[寄稿]レームダックに陥った尹大統領の「外交への意欲」が不吉だ
この寄稿は、今回の総選挙後に事実上のレームダックに陥った尹政権(ユン・ソクヨル)大統領が、今後どのような政治的行動を取るのかについての一つの予想であり、警告だ。民主化後に初めて発生した、大統領任期の中・後半での極端な与党少数と野党多数の状況。この初となる構造のもとで尹大統領は、国会の統制外であるため事実上全権を行使できる外交と対北朝鮮の領域に集中する可能性が高い。重大でありながらも危険な外交的決定と事件を、政治的功績としていくつも打ち出すかもしれない。