発熱

4月20日、何度目かの抗ガン剤投与。
いつも通りこれと言った副作用もなく、と思ったのも束の間、23日土曜から微熱が出て日曜日は1日横になって過ごす。
月曜の朝、熱が下がったので出社。が、これがまずかったのか帰宅して測ると38度。
そして25日朝には下がるどころか39度超え。即病院へ。案の定そのまま入院(ー ー;)
3日間の点滴、安静でようやく落ち着き本日退院。
脱毛以外、目立った変化が無いように見えても、やはり普通の体ではなくなっていることを痛感。せっかく戻り始めた体重も一気に逆戻り。この連休は筋トレに勤しむことにしよう。

淡々と

2016年最初の投稿。

その後の経過だけを列挙します。

 

◯1月18日

年明け最初の通院。

年末まで受けていた陽子線治療の結果というか経過を聞く。

ピンポイントで照射したリンパ節のがんは半分ほどに縮小。効果があった模様。

が、肝臓に6~7ミリ大の新たな転移が見つかる。

 

◯1月22日

陽子線治療の結果を持って主治医の方で診察を受ける。

次回CT検査。

 

◯1月25日

CT検査。結果は明後日。

 

◯1月27日

検査結果。陽子線治療センターでのと同じく肝転移という診断。手術はできないので化学療法(抗がん剤)で行きましょうとのこと。

 

◯2月2日

初回抗がん剤投与のため入院。

腕の血管が細く、注射では組織にダメージを与える可能性があるため右鎖骨辺りにCVポートの埋め込み手術を受ける。局所麻酔で1時間ほど。電気メスで肉の焦げる臭いがした。

 

◯2月3日

初回抗がん剤投与。

吐き気止め→アブラキサン→ゲムシタビンの順で点滴。

 

◯2月4日

特に目立った副作用もないため、朝早々に退院。

次回からは週1回は通院で投与。

 

◯2月10日

2回目の投与のため通院。

が、副作用で白血球数が大幅に減少、基準を下回っており感染症の危険があるため中止。

2回目は次週に持ち越し。

 

 

こう書いてみると、闘病生活っぽいが、自覚症状としては相変わらずの頻便くらいしかなく、淡々と日々を過ごしている。

 

今は脱毛に備えて帽子を物色中(^^)。

 

 

一区切り

昨日で4週間20回の陽子線治療が終了、来月5日に抗がん剤服用の2クール目が終わるので治療が一段落ついた感がある。これで手術・抗がん剤放射線とがん治療のフルコースを体験したわけだ。しかし、ゆっくりする間もなく激動の2015年も残り僅か。4月からの時の流れの何と早いことか。

治療の効果については来月中旬のMRIの結果待ち。

まあ、おろおろもあたふたもすることなく「神のみぞ知る」って心境で新年を迎えたいと思う。

皆様よいお年を。

実験台

今週から陽子線治療が始まった。
平日の午前通院で計20日間、今月30日までかかることになる。
治療時間そのものは実質30分程で大した負担ではないが毎日通うのは結構キツい。

これが照射室、UFO内部のよう。
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名古屋陽子線治療センター パンフレットより

この治療台に横たわりシェルと呼ばれる専用の器具で固定され、ピッピッという電子音に合わせて呼吸する。患部だけに確実に照射するためだ。


僕の場合は3方向から照射するため上の写真の円形の部分が回転、その度目が回る。
前回書いたようにこの治療、まだ保険適用外なので謂わば実験台である。

側から見たらまるで宇宙人に拉致され

↓これの逆
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Wikipediaより

徹底的に調べ上げられる人間か、これから人造人間に改造される者のようだろうな。

いっそ、ガンを撲滅した宇宙人が現れ完全に治してはくれないかと思う。



抗ガン剤と放射線と

抗ガン剤服用ワンクールが今日で終了。
効果の程は判らないが幸い副作用もほとんど無く、ほぼ普通の日常を送っている。
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12月からは放射線治療が始まる。先進医療の陽子線照射で保険適用外、目玉が飛び出る程の金額だったが、幸い加入していた医療保険で全額賄えるので受ける運びとなった。
ラッキーだったと言える結果になればいいが。
それにしても命も金で買う時代か。。。
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リンパ節転移

8月中旬から腫瘍マーカーの数値が徐々に上がっているというので、まずCTを撮ったが転移は見つからず。
続いて9月にはMRIを受けるも見つからなかった。
それでも主治医は懸念があるということで先日PET-CTを撮った。結果を今日聞いた。

膵臓の後ろ、脊椎の前に大動脈、大静脈が通っているのだが、その間に腫瘍らしきものが見られると。
リンパ節転移だ。まあ膵臓がんが発覚した時点で一筋縄では行かないだろうと覚悟はしていたが...

とりあえずは抗ガン剤の再開と放射線治療による、がん細胞の縮小、消滅を目指すことになる。
いよいよ本格的な闘いが始まるという実感が湧いてきた。かと思えばなんとなく他人事のような感じでいるので困ったものだ。


回数

今回は少し下世話な話。

 

僕が受けた〈膵頭十二指腸切除術〉では患部である膵臓の一部と十二指腸の全て、そして門脈という血管、それに密接している神経、それも腸の運動を司る神経を切除するので排便に支障をきたすことになる、ということは予め説明を受けていた。

しかしそれがこんなに長引くとは思っていなかった。

 

これが退院少し前から今日まで記録している回数の推移。

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こうしてグラフにしてみると日によって増減はあるものの殆ど改善が見られないことがわかる。

回数はともかく排便のタイミングが異常。食後30分で食べたものが原型のまま出てくる。感覚的には胃と大腸が直線になっている感じ。

 

主治医からは半年から一年で身体が順応するとは言われているが、はたして?