Fallout 76 – すぐに影響を受ける奴(9)

Amazon Primeの実写ドラマを見て興味が出てきたので、同時期に配布されていた本作にも触れてみた。軽く一周するだけのつもりだったが、思いのほかメインシナリオが巨大で時間がかかった。熱心なファンほど理想や拘りがあるのだろうが、バニラ状態でFallout3.4.NVを遊んでいた私からすると、似たような感じで遊べて違和感は少なかった。当初は大分違ったようだが現在は過去作と近いゲームになっている。大きな違いは全ての行動に伴う微妙なラグ(0.2秒ほど)であるが、戦闘難易度が高いわけでもないため、神経質になるほどではないように思う。


◆気に入っているのはAmerica’s Playgroundのメインクエスト。訳アリ家族を手助けするシナリオだが、煽り選択肢と私の邪な行動により、とても修復できそうにないほど悲惨な結末となった。いや、しかし「これを選べば円満な解決となります」といったゲーム側から用意された選択肢をそのまま選んで、人様の家族仲をコントロールする方が傲慢で気持ち悪いのではないか?


◆ゲーム後半はかなり飽きが来ていた。アーマーに乗ってショットガンをぶっ放していただけなので実質DOOMと変わらない。MOPRGちっくなゲームジャンルを理解して急がず、のんびりとプレイした方が良いのだろう。

立場や居場所を作るべきか

76に限った話ではないが、Falloutの濃い物語を十二分に楽しむには立場や居場所が必要なのではないかという気がしてきた。放浪の身ではなく大なり小なりどこかの陣営に席を置き、世界の住人として振舞うという話だ。各陣営のリーダーに時おり手を貸すだけのプレイも気軽で心地よいものではあるが、これでは他のRPGと大差がなく味気ないように思う。

完璧には程遠い癖の強い陣営(共同体)であっても、その中で上手に立ち回っていくのがロールプレイを楽しむということなのかもしれない。過去に4の記事でイエスマンルート(無頼という意味)が欲しいと書いたことがあるが、これは都合の良いプレイを求めすぎていた。もう少し失敗やネガティブな気分を許容して、どこかに所属する方が製作者の想定した面白さを享受できるだろう。

Ghostwire: Tokyo – 大人にはわからんさ

昨年遊んだHi-Fi RUSHと同じ開発元という一点の繋がりのみでプレイ開始。結論から言えば探索及びサイドミッションが楽しいオープンワールドなゲームだった。メインストーリーはさておき、それ以外は渋谷の街を舞台に怪奇現象や妖怪を相手にするといった、特定のプレイヤーが歓喜するような作りとなっている。空を見上げれば天狗や一反木綿が飛んでいたり、人通りの少なそうな場所には塗壁や河童が当たり前のように居る空間だ。

そういった科学の力ではどうしようもできない奇怪な輩をなんとかする戦闘面も、印を結んだり、御札を投げたりとサービス満点。やや単調さはあるが、そういったノリが好きならば間違いなく楽しめるだろう。繰り返しになるが世界観にあった街づくりが非常に上手で、ビルの間や民家の屋根を飛び回り人々の魂を救済しながら(経験値稼ぎ)、都市伝説や昭和感あふれる小物を収集したりと、うろうろするのが楽しかった。プレイヤーの強化ではなく、興味が導火線になっている点で優れたオープンワールドだと判断している。般若が描かれたメインビジュアルから受ける印象とはかなり違っていて、ホラー色よりも懐かしい感じが強いので、般若に引きずられず興味あれば触ってみるといいだろう。


◆何かを浄化したり封印するときにはプレイヤー自身がマウス操作で印を結び、大げさな手の動作とやりすぎな視覚効果で場を盛り上げてくれる


◆全人類が憧れる動く人体模型に追われるというシチュエーション。タイミングよく訪れる稲光によって模型の無機質な表情にプレイヤーの視線が誘導される煽り付き

Metro Exodus Enhanced Edition – DLCクリア報告(6)

「2人の大佐」と「サムの物語」の二つをクリア。どちらも補足的な面が強く、本編を気に入ったプレイヤーに向けたお手本のようなDLC。聞いていた評判よりも出来をよく感じ、受動的なコンテンツとして気持ちよく消化できた。ボリューム不足を感じたプレイヤーにお薦めできる。

POSTAL 4: No Regerts – 難易度Hardで二週目(13)

今回はVer1.3.1をプレイ。初回はVer0.5.0で金曜日がようやく遊べるようになった程度の出来具合であった。パフォーマンス面は私のPCスペック向上もあるため一概には言えないが、かなり向上し安定性も上がっているようだ。それでもクリアまでに強制終了が三回ほど起こっているわけだが、こまめなセーブで対応できる範囲なのでシリーズファンならさほど気にならないとは思う。調教されすぎか?

アーリーアクセスから製品へと変わった手触りだが、相も変わらず悪食ゲーマーがギリギリ遊べる程度に留まったままだ。良くなった点は日本語対応とRick Hunter氏のボイス追加くらいだろう。新規のプレイヤーはかったるいだけの移動とミッションに対して、相当に波長が合わなければ楽しめない。むしろ、最新作だからといって手を付けるのではなく、Postal 2だけを触ってほしいとさえ願う。本作はほとんど擁護できる箇所がなく、駄作と言わざるを得ない。金と時間の無駄だ。2週遊んで確信した(遅


◆冗長だった犬猫集めや下水道のミッションは若干の手直しが入り、行き来が減り遊びやすくなっていた。記憶違いかもしれないが、仮想現実のミッションもお金を払うとスキップできるように緩和されたようだ。全体的にユーザーに歩み寄ってはいるようだが、大本がコレでは…


◆難易度Hardの終盤は敵の攻撃が激しく、行動の制限がキツイためアイテム探しの必要性がでてくる。民家に押し入り食べ物とヤクを探し回るタチの悪い強盗プレイはPostal2のようでなかなか楽しめた

サイト閉鎖のお知らせ(4年ぶり2度目)

当サイト「じゃじゃ馬の連続実験」は2025年4月に閉鎖します。長い間見てくれていた人にはとても感謝しています。理由は前回と変わっており、身軽に生きるための選択です。ここ数年間、断捨離を進めており身の回りの物を整えてきました。今回の閉鎖はその延長線上に当たります。サイト自体はサーバー上にレンタルしているため実在していませんが、いつの間にか想定していたよりも私の頭の負担となっていたからです。

今後の予定は決まっていませんが、現在不眠日記と化しているX(旧twitter)に遊んでいるゲームのスクリーンショットをぺたぺたと貼っていく簡易的な活動に切り替わるかもしれません。