集]

発売日 規格 規格品番 タイトル
1976年6月25日 EP L-120E A 酒と泪と男と女
B てんびんばかり
1977年8月25日 EP L-161E A 約束
B 運命
1978年9月25日 EP L-242E A 殉愛
B 狼のひとりごと
1979年3月25日 EP L-266E A どんまいどんまい
B いくつかの場面
1979年7月25日 EP L-299E A 風になれ
B 夕陽の摩天楼
1979年11月10日 12"EP L-3503E A 酒と泪と男と女
B てんびんばかり
自主制作
1980年7月25日 EP A 十二月の風に吹かれて
B モサクどんの運動会
1980年 EP A 祖父の島[注釈 1]
B やさしい気もちが一番さ[注釈 1]
SMS Records
1980年5月25日 EP SR06-5 A 旅のわすれもの
B 生きてりゃいいさ
1981年3月5日 EP SR07-7 A 竜馬のように[注釈 2]
B バザール
1981年6月21日 EP SR07-9 A 酒と泪と男と女
B 仁醒(一枚の絵)
1982年1月21日 EP SR07-13 A 父親(あしたへ)[注釈 3]
B 何かいいことないかな[注釈 4]
1983年4月21日 EP SR07-14 A どんまいどんまい
B コーナーカーブは青春の賭けさ
1984年12月5日 EP SR07-15 A 野風増~お前が20才になったら
B 酒と泪と男と女
CBS/SONY RECORDS
1986年4月21日 EP 07SH-1761 A 時代おくれ[注釈 5]
B 黄金時代
1986年8月27日 EP 07SH-1804 A 時代おくれ
B 人生[注釈 6]
1987年9月21日 EP 07SH-1978 A ろまんちすと[注釈 7]
B ながいながいお話をみじかいみじかい一言で
ALTY
1987年12月16日 EP AY07-79 A 酒と泪と男と女
B 野風増~お前が20才になったら
CBS/SONY RECORDS
1988年7月1日 8cmCD 15EH-8026 1 酒と泪と男と女
2 どんまいどんまい
3 野風増
4 時代おくれ
5 ろまんちすと
1988年12月21日 EP XDSH-93200 1 生まれる前から好きやった
8cmCD 10EH-3151 2 いのちの旅人たち
1989年6月21日 EP XDSH-93214 1 地団駄[注釈 8]
8cmCD 10EH-3279 2 生まれる前から好きやった
1991年2月21日 8cmCD CSDL-3226 1 だれかが風の中で[注釈 9]
2 伝言[注釈 10]
Sony Records
1991年7月25日 8cmCD SRDL-3321 1 酒と泪と男と女
2 いくつかの場面
8cmCD SRDL-3322 1 てんびんばかり~世紀末バージョン
2 てんびんばかり~世紀末バージョン(カラオケ)
1991年9月21日 8cmCD SRDL-3363 1 時代おくれ
2 自分のことをどのくらい知ってますか
1992年12月12日 8cmCD SRDL-3598 1 ほろ酔いで[注釈 11]
2 旅的途上
1993年7月21日 8cmCD SRDL-3686 1 のんべ
2 オオカミ[注釈 12]
1993年10月1日 8cmCD SRDL-3718 1 酒と泪と男と女
2 時代おくれ
3 いくつかの場面
1995年11月1日 8cmCD SRDL-4118 1 魔法の絵の具[注釈 13]
2 行かないでくれ[注釈 14]
1996年7月1日 8cmCD SRDL-4221 1 旅的途上
2 ブーツに履きかえて
1997年10月22日 8cmCD SRDL-4423 1 晩秋[注釈 15][注釈 16]
2 悲しい愚か者の詩
1998年5月21日 8cmCD SRDL-4508 1 元気だしてゆこう[注釈 17]
2 いつまでも
wea japan / WARNER MUSIC JAPAN
2001年6月27日 CD WPC7-10112 1 旧友再会[注釈 18]
2

アルバム[編集]

オリジナル・アルバム[編集]

1. 人類(1975年:L-6101E)(1991/06/15:SRCL-1845再発盤)「河島英五とホモ・サピエンス」名義

曲目 - 何かいいことないかな / ひとりごと / てんびんばかり / バイ・バイ・バイ / うたたね / かけがえのない人 / 酒と泪と男と女 / さよなら

2. 運命(1976年:L-8084E)(1991/06/15:SRCL-1846再発盤)「河島英五とホモ・サピエンス」名義

曲目 - 展望台から / アンクル・ハンバーガー / 地球のどこかのかたすみで / あきらめ顔は早すぎる / 夕焼け空の彼方 / 大福餅 / 許しておくれ / 何人もの人達と / 100年たったら / 運命

3. 信望(1977年:L-10085E)(1991/06/15:SRCL-1847再発盤)

曲目 - 酒と泪と男と女 / 男づきあい / 誕生日を前にして / 孤独の叫び / タンバリンをたたいておくれ / 約束 / 木枯らしの街 / 回送電車 /君はどうだい / 人間の祖先

4. 仁醒(1978年:L-10135E)

曲目 - 出発 / 石仏 / 狼のひとりごと / 旅立つお前に / 男(男の子守唄) / どんまいどんまい / 殉愛 / 二月の午後 仁醒(一枚の絵)

5. 河島英五作品集(1979年:L-10146E)

曲目 - 泣きぬれてひとり旅 / どんまいどんまい / 訪ねてもいいかい / あまぐも / 生きてりゃいいさ / 酔い語り / 酒と泪と男と女 / 青春旅情 / いくつかの場面

6. ホモ・サピエンス門外不出(1980年:SR22-5002)

曲目 - 何かいいことないかな / 若者 / なるにまかせるさ / 青年 / よぼよぼじいさん / 酒と泪と男と女 / 流れる雲 / 店じまい / さよなら

7. 文明 I(1980年:SR28-5004)

曲目 - ノウダラ峠 / ノウダラの女 / デラシネ酒場 / バザール / 旅からの便り / 水瓶の唄 / ゴルゴダの丘 / 風の唄 / 今宵今夜は(マチュピチュの遺跡にて)

8. 文明 II(1980年:SR28-5005)

曲目 - 箱入り息子 / 二十七才 / 子供ならもっと、高い山に登りたがるはずさ / 友よ語ろう / 仮面をはずせ / 抵抗 / 十二月の風に吹かれて / エンジンを止めてくれ

9. 文明 III(1980年:SR28-5006)

曲目 - 祖父の島 / 風は東へ /夕日を食べたふたり / ベナレスの車引き / 心から心へ

10. 発汗(1985年:<制作:河島英五を熱烈に支援する会 発売:㈱音楽センター>)「河島英五&ザ・ランニング・スウェット」名義

曲目 - 錆びたナイフ / KAZE / 都会 / 通り雨 / 旅愁 / 酔いどれ男のLet it be / 腐敗 / いつか戦争が

11. 時代おくれ(1986/04/21:32DH-396)

曲目 - 黄金時代 / ありったけのRHAPSODY / 淋しい魚 / 少女たちよ / トーキョーホームシックブルース / アパート / レイコの店で / 時代おくれ

12. ろまんちすと(1987/10/01:32DH-779)

曲目 - ながいながいお話をみじかいみじかい一言で / 湾岸ハイウェイブルース / 何処へ / 二人だけのパーティ / 宴のあとで / ろまんちすと / 初冬 / オリオン座の詩 / 夢見ることはあっても

13. 季節(1988/12/21:32DH-5184/1989/09/15:32DH-5317)

曲目 - 生まれる前から好きやった / 自分のことをどのくらい知ってますか / 忘れもの / 街のジプシー(1989年のCD版では「オリオン座の詩」に差し替え) / 季節 / 地団駄 / Bye Byeメランコリー 主役 / いのちの旅人たち

14. いくつかの場面(1991/02/21:CSCL-1632)

曲目 - アメリカを愛した女 / けだもののように魚のように / ずぶぬれのジャンパー / 遠い記憶 / だれかが風の中で / いくつかの場面 / 鞭打たれし者よ / 崩れた壁 / 生きる / 伝言

15. ほろ酔いで(1993/04/21:SRCL-2607)

曲目 - 酔っぱらったよ / 無口 / ほろ酔いで / 伝達 / 一徹者 / 欲望河 / のんべ / 酒と泪と男と女 / 夢の森の中で君と / いくつかの場面

ベスト・アルバム[編集]

  1. EIGO SPECIAL(1979年: L-11012E)
  2. トップシングル・コレクション(1983年:SR34-5018/9)2枚組
  3. 河島英五の世界(1985/05/21:SR28-5020)
  4. ベスト・セレクション(1986/11/21:32DH-573)
  5. 1975〜1986(1987/11/01:32DH-780)
  6. 「文明」ベスト&名作集(1987/12/16・BY32-44)※12.のベスト・アルバムとは曲目が異なる。
  7. SCENE OF 38(1989/10/21:CSCL-1010/2)3枚組
  8. 心の祭りの歌 〜阿久悠作品集〜 / 時代おくれ(1991/09/21:SRCL-2168)
  9. アコースティックベストセレクション(1992/02/01:SRCL-2292)
  10. 自選集(1993/10/21:SRCL-2769)
  11. ボーカル&カラオケ・ベスト5(1994/09/21:SRCL-2975)
  12. 「文明」ベスト&名作集(1994/11/21:APCA-3021)※6.のベスト・アルバムとは曲目が異なる。
  13. 自選集II 〜カヌーにのって〜(1995/12/13:SRCL-3341)
  14. 大全集Vol.1〜ホモサピエンス〜(1997/05/21:TKCA-71151)2枚組
  15. 大全集Vol.2〜殉愛〜(1997/09/03:TKCA-71183)2枚組
  16. 全曲集’98(1997/12/12:SRCL-4067)
  17. ベスト・コレクション(1997/12/16:APCA-1066)
  18. 大全集Vol.3〜心から心へ〜(1998/02/25:TKCA-71319)2枚組
  19. コレクション 酒と泪と男と女(キングCD文庫)(1999/11/26:KICX-7084)
  20. ベスト撰集(2000/12/21:EWCC-86015:アイネットワーク)
  21. 河島英五とホモ・サピエンス ベスト撰集(2001/1/24:EWCC-86020:アイネットワーク)
  22. DREAM PRICE 1000(2001/10/11:MHCL-30)
  23. メモリアル(2002/04/24:WPC7-10140/1)2枚組
  24. GOLDEN☆BEST 河島英五 SINGLES(2002/11/20:MHCL-187/8)
  25. History 〜天夢〜(2003/04/23:WPC7-10176/81)6枚組
  26. スーパーベスト(2006/01/16:ASB-1032:エーアールシー)
  27. 999 Best 河島英五(2006/10/18:MHCL-897)
  28. ベストセレクション&ベストライブ「生きてりゃいいさ」(2006/11/22:UICZ-4163)
  29. スーパー・ベスト(2007/11/20:DQCL-1153)
  30. ベスト&ベスト(2008/07/02:PBB-27:ケイエスクリエイト)
  31. GOLDEN☆BEST 河島英五 ヒット全曲集(2009/04/08:MHCL-1458/2009/08/19(Blu-spec CD2):MHCL-20066)
  32. セルフ・アンド・カバー(2010/05/19:MHCL-1750/1)2枚組
  33. 未発表録音集(2011/05/04:MHCL-1895/6)2枚組
  34. 旧友再会〜ベスト オブ 河島英五〜(2011/05/25:WPCL-10959)
  35. ベスト・ヒット(2012/09/01:DQCL-2104)
  36. スーパー・ヒット(2012/09/01:DQCL-6004)
  37. セルフ・アンド・カバー2016 ~生きてりゃいいさ~ with 河島亜奈睦(2016/04/13:MHCL-30370/1)2枚組

ライブ・アルバム[編集]

  1. LIVE てんびんばかり(1977年:L-8539/40E/SLR-5000/1) - ホモ・サピエンスのメンバーが参加。
  2. LAST LIVE〜今日は本当にありがとう〜(2001/06/27:WPC7-10110/1)

あのねのねプラス1(河島英五)[編集]

  • 青春旅情/泣かないで(あのねのね)(1975年)L-1260E

加藤登紀子・河島英五[編集]

  • 燃えろジングルベル/酔えば(加藤登紀子)(1979年9月3日)DKQ-1066
  • 燃えろジングルベル/石仏(河島英五)(1979年10月25日)L-317E
  • 生きてりゃいいさ(加藤登紀子・河島英五)(2006年11月6日)PROA-58(制作:ユニバーサルミュージック/発売元:株式会社ランブルフィッシュ)


タイアップ等[編集]

生産番号 発売年 曲名 作品
L-120E 1976年 酒と泪と男と女 清酒「黄桜」CMソング
L-120E 1976年 てんびんばかり TBS系ドラマ『3年B組金八先生』第1シリーズ第1話挿入歌
L-242E 1978年 殉愛 NTV系ドラマ『殉愛 ひとすじの恋』主題歌
L-299E 1979年 風になれ 東宝映画『トラブルマン 笑うと殺すゾ』主題歌
L-299E 1979年 夕陽の摩天楼 東宝映画『トラブルマン 笑うと殺すゾ』挿入歌
SR06-5 1980年 旅のわすれもの NHK銀河テレビ小説『御堂筋の春』主題歌
SR07-7 1981年 竜馬のように サッポロビール「ビン生」CMソング
SR07-13 1982年 父親(あしたへ) 週刊就職情報」CMソング
07SH-1804 1986年 時代おくれ 白鶴「生酒」CMソング
07SH-1804 1986年 人生 TBS系花王愛の劇場母さん、家においでよ』主題歌
07SH-1978 1987年 ろまんちすと 国際証券(現:三菱UFJモルガン・スタンレー証券) 企業イメージソング
アルバム
「季節」
1988年 Bye Bye メランコリー 味覚糖「ピアネージュ」CMソング
CSDL-3226 1990年 だれかが風の中で TBS系時代劇『木枯し紋次郎』主題歌
CSDL-3226 1990年 伝言 ANB系時代劇『戦国乱世の暴れん坊 齋藤道三 怒涛の天下取り』主題歌
SRDL-3598 1992年 ほろ酔いで 沢の鶴「本醸造辛口」CMソング
SRDL-3686 1993年 オオカミ アートネイチャーCMソング
SRDL-4118 1995年 行かないでくれ TX系『徳光和夫の情報スピリッツ』エンディングテーマ
SRDL-4423 1997年 晩秋 MBS系ドラマ30命燃えて』主題歌
沢の鶴「実楽」CMソング
SRDL-4508 1998年 元気だしてゆこう NHK時代劇『物書同心いねむり紋蔵』主題歌
1999年 のれそれ中里 中里城趾イメージソング
非売品 海のように輝け 大分県南海部郡蒲江町イメージソング
アルバム
「旧友再会」
元気ですか 東北電力CMソング
SRDL-4221
非売品
1996年 旅的途上 濵田酒造/本格焼酎「隠し蔵」CMソング
生きてりゃいいさ 教育映画『まじめで悪いか!』(1999年)挿入歌
東映映画『ありがとう』(2006年)主題歌
1999年 あなたに ありがとう 河島から作詞の子守康範MBSラジオ朝からてんコモリ!』パーソナリティ)へプレゼントされた未発表曲
曲がついているのは家族も知らなかったが歌詞は偶然にも墓標に刻まれている。[3]

他アーティストへの提供曲[編集]

NHK紅白歌合戦出場歴[編集]

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手
1991年(平成3年)/第42回 時代おくれ 10/28 都はるみ
注意点
  • 出演順は「出演順/出場者数」で表す。

俳優としての活動[編集]

他、ゲスト(友情)出演、レポーターなど多数

関連人物[編集]

かつては、河島がバックバンドのメンバーで、全国ツアーの最中に河島が作詞・作曲した「青春旅情」を歌った(後に河島自身もセルフカバー)。
  • あらい舞(京都のシンガーソングライター)
ライブツアーでは、バックでピアノを弾いていた。
双方の家族を含め、プライベートでの付き合いが多かった。2人でカラオケに行った際に、南光が唄った時の方が河島よりも点数が高く、何度唄い直しても南光の点数を上回れなかった為、河島が激怒したと言うエピソードがある。
河島が作詞・作曲した『いくつかの場面』を歌唱。沢田本人のアルバムのタイトルにもなった。後に河島も『いくつかの場面』を自身のアルバムに収録。
ニッポン放送で放送されている「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」で「酒と泪と男と女」を熱唱した。
叫ぶ詩人の会がデビュー前、河島に一緒にコンサートをやってほしいと手紙を送ったところ、河島は自分のファンを引き連れて大阪から東京までギター一本ひっさげてやって来たという逸話がある。叫ぶ詩人の会の代表曲「ぎっこんばったん」は河島の「てんびんばかり」のアンサーソングである。
神戸のチャリティコンサートに出演を応募したのをきっかけに、河島が師弟同然のように目を掛けていた。
生前から親友として知られる。河島が死去した2001年の『第52回NHK紅白歌合戦』に出演時、冒頭で客席にいた河島の子息から「堀内さん、ありがとう!」の大声が上がると、堀内は男泣きを堪えきれず「もう何も言うまい。さらば…英五」等と言った直後、河島の代表曲「酒と泪と男と女」を涙ながらに熱唱。歌唱後堀内は「英五、有難うー!」と絶叫した。バックのモニターには生前の河島の姿が映し出され、堀内が1番を歌い、2番は河島の歌う映像からの音声が流れた。サビの部分では堀内が河島の歌声にハモる形になり「天国との共演」とも言われていた。
河島あみるの結婚式に堀がアオザイの衣装で出席したことが縁で作られた河島最後の作詞(あみるの作曲)である「ピンクのアオザイの裾を夜風にあそばせ」を歌った。
河島のファン。南井が出演したテレビ番組(「フロンティア」)に河島は中継で出演し「時代おくれ」を歌った。
河島が敬愛[4]、作詞・作曲した『地団駄』のモデルとなった。
河島が作詞・作曲した「生まれる前から好きやった」を歌った。河島はかつて、やしきのバックバンドでギターを担当していた。
  • 角淳一(元毎日放送アナウンサー)
番組でたびたび共演。2014年5月、「水野真紀の魔法のレストラン」に出演し思い出を語った。

河島英五音楽賞[編集]

河島の死去から5年8カ月後の2006年12月4日、亡くなるまでの6年間を過ごした大阪府四條畷市などが河島の遺志を受け継ぎ、優秀なミュージシャンを発掘しようという『河島英五音楽賞』を創設した[5]。友人だった桂南光、遺族の河島あみる、河島翔馬が同日、四條畷市内で会見を行った。年に一度、未発表の楽曲を日本国内外から募集し、最優秀1点(賞金50万円)、入選2点が選ばれる。2007年から、毎年5月中旬に、受賞者のお披露目を兼ねた「河島英五記念ライブ〜元気だしてゆこう〜」が行われる。

最優秀作品[編集]

第1回(2007年)
第2回(2008年)
  • 勝詩「feel(フィール)」
第3回(2009年)
第4回(2010年)
第5回(2011年)

入選作品 [編集]

第1回(2007年)
第2回(2008年)
第3回(2009年)
第4回(2010年)
第5回(2011年)

記念ライブの会場[編集]

関連項目[編集]

  • 濵田酒造(河島が同社の麦焼酎「隠し蔵」を愛飲していた縁で、ラジオCMで彼の曲をBGMとして採用していた)
  • 東北電力(「元気ですか(「旧友再会~ベスト オブ 河島英五~」に収録)」を企業CMのイメージソングとして使用している)
  • 誰も知らない泣ける歌日本テレビ系。当番組最終回に彼の遺作旧友再会を彼の歌声と長男・翔馬、長女・あみるがコラボして、番組の最終曲として歌われた)
  • 御杖村立御杖小学校 - 校歌を作詞・作曲[6]
  • 桃谷駅 - 付近でライブハウスBeeHouse(現在は居酒屋・カラオケ 乾杯)を経営していた縁で、駅メロに「酒と泪と男と女」が採用されている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 1980年7月20日沖縄オールナイトLIVE。
  2. ^ サッポロビール「ビン生」CFイメージソング。
  3. ^ 週刊就職情報CFイメージソング。
  4. ^ 81年10月20日大阪厚生年金会館ライブ。
  5. ^ ハクツル生酒CFイメージ・ソング。
  6. ^ TBS系テレビ愛の劇場「母さん家においでよ」主題歌。
  7. ^ 国際證券企業イメージソング。
  8. ^ 村田兆治をモデルにした曲。
  9. ^ TBS系時代劇「木枯し紋次郎」主題歌。
  10. ^ ANB系時代劇「斉藤道三」主題歌。
  11. ^ 沢の鶴酒造本醸造「辛口」CFイメージソング。
  12. ^ アートネイチャー CFイメージソング。
  13. ^ NHK「みんなのうた
  14. ^ TX系「徳光和夫の情報スピリッツ」エンディングテーマ。
  15. ^ TBS系テレビドラマ「命燃えて」主題歌。
  16. ^ 神戸・沢の鶴「実楽」TVCFイメージソング。
  17. ^ NHK時代劇「物書同心いねむり紋蔵」主題歌。
  18. ^ 音楽葬で大合唱が起きた幻の新曲「旧友再会」をシングル化。亡くなる2日前に録音された英五の歌に次女アナムのユニットをコラボレートさせたもので、長女あみるも参加している。
  19. ^ 前編に当たる前年放映の『まんが道』では渡辺寛二が寺田役を演じており、シリーズの寺田役としては2代目。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 田家秀樹・大越正実・藤井徹貫・前田祥丈・下村誠共著『日本のベストアルバム』シンコー・ミュージック、1992年、91頁。
  2. ^ 『一九七〇音楽人百科』 学習研究社、1994年、157頁。
  3. ^ 2011年6月14日ラジオ番組子守康範 朝からてんコモリ!今日の特集にて放送された
  4. ^ 河島英五 『ほろ酔いで夢みれば』 栄光出版社、1984年、15頁。
  5. ^ 河島英五音楽賞
  6. ^ 学校紹介”. 御杖小学校. 2017年11月11日閲覧。

外部リンク[編集]